9/1(日)東京出発86日目、タジキスタン10日目 ドゥシャンベ
8/31(土)は宿でイランビザの申請をしていました。トルクメニスタンビザを取得するにはトルクメニスタン通過後に入る国のビザが必要で、私はイランに入国するためにタジキスタンを通過したいと思っていたので、当然イランビザを取得します。
同じ宿に泊まっていたアナとマーティンというスイス人チャリダーの二人が私にすごく優しくしてくれます。

彼らもパミールハイウェイを自転車で走った後にこのドゥシャンベに来ていて、これからウズベキスタンを通過してトルクメニスタンとイランに行くそうです。すでに彼らはイランビザを取得済みで、トルクメニスタンビザも申請済みということで、私にいろいろと教えてくれます。
彼らはチャリダーではありますが、自国スイスではオートバイに乗っているそうです。彼らも日本車が大好きです。
朝食の時にドイツ人と一緒に話をしていたにも関わらず、車もオートバイもドイツのものよりも日本車の方がずっと良いと平気で言っていました。
私もオンラインでイランビザを申請したので、ここからはただ単にビザがおりるのを待つだけというだけの非常に退屈な時間が待っていました。
9/1(日)の朝に、ドゥシャンベから車で30分ほど行ったところに遺跡があり、二人は今からそこに行くから、もしやることがないなら一緒に行こうと誘ってくれました。
この遺跡がなんなのかもわからず(シルクロードのちょうど中心と言っていました)、そこが場所的にもどこなのかもわからずに単に付いていった私はなんと愚か者なのでしょうか?

アナが、ここはシルクロードの丁度中間地点だった場所よと教えてはくれましたが…
でも彼らの優しさには本当に心からの感謝です。
そして実はもう一つ、前日(8/31)の夜に嬉しい連絡が私のところに来ていたのです。
なんとダニエルとアルティナからです(この二人とのやりとりの時はアルティナが窓口になってくれます)。
アルティナ:「ヒデ、今どこにいるの?」
私:「ドゥシャンベだよ」
アルティナ:「私たちも今日(8/31)ドゥシャンベに着いたところよ。明後日(9/2)出発予定だから明日一日はドゥシャンベにいるわ。ところでマイケルとアントニオはだいぶお腹の調子が悪いみたい。ヒデは大丈夫?薬持ってたりする?」
私:「俺は大丈夫だよ。ごめん。お腹の薬は持っていないなぁ。」
アルティナ:「大丈夫なら良かったわ。マイケルとアントニオはお腹の薬持ってるわよ。ヒデが薬持っていないなら持って行ってあげるって意味で言ったの。でも大丈夫なら良かった」
このようにダニエルとアルティナはいつも私のことを気にかけてくれます。本当になんてお礼を言ったらいいのやら。
私:「ありがとう。元気だから大丈夫だよ。ところで今ドゥシャンベにいるなら明日(9/1)の夜ご飯みんなで一緒に食べようよ。マイケルとアントニオもいるしさ」
アルティナ:「もちろん」
ということでこの日(9/1)はみんなで夕飯を取る予定でした。
しかし、ダニエルのアフリカツインが急なトラブルのため修理をするということでこの二人は夜ご飯に参加できませんでした。
そしてマイケルとアントニオはお腹の調子が悪いということで夜ご飯はほとんどスープだけで済ませるというなんともお粗末なディナーにはなってしまいました。
しかし、しばらくビザ取得のためにここドゥシャンベに滞在する私とは違って、この二人はオートバイと体の調子次第で次の日にでもドゥシャンベを離れる状態です。
その前に二人と会ってきちんとお別れを伝えることができて良かったです。

そしてダニエルとアルティナは明日(9/2)ドゥシャンベを出発するということで、さらにこの日も二人には会うことができなかったので、明日の朝見送りに行くよと言うと、2人が滞在している宿を教えてくれました。
今度はきちんと二人にお別れを伝えられるということが私にとってはとても嬉しいことでした。
明日の朝、私は私の大切な大切な友人にきちんとさよならを伝えます。彼らが無事にモスクワまで帰り、そしてまたいつの日か会えることを楽しみにして。
このギャラリーは、3 枚の画像があります 写真 他