8/20(火)東京出発73日目、キルギスタン6日 オシュ
もともとこのオシュには2泊する予定でした。
このオシュはパミールハイウェイの入り口と言われていて、ここを出発するということはパミールハイウェイへ行くことを意味します。
ここまで来たにも関わらず私はパミールハイウェイの情報を何も集めていなかったのです。
ですのでこの1日でパミールハイウェイの情報を集めようとしていたのです。
しかし、この日の前まで3日間ずっと一日中未舗装路を走ってきた私はかなり疲労が溜まっていたようです。
この旅初めての寝坊をします。宿の方に8時に朝食を取れるようにお願いしていたのですが、8時を過ぎても食堂に来ない私を呼びに来るまで私はぐっすり眠っていたのです。
慌てて飛び起きて朝食を取ったものの眠気がおさまりません。眠いまま何かをしても非効率だと思いこのまま再度眠ることに決めました。
すると目覚めたのは午後です。この旅でこんなことは今までなかったので、相当疲れが溜まっていたのだと思います。
それでも起き上がりパミールハイウェイの情報をインターネットで集め始めました。
すると予想以上に過酷な記事がたくさん出てきました。

うーん。世界中のチャリダーやバイカーの聖地と言われていて、たくさんの人が通っている道なのでそこまで大変ではないとナメていました。
ヘタレな私は正直この時点で一人でパミールハイウェイに行くことに怖じ気づき始めてしまうのです。
現実逃避をしようと思い外に出てみると宿のおばちゃんがホースで水撒きをしています。
確か粕谷さんはオシュで洗車していてフレームに亀裂が入っていることに気付いたと言っていたことを思い出しました。
おばちゃんにこのホースを借りて洗車をしても良いかと聞くと、快く良いよと言ってくれたので、洗剤とスポンジなどを街に買いに出掛けました。
この時点で夕方になっていたため、1日滞在を伸ばすことにして、洗車は次の日にしようと決めるのでした。
そしてこの決断が私の運命に大きく影響を与える出会いを与えてくれたのでした。
夕食を済ませて宿に戻ると私のオートバイの隣に一台の別のオートバイが泊まっていました。
そのオートバイにはバイクカバーがかけられていたのでどの車種のバイクかはわからなかったのですが、サイズ的にアドベンチャーバイクであることは間違いないということはわかりました。
どの部屋に泊まっているかはわからなかったので諦めて、明日洗車していれば話をする機会もあるだろうと期待し、この日はそのまま就寝することにしました。
そしてここでの出会いが私の旅に大きなインパクトを与えてくれることとなるのです。
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