チャナッカレへ

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10/8(火)東京出発122日目、トルコ13日目 イズミル~チャナッカレ

このイズミルという街はエーゲ海の真珠と呼ばれ、大変人気のある土地のようでした。

しかし、私はうまくバイクを駐輪できる宿を見つけることができず、いつもよりも価格の高いホテルに泊まらざるを得なかったこと、天気も良くなく観光にも向かないことから早々に次の街を目指すことにしました。

先を急ぎたかったのにももう一つ理由がありました。

数日前からトルコがシリアに攻撃を仕掛けるといったことを示唆していて、もしそれが実際に実行された場合、治安面などの懸念事項が増えるかもしれないと思ったからです。

この日目指すことにしたのはチャナッカレという町です。

実はこのチャナッカレという町はトロイの木馬で有名なトロイ遺跡のある町だったのですが、私はそんなことは全然知りませんでした。

多くの旅行者はイズミルの次はイスタンブールを目指すことが多いとは思うのですが、私は敢えてイスタンブールは避けることにしました。

実は数日前に、パミールハイウェイを一緒に走ったマイケルから、無事にポーランドの自宅に到着して旅を終えたとの連絡がありました。

そのときマイケルからイスタンブールの渋滞は大変ひどく、20km 走るのに一日かかってしまったという、どこまで本当なのかわからないような凄まじい情報をもらっていたのです。

流石にそんなところを通るのは嫌でしたし、トルコがシリアを攻撃した場合にもイスタンブールなんて一番いたくない場所でしたので、避ける方法は無いかと模索したのです。

するとイスタンブールよりだいぶ手前にチャナッカレという町があり、そこからフェリーが出ていて対岸に渡れるため、イスタンブールを通らずにヨーロッパに入ることができることがわかったのです。

チャナッカレに向かう途中の道端でトロイの木馬らしきものを見かけます。

ああ、こんな大きいものをよくもまぁ自国に持ち帰ったものだなとそのときは思いました。このとき見たものは本物ではなかったと後日知るのですが。

チャナッカレの町に到着して、ここは私がこれまでにトルコで滞在した町の中で最も静かで小さな町であることに気づきました。

どこか人々の雰囲気ものんびりしていて穏やかです。

天気があまり良くなかったことからも穏やかを通り越して寂しくも感じました。

このチャナッカレからギリシャの国境までは100km強ですので、次の日にでもトルコを抜けることはできたのですが、一つ問題があって、私はこの時点ではまだヨーロッパに入れない状況だったのです。

というのもヨーロッパをオートバイで走るためにはグリーンカードと呼ばれる自動車保険への加入が必須であり、既にこれはスペインのハッピーライダーさんを経由して取得済みだったのですが、有効期限の開始日が10/10とあと2日先だったのです。

トルコにもう少し滞在したりもするかと思っていて余裕をもって日程を決めたつもりが、蓋を開けてみたら同じ町に複数日滞在することはほとんど無く、結局早く来すぎてしまったのです。

だとしてもトルコの情勢を考えて私は早くトルコから脱出したかったため、早めにここまで来たのは正解だったと思うのですが。

もう一泊余計に過ごせばグリーンカードも有効になるので、休養も兼ねて、このチャナッカレという町に二泊することを決めたのでした。

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