勇気をくれるのはいつでも優しい人たち

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8/16(金)東京出発69日目、キルギスタン2日目、ビシュケク

さくらゲストハウスで同室になった方たちにお世話になり、私はこの日このままキルギスタンの南に位置する、パミールハイウェイの入り口と呼ばれるオシュを目指す予定でした。

というのも私はキルギスタンについてほとんど事前情報を持たずにいたため、他を目指す当てがなかったためです。

本当はキルギスタンの東側に位置するイシシクル湖にでも行こうかと思ったのですが、同室でしたケイスケさんにイシシクル湖はリゾートビーチって感じですねという話を聞いていたので行くのをやめたのです。

私の隣がケイスケさん。
イシシクル湖に行く途中で乗ってたタクシーが事故って骨折したという不運…(;´д`)

朝食をテラスで取っていると、一人の欧米系のご年配の男性が席を探している様子でしたので、私の前の席へどうぞと促し、少しテーブルが汚れていたので払って差し上げました。

その男性はその対応にえらく感心してくれたようで、私にたくさんの話をしてくださいました。

この男性はフランス人で名前はレジスさん。

キルギスタンに来たならイシシクル湖では無くて、ソンクル湖に行くべきだと教えてくれます。

道はダートが続くけれど、きっとオートバイで行けなくないはずと。

本当に美しい景色と優しい現地の人たちに会えるよと楽しそうに話します。

地図を持っていないかと聞かれたので持参してきた中央アジアの地図を部屋から持ってくると、いくつかの町の名前を上げて、この道から行くと良いと教えてくれます。スマホの地図アプリだと拡大しないと出てこない道なので、この話を聞いていなければまず行こうとは思わなかったところです。

天気を調べるとこの日出発するよりも次の日に出発した方が良さそうでした。

オシュでやろうと思っていたエンジンオイルの交換をこの日やってしまっても良いかと思い、予定を変更して、この日もう1日このビシュケクに滞在することにしました。

そして、この決断がもう一つの素敵な幸運をもたらすことになるのです。

レジスさんに写真を撮っても良いかと訪ねると、寝起きでヘアスタイルがきまってないので今はやめてくれと言われます。

夕方またいろいろ話そうじゃないか。写真はそのときに一緒に撮ろうと言ってくださいました。

予定を変更したので午前中ゆっくりして、お昼にエンジンオイルの交換に街にオートバイで出掛けました。やはりどこの国も都市部の渋滞はひどく、またオートバイを取り扱ってあるお店を探すのは難儀しましたが、無事にエンジンオイルの交換をしてさくらゲストハウスに戻りました。

ゲストハウスに戻ると中央の少し高くなっているテーブル席に数人の日本人が談笑していて、私も多少混ぜて欲しい気もしたのですが、若者たちの集いにオジサンが割り込んで空気を壊すのも申し訳なく思いどうしようかななんて思っていると、レジスさんがタバコを吸っているのを見つけます。

向こうもこちらに気づいたようでしたので話しかけに行きます。

すると奥様のウタさんを紹介してくださり、ヒデはヨーロッパにはいつ来るんだ?フランスにくる際には家に遊びにおいでと言ってくださいます。

今のペースですとフランスには11月くらいになってしまいそうだと言うと、その時期は寒くて雪も降り始めるのでレジスさんの家の方をオートバイで走るのは難しそうだと言い残念そうでしたが、フランスの電話番号をくださり(レジスさんご夫妻はスマホは不得意のようでした)、「ヒデ」と言ってくれれば絶対に忘れないから近くに来たら必ず連絡くれと言ってくださいました。

ウタさんもとても優しく私にたくさんの質問をしてくれます。中国には何度も行ったことはあるけど日本には行ったことがないから近いうちに行きたいという話もされていました。

レジスさん、ウタさんと3人で\(^_^)/

部屋に戻ると同室の方々はそれぞれやることがあったようなので私は一人早目の夕食を取りに出掛け、戻って来ると日本人の集いはさらに楽しそうに盛り上がっていました。

仲間に入りたいなぁどうしようかなぁなんて思って、よし取り敢えず近くのお店でビールでも買ってきてそれから決めようとヘタレな私は思うのです。

ビールを買いに近くのお店に行くと、この日二人でどこかのツアーに出掛けていた同室のケイスケさんとトシさんも買い物をしていました。

買い物を済ませてゲストハウスに戻る私たち。よし、ビールも買ったし今度はあの日本人たちの仲間に入れてもらおうと気合いを入れます。

そう思うとテンションがおかしくなっていた私はくだらないことをケイスケさんとトシさんに話始めます。

「カザフスタンの通貨の単位は『テンゲ』ですけど、どう聞いても『ティンゲ』にしか聞こえないんですよね。限りなく『チ』に近い『ティ』。だから10ティンゲとか言われると抜いてやろうかと毎回思ってたんですよね。」

ケイスケさんもトシさんも「そうですか」とだけ返事をくれました。

ゲストハウスに戻るとまだ日本人の集いは続いていたので、ビールを持ってさりげなく「お邪魔します」と言って端っこに座ります。

空気を壊してしまうようなら黙ってビールだけ飲んで立ち去ろうという作戦です。

しかし予想に反して皆さん優しく迎え入れてくださいました。

既にこのさくらゲストハウスに3ヶ月ほど滞在されているという鈴木さんがキルギスで馬を買ってそれに乗って旅行しているという人のブログの話をしています。

相づちの入れ方がスゴくうまくて、ご自身がしゃべらなくてもその場を楽しくしてくれる清水さんが、私にブログとかで旅の様子は発信していないのかと話を振ってくれます。

少しビールの入った私は酔っぱらい始めていたので悪い癖でしゃべり過ぎてしまいます。

しかし私のブログの話でやはり粕谷さんの水掛方式はここでも皆さんの興味を引いたらしく、隣に座っていた元気で明るいかわいらしい女性であるサチさんが、「うんちを紙で拭くなんて刷り込んで引き伸ばしているだけで不潔だ」という粕谷さんの名言を、メモするからもう一回言ってと言ってくるほどでした。

ここにいるメンバーはとても若い人たちだろうと思っていたので年齢を訪ねてみると、ゲストハウスの重鎮鈴木さんは32歳、場を盛り上げるのが上手な清水さんは36歳、サチさんに至っては20代後半くらいかと思っていたら40歳過ぎているということでしたので驚きでした。

清水さんとサチさんは会社のお盆休みを利用しての短期の旅行だということですが、中央アジアとかいろいろな国を旅行される方たちは若々しいんだなと感心します。

この他にこの場にいたのは名前を伺うのを忘れてしまったのですが、今年26歳になるという今まではアジアを中心にバックパッカーとして旅をしていて、これから秋口にかけてヨーロッパに行こうと思っているという大変美人で可愛らしい素敵な女性の方と、イタリアを自転車で縦断しようと計画しているという21歳のイケメンの男の子でした。

後半もう一人、既にかなり長い間世界中を旅していて、このさくらゲストハウスにも一月ほど滞在しているという加納さんという方ともお話する機会がありました。

皆さん本当に優しくて、洋介さん、アシム、ブライアンと別れて心細くなっている私に勇気をくれました。

皆さんと過ごした時間がヘタレな私にたくさんの勇気をくれました(>_<)
心からありがとう

この日、1日滞在を延長してレジスさんと仲良くなれて、他のたくさんの日本人とも知り合えてまた前を向く力をもらえました。

ひとつだけ。日本人の皆さんはオートバイで世界を回ろうとしている私を大変強いブレイブハートの持ち主と勘違いされてしまったかもしれませんが、もっときちんと私はとんだチキン野郎だということを伝えないといけなかったですね…(;´д`)

でも、もしこのブログを読んでくだされば、私のヘタレっぷりは伝わって行くと思うのでそんな心配も必要ないかもしれませんが┐(‘~`;)┌

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