味戸さんと話したこと

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7/10(水)東京出発32日目、モンゴル6日目

ゴビ砂漠のガイドの予定が7/14まで一杯のこと、7/11(金)に洋介さんからお誘いいただいてナーダム(年に一度のモンゴル最大の国民的お祭り)に行くことから、この日は1日味戸さんのゲストハウスでゆっくりすることにしました。

ここで少し味戸さんのことと味戸さんと話をしたことについてお話したいと思います。

味戸さんは大学卒業後、日本の大手自動車メーカーにご就職され、その中でもモータースポーツ部門でご活躍された方です。

メカニックとしてパリダカなどにもご参戦され、さらにはご自身もドライバーとしてご活躍されたそうです。

しかし、2000年代前半、日本経済の不況により、モータースポーツ部門の縮小がどのメーカーでも相次ぎ、それは味戸さんのご在籍されていた会社も例外ではなかったようです。そして、味戸さんにも別部門への移動の話が出たそうです。そこで味戸さんは別会社のモータースポーツ部門にご転職されるのですが、そこではイマイチしっくりきていなかったときにご友人からモンゴルでのメカニックのお話があり、さらには現在の奥様に当たる方(モンゴル人)が日本に留学されていて、仕事を通じて関わる機会があったそうです。

このような縁が重なり一念発起してモンゴルで今の事業を始められたということでした。

ご家族との時間を過ごされる味戸さん

味戸さんのようなスキルや実績をお持ちの方でも始めの頃は相当なご苦労があったようで、始めて数年経った頃には奥様に、もうこの事業は辞めて日本に戻ったら??と言われたこともあったとおっしゃっています。

でもそこは確かな腕を持つ味戸さん。口コミで色々な人にこのリラックスハウスとガレージが広まり、今では世界中のライダーやオートキャンパーが頼りに訪れる素敵な場所となりました。

この空間は味戸さんご自身で作られたそうです(o^O^o)

味戸さんは言います。

「お客さんの多くが日本人以外なので、もっと日本人も外に出てここに来てくれるようになると良いのになぁ(*´ω`*)

海外のライダーやオートキャンパーを見ていると、本当に人生を楽しんでいるなぁ。日本人ももっともっと楽しめば良いのにって(>人<;)」

私もこの旅を始めてまだ1ヶ月程度ですが、日本人の働き方も日本社会も日本人自体も相当特殊なものだとは感じます。でも、一方で日本にいればそれは特殊でもなんでもなくて当たり前のことなのです。

ですので、別に私は日本人の働き方も生き方も全然否定する気持ちはありません。海外の人たちがどうであろうと自分たちが居心地が良くて幸せであるならば、自分たちの生き方をすればいいのです。日本は世界に誇るインフラと快適さと清潔さを持っているのですから。

そして、未だに根強い年功序列と終身雇用。いつまで続くかわからないとも言われていますが、それでもそれは生活の安定と安心感を与えてくれています。

保守的な人が多いことは決して悪いことでは無いはずです。それが日本の社会の安定を支えているのですから。

最近の若い人たちは保守的で外に出たがらない、リスクを取りたがらないなんて言う人がいますが、日本の教育がそうなのですから、私からすればなんでそんなことを言えるのか不思議です。私も含めた大人たちが若い世代にそうさせているのに、それに対して文句を言う。挙句の果てには、実際に少しでも外れたことをする若者がいるとダメ出しをする。

反省すべきは若者ではなくて、私も含めた大人たちなはずです。

日本人の働き方も生き方も私個人は否定する気はあまりありません。ただ、もっと寛容な世の中であっても良いのではと思うだけです。人と少し違う人がいるだけで排除するような考え方が多く蔓延っているように感じる瞬間がありますが、少し外れたことをしている人や、違う考え方を持った人、先天的であれ後天的であれハンディキャップを持った人たちに対して、「確かにあなたは人とは少し違うかもしれませんね。でも、多かれ少なかれみんな違うものですから。」そう、多くの人が普通に言えるようになれれば偏見や差別も減るのになぁって思います。

一方で味戸さんに言われてすごく前向きになれたことがあります。

「旅をしていて、バイクが壊れたって、お金を取られたってそんなことはそこまで気にしなくて良いことだと思いますよ。体さえ元気でいること。それだけです。

体さえ元気であれば、何があっても大丈夫です。最悪日本に帰ってやり直せば良いんですから(*´ω`*)」

その話を聞いて、この1ヶ月ずぅっと緊張しっぱなしだった毎日が、今は肩の力が抜けてすごく楽になれました。

体さえ元気であれば…、いえ、気持ちさえ元気であれば人は生きていけるのです。

のんびりとゆっくりと過ごせた時間。
この窓から眺めた景色もいつか大切な思い出となることかと思います
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