どうも私はこの国とは相性が良くないようです

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9/9(月)東京出発93日目、ウズベキスタン4日目 ブハラ~ヌクス 走行距離546km

ブハラから西に向かって次に大きな街となるとヌクスになります。ヌクスまでの距離は500kmを超えるビッグトリップになるため、体調が芳しくない中この距離を走り切るのは大変だという思いもあったのでブハラの滞在を1日伸ばしたというのもありました。

ここウズベキスタンでは出国時に宿泊施設に発行してもらうレジストレーション(滞在証明書)も必要となり、おいそれと野宿をすることもできません。

そしてここウズベキスタンでは先日も少しお話したようにガソリンを入手するのも困難であり、それも一つオートバイで走るにはストレスになるのです。

500km以上のビッグトリップではあったのですが、途中砂漠の中のハイウェイを走っているときはまっすぐの綺麗な舗装路がずっと続くためそれほど大変ではありませんでした。

ブハラから西は本当に何も無い無人の砂漠です。現在は綺麗な舗装路が敷かれているため走るのは困難ではないですが、この道が作られる前はトラックドライバーなどは本当に大変だったと思います。

ブハラから400kmほど走ったところでベルニーという小さな町があり、ガスステーションが幾つかありました。少しでも大きなガスステーションであれば90以上のオクタン価のガソリンを手に入れらるのではないかと思い町を少し走ります。

するとちょうど反対方向からBMW GS1200に乗ったライダーがやってくるのが見えました。お互いに手を上げて同じガスステーションに入りました。

彼はロシア人で名前はアントン。私が90以上のオクタン価のガソリンが欲しいんだと言うと、アントンも同じだと言います。

アントン
ロシア語でガススタンドの人にいろいろと聞いてくれます

彼がロシア語でお店の人に聞くと、ここにはなんとオクタン価95のガソリンが売っているというのです。こんなラッキーなことはなかなかありません。

アントンが「さぁ、あなたが先に入れなさい」と言ってくれます。「お店の人に確認してくれたのはあなたなのだから、あなたが先ですよ」と言っても頑として譲りません。

やっぱりロシア人は本当に優しいです。お言葉に甘えて先に入れさせてもらうことにしました。

このアントン、実はトヨタ関係の仕事で日本には2回ほど行ったことがあると言っていました。例に漏れずものすごい親日家のようです。

そして、私がこれから進むヌクスより先の道については十分に注意するようにアドバイスをくれます。

ヌクスから先カザフスタンの国境を超えるまではここまでと同じように全く人も住んでいない砂漠が400kmに渡って続き、ガソリンも450km以上入れることができないこと、国境手前の100kmほどは大変道が悪いので注意して進むようにとのことでした。

とりあえずこの日は150kmほど先のヌクスを目指すのですが、連日500kmオーバーのビッグトリップは大変なので、ヌクスでも2泊することとし一日休養を挟むことにしました。

アントンにお礼を言ってヌクスの街を目指します。

ヌクスの街に到着してつくづく感じます。このウズベキスタンという国は本当に街並みが綺麗です。

街並みは本当に美しいです

宿に到着し、荷物を部屋に運んで落ち着いたら夕食を食べに行くことにしました。

この綺麗な街を歩いていると食堂らしきものを見つけ少し様子を見ていると、中から少しご年配の女性が出てきて手招きしています。ただ全く言葉が通じません。

するともう一人若い男性が出てきて、英語で話しかけてくれます。そして通訳を買って出てくれました。

話によると彼は18歳の学生で学校では英語を学んでいるということでした。そして日本が大好きとのことでした。サムライ、サクラ、日本刀が大好きだからいつか日本に行ってみたいんだ、というかあなたのようにいつか私も世界中を旅してたくさんの人に会って、たくさんの文化に触れたいんだと目を輝かせて話をしてきます。

しかしここでも最後に残念なことがありました。せっかく仲良くなれたかなと思ったのですが、突然彼はこんな話をし始めたのです。

「私のお母さんが病気なんです。困っています。お金を貸してくれませんか?」

あのぉ、なぜ初対面の私があなたにお金を貸してくれるなんて思えるのでしょうか?しかもそんなベタな話…。話がベタ過ぎて思わず笑いそうになっちゃいましたよ。

そうですか、それは大変ですね。私はおもむろに財布から旅のステッカーを取り出すと彼にそれを渡し、「これあげるから元気出してね」と言いました。

ステッカーあげるから元気出してね

すると彼は予想外の対応に「あ、ありがとうございます」とだけ言いました。

もし彼のお母さんが本当に病気だったとして、彼に悪気がなかったとしても初対面の私にお金を貸してほしいというのは失礼極まりないです。

サマルカンドでのクソガキドモや宿のスタッフに比べれば彼はそこまで不快ではないですが、いくら街並みが綺麗だとしても住んでる人間がどうも好きになれないので、私の中ではウズベキスタンはなんだかなぁと思ってしまうのです。

ロシア、モンゴル、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタンと走って来てこのような失礼なことをされた国は無かったので、それどころかどの国の人たちもみんなとても親切にしてくれたので、ついついウズベキスタンは…と思ってしまうのですが、よくよく考えてみればこれが普通なのかもしれませんね。

今までが恵まれ過ぎていたというか。冷静に考えればこの程度のことですので、今までの優しい国の人々に甘えて緩んでいた警戒心を引き締めるにはちょうど良いのかもしれませんね。

私がこの国のことを悪く書いてしまいましたが、たまたま私が出会った人たちの中に少し好きになれない人がいたというだけで、本来ならば街並みもとてもきれいで美しい国ですので、このブログだけを見てウズベキスタンは悪い国だとはくれぐれも思って欲しくないことを付け加えておきます。

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