粕谷さん in トラブル

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東京出発62日目、カザフスタン7日目、カラガンダ~バラカシ 走行距離287km

カラガンダからバラカシ

今回はこのブログの人気キャラクター粕谷さんについてのお話です。

水掛方式を伝授(o^O^o)

私がホテルの従業員に鼻の下を伸ばしていたその日の夜、洋介さんのスマホに粕谷さんから通話が来たのです。

洋介さんは、「先を行く粕谷さんから情報を得てやろうと思って」なんて照れ隠しのようなことを言いますが、実際はなんだかんだで粕谷さんのことを気にかけていて定期的にメッセンジャーに連絡を入れているようです。

実は粕谷さんのオートバイがこの中央アジアの悪路でかなりのダメージを受けていたようです。

粕谷さんの乗るオートバイはスズキのDRZ400。私はこの旅のためにオートバイを探していた時に実はこのバイクも良いなと思っていたのです。ただ古いバイクなので状態の良いものを探すのは難しそうで、もし買ったところでバイク初心者の私には色々直して乗るなんて芸当は難しいだろうと思い諦めたバイクです。

排気量も400ccとそれなりに大きく、車重も130kgとテネレの210kgと比べて80kgも軽いのです。

元スズキのエンジニアである粕谷さんはこのバイクに17年間も乗り続けている本当の意味での愛車なのだと思います。

その粕谷さんの愛車であるスズキDRZ400がカザフスタンの悪路でリアサスペンションが破壊されてしまったようで、カザフスタンの大都市アルマトイで修理をしたそうです。リアサスペンションが壊れてしまったことはかなりショックだったらしいのですが、アルマトイの工場の技術力が予想外に大変高く、スズキのエンジニアであった粕谷さんでも驚くレベルだったようです。

あ、オチンチンのところにケチャップこぼしちゃった(>_<)恥ずかしい(*/□\*)

アルマトイで修理をし、そこからさらに進みパミールハイウェイの入り口と言われているキルギスタンのオシュに到着した粕谷さんはオートバイの洗車をしたときにフレームに亀裂が入っているのを見つけたとのことでした。これ自体は溶接すればなんとかなることのようですが、場所が場所だけにきちんとした溶接をしてくれるところを見つけられるかどうかを心配している様子でした。

洋介さんは粕谷さんがロシアで転倒したことを知っていたのにちょっとイジワルして「粕谷さんは転んだりはしてないのですか?」と聞いていました。すると粕谷さんは「転んだりしないよ。だって私運転うまいもん」という返事だったそうです。

さらにイジワルして「ロシアで転んだときの怪我は大丈夫ですか?」と聞くと、慌てて「う…、うん、あれは道路工事で油があってフロント取られて…云々かんぬん…」と一生懸命言い訳をしていたそうです。

やっぱり粕谷さんは愛すべき人ですね。

洋介さんが気を利かせてくれて、私と代わると言ってくれたのですが、私は「今、手が離せない」と冗談で言ったら全て聞こえていたらしくて「手が離せないなら良いよ」と電話口で言っているのが聞こえてきました。

「やっぱり大丈夫ですよ」と言い、洋介さんからスマホを受け取るとそこにはあの懐かしい、ちょっと上から目線で人を小馬鹿にしたような物言いの粕谷さんの声が聞こえてきました。

洋介さんにも説明したであろうバイクの故障の話をまた同じように一生懸命話してきます。

フェリーの中で一緒だったニュージーランド人のアンディがYAMAHAのWRで骨の道を目指すと言っているのを聞いた大澤さんが、「あの三角木馬と言われるWRで骨の道になんて行ったらケツが痛くなって仕方無いんじゃないですか?」と言ったときに、粕谷さんが「バイクは立って乗るものだから関係無い」と言ったのを思い出し、「粕谷さんケツ痛くなってないですか?」と聞くと「私は半分くらいは立って乗ってるから大丈夫」と返事をしました。

私が「そうですよね。バイクは立って乗るものですからね」と言うと「うん。バイクは立って乗るもの」と少し恥ずかしそうに言った粕谷さんは少し可愛かったです。きっと「バイクは立って乗るもの」は言い過ぎたと反省していたのでしょう。

粕谷さんはフェリーの中でもずっとパミールハイウェイへの思いを語っていました。今回はパミールハイウェイに行くことが何よりも楽しみだと。

直前になって様々なトラブルに見舞われてしまったようですが、とにかく無事に、そして粕谷さんにとって大変すばらしい旅路になることを願っています。

オシュにいる粕谷さんは、いよいよパミールハイウェイに行くのですね。

御歳65歳。この男の夢の舞台への挑戦の物語が今始まろうとしています。

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