いざ、パミールハイウェイへ

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8/23(金) 東京出発77日目、キルギスタン8日目、タジキスタン1日目 サリタシュ~ムルガブ 走行距離243km

サリタシュからムルガブ

朝目を覚まして外に出てみると、さすがは標高3,000mを越えるサリタシュです。

ヒンヤリと冷え込んでいますが、昨日の夕方まで雲がかっていたパミールの山々は見事に晴れ渡っていました。

晴れ渡って、見事なパミールの山々がサリタシュの町の向こう側に見えます\(^_^)/

朝食を済ませると遂にずっと夢見ていたパミールハイウェイへ出発です\(^_^)/

朝8時に出発しましたがまだまだ寒いです。

しばらく綺麗な走りやすい舗装路が続いていたのですが、すぐに未舗装路になります。

キルギスタンの国境までの道がいまいちわからないのか、マイケルが「ヒデ、先に行ってくれ」と言います。

そこから10kmほど走ると小さな建物があり、これが国境??って思ってしまうほど小さな小さな国境に到着します。

「マイケル、ここが国境みたいだね。」そう言って振り返りますが、マイケルの姿が見えません。

まさかどこかで転倒でもした??でも未舗装路とはいえ転倒するような場所は無かったし…。

するとしばらくしてマイケルがやって来ました。

やっぱりバイクの調子がおかしいと言います。

とりあえず国境で手続きだけ済ませると、その場で昨日したように先代テネレのタンクを外して中を確認します。

キルギスタンの国境でバイクをばらします( ̄□ ̄;)!!

再度ばらして組み立て直すと昨日と同じように元気にエンジンも回ったので再度出発しました。

ここから約25kmはキルギスタンとタジキスタンの干渉地帯でどちらの国でもありません。

どんどん山道を登って行きます

タジキスタン側の国境は標高4,280m にもなるのでさらにどんどん登って行きます。

更に登って行きます\(^_^)/
マイケルのガーミンで確認すると、そろそろ標高4,000mです(>_<)

しかしマイケルのバイクの調子がやっぱりおかしいです。

そして、遂に止まってしまいました。

ここで再度タンクを外してもう一度キャブレターの掃除をしてみますが良くなりません。

すると後ろから三菱の四駆自動車がやって来ました。

停まって降りてきてくれ大丈夫か?と聞いてくれます。

すごく笑顔が素敵なドイツ人カップルのツーリストでした。

マイケルが「どうにもイカン」と言うと、ドイツ人カップルの女性の方が「こんな場所では修理もままならないでしょ。私たちが車で引っ張ってあげるからとにかく頑張ってタジキスタンの国境まで行かない?」と提案してくれます。

それはありがたいということで、ドイツ人カップルが車からロープを出してくれ、先代テネレのタンクガードにくくりつけます。

オートバイを車で引っ張る作戦です(>_<)

マイケルがオートバイに跨がり「引っ張って大丈夫だ!」と言ってドイツ人カップルが車を出発させますが、何も進まないまま、バキッという音と共にタンクガードが接合部から折れてしまいました。

もうどうすることも出来ないということで、ドイツ人カップルにお礼を言って先に行ってもらうことにしました。

先に行ってくれたドイツ人カップルは本当に優しくて、出発した後も再度すぐに戻って来てくれて、「ここから800mくらい先に集落を見つけたから、頑張ってそこまで行けない?」と伝えに来てくれました。

ただ、たった800mでも厳しそうだということで、その場で修理を続けることにしました。

するとまたしばらくすると、今度は昨日出発した日本人大学生チャリダーがやって来ました。

昨日出発した日本の若きチャリダーたち!

途中追い抜いていたことは認識していました。

マイケルが外したいネジが私たちが持っているドライバーで合うものが無かったので、彼らに持っていないかと尋ねると、持っている工具を見せてくれたのですが、合うものはありませんでした。

寒いなか心配そうに様子を見ていてくれたのですが、さすがに申し訳ないので先に行ってもらいました。

時間ばかりが経ち、復旧の目処が立ちません。

私としてはここは開けた場所なので最悪この日はここでキャンプでも構わないという覚悟はありましたが、かといってバイクが直らないからといって何日もここにいるわけにもいきません。

うーん。どうなるんだろうかと思っていると今度はホンダアフリカツインがやって来ました。

私が「あ、アフリカツインがやって来る」と言い「あれ?タンデムだ。あれあれあれ??もしかしてあれはダニエルとアルティナじゃないか!?」と言うと、マイケルが「なんだ??知り合いか?」と聞きます。

「うん。オシュのゲストハウスで一緒だった。でも私より1日早く出発して、その日のうちにムルガブを目指すって言ってたからだいぶ先に行ってるはずだけど…。」

でも、知っている人が来たことで嬉しくてつい「おーい!」と両手を上げて笑顔で呼び止めてしまいました。

二人も手を上げてくれて停車してくれました。

ダニエルとアルティナだ\(^_^)/!!

「もうずっと先に行ってるもんだと思ってたよ」と言うと、「実はここ走るの3回目なんだよ。出発したあの日、キルギスタンの国境を越えてこの辺りまで来てフロントタイヤがパンクしてさ、サリタシュに戻ったんだ。でパンクを直して昨日もう一回ここに来たんだけど、ちゃんと直ってなくてまたパンクしちゃったんだよ。で、また今日再チャレンジさ。」とダニエルが教えてくれます。

そして「ところでどうしたの?」とダニエルが聞いてくれます。

アクセルを回してもエンジンにパワーが伝わらないとマイケルが説明します。

するとダニエルが「それってキャブレターの問題じゃなくて、エアフィルタが目詰まりしてるんじゃない?エアフィルタはいつ変えたか覚えてる?」と聞きます。

マイケルは「いつ変えたかなぁ、ちょっと思い出せない。でも代えなんて無いぜ」と言います。

「うーん。本当にただの応急処置にはなってしまうけど、今のエアフィルタを外して、靴下で代用できなくは無いと思う。やってみる価値はあるんじゃない?」とダニエルが提案します。

実際にエアフィルタを外して靴下を切った物を着けてみると、見事にエンジンが更け上がりました\(^_^)/

靴下をエアフィルタ代わりにするという画期的な応急処置( ̄□ ̄;)!!

四人でハイタッチをして、よし!一緒に行こうということになりました。

そして期せずしてこのあと、私の人生においてかけがえのない時間が待っていたのです。

続く

 

 

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