ここまででロシア編が一旦終了し、次回からはモンゴル編に突入いたします。
その前に、私が感じたロシアを総括したいと思います。

不安もありましたが、なんとか最初の国、ロシアを抜けました(o^O^o)
皆さんはロシアという国にはどのような印象をお持ちでしょうか?
恐ロシアなんて言って、怖いとか冷たいとか治安が良くないとかといった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
私もそうでした。行く前に「ロシア人は親切ですよ」なんて話も聞いてはいたのですが、やはり不案な面も多々ありました。
でも、蓋を開けてみればほとんどトラブルらしいトラブルも無く、たくさんの優しいロシア人にいっぱい助けられました(>_<)

【ロシア人】
強く優しく誇り高い民族です。体を鍛えている人が多く、体格が大きく一見怖そうに見えたりもするのですが、とても優しい方が多いです。
恐らく、強く優しくあれ!と教えられているのではないでしょうか?
そして、体格で劣るアジア人に対する偏見や差別は一切ありません。困っている人がいたら解決するまで一生懸命手伝ってくれます。その辺りに彼らの誇りの高さを感じます。
そして日本人に対する尊敬の念は強く、我々日本人には最大限の敬意を払ってくれているように感じます。
私も何度も、そこまでしていただかなくて大丈夫ですよと思うような助けをちょうだいしました。
自分の時間も労力もどんどん他者のために注ぎ込むのです。田舎の村にいる普通のご年配の女性ですら、言葉もわからない外国人に対してそうしてくれるのです。
【食事】
ロシアに渡る前は、ロシア料理は美味しくないよと聞いていました。
でも、私の印象としては全然悪く無いです。外で食べる料理はそこそこ美味しいと思いますよ(o^O^o)
特にボルシチなどのスープは美味しいです。

具だくさんで麺まで入ってて、お腹も膨れて、私のお気に入り料理でした
ただ、スーパーで買う惣菜類やインスタント食品はかなりひどいものもあります。私は全部食べられず、ごめんなさいしたこともありました(>_<)
あとは、コーヒーや紅茶には多量の砂糖が入れられるので注意が必要です。

下に澱んでるの、砂糖です(>_<)
「サハ、ニェット」と言えば砂糖を入れないでもらえますが、このブログにコメントくださったシンジさんによると「チェルヌイコフェ」でブラックコーヒーという意味らしいです。
なので、「チェルヌイチャイ」で砂糖無しの紅茶を飲めるのかな??
【物価】
食品や生活用品などイメージ的には日本の7~8割程度といった感じでしょうか?
品質を考えると決して安いとは思えませんが、高くはありません。
【治安】
私はほとんど危険な目に遭わなかった(一回チンピラには絡まれましたが、結局はそこまで危険な目に遭った訳では無いですし)ので、想像していたよりも全然良いのではないでしょうか?
ロシアは6月は夜9時過ぎまで明るいので、私は暗くなって以降外を出歩かなかったというのも大きいかもしれません。
ドミトリーでも、荷物を普通に置いておいても盗難なども一度もございませんでした。ただし、当然ですが貴重品の管理はきちんとするのは海外でなくても必要かと。

でも、最後までこういう建物が建ち並んだ町に入ってしまうと怖かったです。
ちなみに、私がロシアに行く前に言われたことは、10代後半から20代前半の若者で、特にお酒に酔っているような人には気を付けなさいということでした。
【道路】
幹線道路はほとんど舗装されています。今現在も至るところで工事が行われているのでこれからももっとどんどん良くなるのでしょうね。

ただし、一歩幹線道路を外れるとエグい未舗装路もあるので、そこは注意が必要です。
【夏の気候】
明け方や夕方以降は冷えることがあります。昼間は30℃以上まで上がることも普通にございますが、湿度が低いせいか、バイクで走っているとそれほど暑く感じないことが多いです。ただし、汗をかいた状態でバイクに乗ると非常に寒く感じることがあります。湿度が低いために、一気に汗が蒸発して体温を奪われるのだと思います。ただしこれは私が走った東側の地域、それもロシアの中では比較的南に位置する地域のみの話ですので、当然広大なロシアにおいては地域によって全く異なる気候になることは十分に考えられます。また、私が走った2019年6月という限られた年のお話でしかないことをご容赦ください。
【総評】
何を差し置いてもまず人がみんな優しかったです。
この旅において最初の国でしたが、旅が終わったときにどこの国が一番良かったですか?と聞かれて、ロシアと答えることも十分にあり得るのではないかと思っています。
ほとんど移動ばかりになってしまいましたが、将来いつの日か是非観光で訪れたいと思います。
特に今回は東側のみで、美しいと言われている西側には行かないので、モスクワやサンクトペテルブルクなどを訪ねてみたいです。
私たち日本人は西側(アメリカを始めとする欧米)の視点の影響を多く受けているので、ロシアなど東側諸国から見た歴史などにも触れてみたいと思います。
そして、いつかまたこのロシアを訪れたときも、今と同じように日本人が尊敬の対象と見ていただけるように、私自身もその一助となるように生きていきたいと思います。
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