おしりとの闘い

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9/27(金)東京出発111日目、トルコ2日目 オルドゥ~サムスン 走行距離149km

トルコに入った初日の夜中です。就寝していたのですが何やらお腹がゴロゴロ言い始めて目を覚ましました。

う…、これはマズい((+_+))

慌ててトイレに駆け込みます。間一髪セーフ(*´Д`)

何だろうか?

腹痛があるわけでもなく、ただただゴロゴロしてくだしています。

時刻は午前2時半。この瞬間からこの晩はトイレから出られなくなりました。

この旅でお腹を下してつらかったのはモンゴルでゴビ砂漠に行ったときくらいでしたが、今回はそれを超える大波です。

水分を取らなければと思って水を飲むとそれがそのまま下から出てしまいます。

しかもスマホを見るとそこには何やら粕谷さんからメッセージが入っているではありませんか…?”(-“”-)”

読んでみると私の書いたブログを読んでショックを受けたということらしいです。私、今それどころじゃないんですけど…。

どうせトイレの中から動けないので、そのショックを受けたというブログを読んでみると、確かにこれはキツイですね。さすがの粕谷さんでも傷付いても仕方無いでしょう。

対象のブログというのがこの日に上がったブログで、粕谷さんのことを「クソヤロー」と書いています。

これを書いたときは恐らく親しみを込めて粕谷さんのことを「クソヤロー」と書いたつもりだったのですが、読み返してみるとかなり辛辣な書き方になっていて、さすがに申し訳ないことをしたと反省しました。

そして、人のことを「クソヤロー」と書いておきながら、実際はそのブログが上がった日の夜中には、私自身が「クソ(を垂れてる)ヤロー」になっていました。

それはさておき、うーむ…、どうしようか。

幸いこの日は運良く安くて個室に泊まれる宿を見つけられたので(というかちゃんと安心して泊まれそうなドミトリーを見つけられなくて)トイレを占領することができましたが、こんな状態ですとドミトリーのような共同トイレの宿に泊まった場合は大変です。この時期夜は冷えるので、キャンプなんてした日には一晩中寒い野外でしゃがみ続けなければならないでしょうし…。

体調が回復するまでこのホテルに滞在するか、それとも少しでも先に進むか…。

ホテルの部屋自体は悪くないのですが、如何せんバイクを駐輪している場所がセキュリティ上不安を感じざるを得ない場所で、あまり長くここにバイクを置いておきたくないのです。

ほとんど眠ることができませんでしたが、朝になりやっぱりここにバイクを何日も置きたくないということで先に進むことにしました。

目指す先はサフランボルという田舎町です。

そこは実は私はトルコで密かに楽しみにしていた場所です。というのも、その町はあまり日本人の間では知られていないようなのですが、昔からの建物がそのままの形で残っていて町そのものが世界遺産に登録されているという場所なのです。

ジョージアのアハルツィヘが私にとって大変すばらしかったので、そのイメージに近いのではないかと期待していたのです。

このときいたオルドゥからサフランボルまでは約550km。トルコの大変整備された道路状況を考えれば十分一日で行ける距離なのですが、このお腹の不調が大きな懸念材料です。

しかもモンゴルや中央アジアの国々と違って、おしりの危険を察知したら道端に駆け込んで一戦交えてから再び走り始めるなんてことはそうそう簡単にできそうにありません。

とりあえず出発して厳しそうなら途中の町に宿泊するということにしました。

途中に現れる幾つかの町の宿の候補だけ洗い出して置き、厳しそうならそこに行くという作戦です。

150kmほど走り、サムスンという大きめの街に着きました。

バイクに乗っているときは気が張っているせいかお腹の方は大丈夫でした。このままサフランボルまで行けちゃうんじゃない?とも思ったのですが、事前に調べておいたサムスンの宿が安くてそこそこ良さそうでしたので、見るだけ見て先に進むかどうするか判断しようということにしました。

宿の目の前まで行って期待通り良さそうな宿だったのですが、お腹の調子的には行けそうだったので、サフランボルの今後の天気を見て行ったほうが良いのか、それとも無理する必要は無さそうなのか最終判断をすることにしました。

宿の目の前は非常に細い道だったのですが、そこにバイクを停めてスマホで天気予報を確認していると、あろうことか正面から大型のバスがやってくるではないですか…?

大丈夫か??通れるか?と思っていると、あろうことかそのバスは私のバイクのサイドケースに接触したにも関わらず強引に通過しようとしてきます。

バスが接触してそのまま反対側に倒れそうになります。なんとか右足で踏ん張って持ちこたえたのですが、このバスのドライバーは大馬鹿垂れなのか、接触しているにも関わらず下がろうとしません。

さすがにむかついたので、「下がれ!こらぁ!」と日本語でキツめに言ってジェスチャーで下がるようにドライバーに言います。

なのにこの馬鹿ドライバーはさらに無理やり進もうとするものですから、益々私のオートバイは傾き倒れそうになります。

あり得ないと思ってカチンときた私は日本語で汚く罵ります。

「うらぁぁ!てめえ、いい加減にしろよ、このヤロー!!」

私があまりの剣幕で罵るものですから、周りに歩いていた人たちが驚いて集まってきます。

しかしその状況を見て、周りで見ている人たちが私に「とりあえずこの宿の敷地に乗り上げろ!」と指示を出すのですが、私はかなり傾いたオートバイを支えるので精いっぱいで、ハンドルから手も離せず、キーを回すこともできないのです。

近くにいたおじさんに「ハンドルを押さえてください!」とお願いしてキーを回してなんとかこの状況を脱することができました。

でもなんであのバスの馬鹿垂れドライバーは接触したにも関わらず下がることをしなかったのでしょうか?本気で馬鹿なんじゃないかと思います。

宿の敷地に乗り上げると、実はハンドルを押さえてくれたおじさんはこの宿のスタッフだったようなので、もう天気予報とかどうでも良くなり、この日はこの宿に泊まることにしました。

お腹の調子もなんとか持ち直したように感じたので、お昼ご飯を食べに外に出ます。

でも緊急時のことを考えて宿の近くの食堂を探しました。

宿のすぐ裏手に地元の人が入るような食堂があり、そこのおじさんが手招きをしていたので、そこで食事を取ることにしました。

ニコニコと大変フレンドリーで良い感じのおじさんです。

この食堂はロシアのスタローバヤのような形式の食堂で、ショーケースの中の料理を指さしてその場で器に盛ってもらいます。

食事を終えて、だいたい20リラ(400円)くらいかなと思ってレジに行くとふてぶてしい男が30リラ(600円)と言います。

いやいや、それは高いでしょ。

納得がいかない私は明細を教えてくれと言います。

するとその男は30リラって言ったら30リラだから黙って払え!というようなことを言います。

手招きをして私をこの店に呼んだオジサンもこっちにきて30リラ払えと言います。

なめるんじゃねぇ!

注文したうちの一つの料理を指さし、まずはこの料理の金額はいくらなんだ?と聞くと、それぞれとかなくて全部で30リラなんだから30リラ払えと言います。

それじゃ自分たちがぼったくっているって言っているようなもんじゃねぇか?頭悪いのかお前らは?

なんなんでしょうかコイツらは。中央アジアの国々やジョージアなどは明らかにこの国よりも経済的には苦しいはずですけど、コイツらのようにぼったくったりしてくるヤツはほとんどいませんでした。

人間的にコイツらの方が相当劣っています。

とそのときです?!

急にまたお腹の調子が悪くなってきました。

これはヤバい。

こんなたかだか数百円のことで揉めて大惨事を起こしたくありません。

慌てて30リラを財布から取り出して払うとダッシュで宿に戻りました。

ここでも間一髪間に合いました。

やっぱり何か食べ物を口にするとこうなるようです。とりあえずこの日は早い時間に宿に入ったので、残りの時間をすべてトイレで格闘すると決めました。

こんなに酷いのは初めてです。

ただ、腹痛も吐き気も無く、単にくだしているだけなので動けてしまうことがかえってピンチを招いてしまっています。

2~3日で治ると良いのだけれど…。

楽しみにしていたサフランボルに着くのはいつになることやら…。

 

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