本当は不安ですよ

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この旅のことを話すとき、多くの人が、すごいね、勇気あるねと言います。

別に旅に行くこと自体は誰かに認められてとか何かを勝ち取ってというわけではないので何もすごくはないのですが、やはり決断するには勇気が必要だったのは確かです。

一番大きな不安はやはり仕事を辞めて長いブランクを作ってしまうことです。

私は独り身ですので、帰国後も自分一人だけが食いつなぐことはどうにでもできるとは思っています。でも、情け無いことに今の待遇を捨てるのは惜しいと考えてしまう自分がいます。

今は本当に色々なことが充実していて楽しいことがたくさんあって、仕事も以前から希望していたことに近いことができていて、それでいて給料もプライベートの時間も十分満足できるものを得ていて、これを手放してしまったらもったいないって思う格好悪い自分がいます。

自分に自信があるからこういう決断ができるんだねなんて言ってくれる友人もいますが、自信なんてないです。帰国した後どうなってしまうんだろうっていう不安はどうしたってあります。

だったら行くの辞めればいいじゃんっていう意見もあると思います。それが一般的な考え方だと思いますし、バイク旅行をする意味や価値ってなんなのって考えたときに、結局は自己満足でしかないのですから。

でもきっと、今私の目の前にあるものは、目を奪われるものではあるかもしれませんが、心を奪われるほど恋い焦がれているのかと言われると、今の時点ではそうだと言えるものではありません。楽しいな、幸せだなって感じてこの生活を守りたいと思う一方で、満たされない気持ちがどこかにあるのです。

おそらくもっともっと人とうまく付き合うことができて、大切な人を見つけて結婚し子供を育てて行くようなことが私にできたなら、きっとそれは人生をかけて全うしたいかけがえのないものになるのでしょう。しかしながら私はそういうことがうまくできずに今まで来てしまいました。だからこそ、家庭を持ち家族を守る知人を見るにつけ、応援したくなるのです。

別に旅に出たところで自分の中で何かが変わるわけでもないでしょうし、過度な期待しているわけではないですが、バイクにまたがって世界を廻ってみようって思ったその日から、私にとってはそれが心を奪われるものになったのだと思います。

自分で動き始めたから今の幸せな毎日があります。だから、今回も勇気を出して動けば、動かなければ巡り会うことのなかった新しい毎日が始まることを期待して、進んでみようと思っています。

 

目を奪われるものが たくさんあるだろう。
しかし、心奪われるものだけを 追い求めなさい。

 

ネイティブアメリカンの教え

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