もっと冷静な判断を 続き

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7/4(木)東京出発26日目、ロシア18日目

ゲシノオゼルスクにて 前回の続き

前回、この田舎町で、雰囲気の悪い4人組に囲まれて逃げ道がなくなり、絶体絶命のピンチを迎えた私…。その後、一体どうなってしまったのでしょうか…?

その続きになります。

 

言葉がわからない振りをしてこのままやり過ごそうにも、コイツらの態度はどんどん強硬で暴力的なものになっていきます。

私の頭の中はいたって冷静だと、このときは思っていたのですが、実際はそうではなかったのでしょう。

逃げられないと思った私は、戦うことを想定し始めたのです。

これは本来なら絶対にしてはならない選択です。

私は武道を嗜んでいたとはいえ、それは何年も前の話。いえ、例え現役の選手であったとしてもやってはいけないのです。

常に一対一で、審判がいて、ルールがあって武器の使用も禁止されている武道の試合と、ルールの無い、相手が何を持っているかもわからない、ましてや一対一でも無いこの状況で戦うという選択肢は最悪の選択なのです。

しかも、はじめ!の合図で始まる武道の試合と違って、仕掛けるタイミングも決まって無いのです。一つ間違えれば一方的な加害者や被害者になりかねません。

ということを普段ならわかっているのに、このときは、冷静な判断ができなくなっていたのでしょう。

とにかく数的不利な状況を打開することから始めるとべきと、先ず、右斜め前にたっている最初に話しかけてきた小柄な男には右のヒジを、正面に立って何やら捲し立てて来ているサングラスの男には鼻に頭突きを、左前にいる背の高い男には頭部への打撃一撃で動きを封じるのは難しいと判断し、金的を蹴り上げることをイメージします。幸い、背の高い男は軽く両足を開いて立っています。

斜め後ろの小太りの男は数的状況が改善された段階で判断すれば良いと考えます。

もし、一撃で三人の動きを一時的にでも封じられなかった場合はバイクを置いて逃げることも想定します。

あからさまなファイティングポーズは相手を刺激するだけだと思い、先ずは右斜め前の小柄な男に良い角度でヒジを打ち込めるように軽く右足を後ろに引きました。この中の誰かが小突いたり掴もうとしてきたら開始の合図と決めています。

しかし、私が右足を引いた瞬間、ピリッと空気が変わったのが私自身にもわかりました。

何やら捲し立てて来ていたサングラスの男も一瞬黙ります。

これはもう戦闘は避けられないかと思った瞬間、小柄な男が顔を綻ばせ両手を広げて、いやいや、そんなつもりじゃ無いんだよというようなことを言います。

そして、そのまま再度笑顔で右手を差し出して来たのですが、腹の立っていた私はその手を払い除ける振りをして睨み続けます。

おい、なんだよブラザー(^_^;)みたいなことを言い、笑いながら私が泊まろうとしていたホテルを指差し、どうせお前はこのホテルに泊まるんだろ?わかってるんだからなみたいなことを言いながら4人とも同じ方向に去って行きました。

そんなことがあったので、もう私はこの町に泊まる気にはなれませんでした。

幸いにしてホテルの宿泊費も払っていなかったので、私はこのまま立ち去り、さてどうしたものかと悩んだ挙げ句、国境沿いの町も治安面で不安があったため、ウランウデに戻り、この日は少し高くても安心して眠れるホテルに宿泊することにしました。

ゲロをかけられたモトクロスパンツもあることだし、と思って贅沢してホテルのランドリーサービスを利用したところ、宿泊費よりも高い請求が来たことにびっくりしてフロントに確認に行ったけれども、フロントの方があまりにも美人だったため、別に貧乏じゃないから大丈夫だけれどもと強がってしまったのはご愛敬ですが…。

ここ数日、ゲロ事件に始まり、テントで雷豪雨、そして先ほどの事件、疲れることが続きました。はぁ~( ´Д`)

でも、今回は幸いにして戦闘にならずに済みましたが、もう少し冷静な判断ができるようにならないといけませんね(>_<)

今回は逃げられなかったとしても、大きな声を出して助けを求めるなど、ほかに選択肢はいくらでもあったはずです(;´д`)

また似たようなことがあったとき、今度はもっとリスクのより小さい選択ができるでしょうか…?

自信無いなぁ(;´д`)

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もっと冷静な判断を 続きへの2件のコメント

  1. アバター 具ラッシュ
    具ラッシュ コメント投稿者

    毎日楽しみにしています
    助けを求める時は
    「おちんちんー」
    ですね!

    • アバター hide
      hide コメント投稿者

      具ラッシュに反応していただき大変嬉しいです(o^O^o)
      確かに「ウンコ」と「ちんちん」は魔法の言葉ですからね!
      きっと私たちを助けてくれるはずです!