運命の出会い

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8/21(水)東京出発74日目、キルギスタン7日目 オシュ

この日は朝食を済ませると宿のおばちゃんに許可を取って洗車を始めます。

また洗車してピカピカのテネレさん

昨晩はカバーがかけられていて車種がわからなかった隣の大きなバイクのカバーが外されていて、それがホンダのアフリカツインでナンバーからロシア人のものであることがわかりました。

洗車をしていればこの持ち主に出会えるかとも思っていたのですが、洗車が終わっても出てくる気配がありません。

今日はゆっくりして明日の出発かな?そうしたらもしかしたら一緒にパミールハイウェイに行くことができるかもなんて淡い期待をしていると、プロテクターを纏った女性が宿から出てきました。

まさかこの女性がこの大きなアフリカツインの持ち主か?と思い、「英語は話せますか?」と思いきって声をかけてみました。

すると「もちろんよ」という返事です。ロシア人なので英語は話せないかと思っていたら全くそんなことはなく、むしろ私より全然流暢な英語で「英語は話せますか?」と聞いたことが恥ずかしくなってしまいます。

「これからパミールハイウェイに行くの?」と聞くと、「ええ、そうよ」との返事です。

さすがに私はこの日の出発は今さら難しいので少し残念に思ったのですが、それでもこれからパミールハイウェイに行くということだったので何かしら私の知らない情報を持っているかもと思い、パミールハイウェイについての情報をくれないか?とお願いしてみます。

すると、「私のボーイフレンドが運転手だから、彼がいろいろ知ってると思うわ。もう少ししたら来るからちょっと待ってて」という返事でした。

なるほど、さすがにこの大きなバイクを彼女が運転するのは大変だろうと納得し、むしろタンデムでパミールハイウェイに行こうとしているとこのカップルに大きな興味を持つのでした。

するとすぐに彼氏の方も現れたので早速パミールハイウェイについて知っていることを聞きました。

この彼が持っていた情報はほとんど私が持っていたものと大差はなかったのですが、出発時間がこれほど遅くなって来ているにも関わらず、一生懸命私に情報を伝えてくれます。

本当にロシア人は優しくて素敵な人が多いと思います。

彼は私が日本人のバイク乗りということで、オートバイのことなら何でも知っているのではないかと思っているようでいろいろと質問をしてくれるのですが、ズブの素人の私に答えられることなどあまりなく大変申し訳なかったです。

でも、彼は言いました。

彼の友人に日本人がいるようなのですが、その日本人もアフリカツインを所有しているけれど、日本で街中でしか乗ったことがないと言っているそうです。

「日本じゃ走るところもなくて可愛そうだよな。アフリカツインなんか持っててもそれじゃこれが良いバイクなのかどうかなんてわかりようがないもんな。その点ロシアに生れた俺たちはいろいろなところを走れて幸せだよ。でも、それでも日本人はこんなの作っちゃうんだから本当にスゴいな」と言います。

この男性の名前はダニエル、そして彼女の名前はアルティナ。

宿のおばちゃんにお願いして一緒に記念撮影をしてもらいます。

ダニエル、アルティナと一緒に。
また一つ宝物が増えました

そしてそのままパミールハイウェイに向けて出発していった彼ら。

このときの出会いが私にこの先かけがえのない思い出をくれるとは夢にも思わず、二人の後ろ姿を見送るのでした。

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