遂にヨーロッパへ

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10/10(木)東京出発124日目、トルコ15日目、ブルガリア1日目 チャナッカレ〜シビレングラッド 走行距離320km

嫌なことも含め色々あったトルコですが、遂にこの日でお別れです。後半は心安らぐような体験もできたので悪くはなかったと思っています。

朝、バイクに荷物を積んでいると一匹の猫がやってきます。この猫、何故か私の荷物に座りたがるのです。何度遠くに追っ払っても戻って来てしまい気付くと私の荷物の上に座っています。

大変かわいい(*≧з≦)猫ちゃん

見た目も可愛いので近くにいる分には全然構わないのですが、荷物の上でうこやおっこをされたらたまらないので、荷物の上に居られるのは怖いのです。

何故こんなにも私の荷物が気に入ってしまったのでしょうか?私もバイクに荷物を積まないとならないので、多少強引にこの猫ちゃんをどかします。一番大きい荷物をバイクに積んでしまうと、これ以上は上に乗れないと悟ったのかいなくなってしまいました。

見た目も可愛らしい猫ちゃんだったので優しくしてあげたかったのですが残念です。

さて、この日はまずはアントニオに指摘されたトロイの木馬の本物を見に行きます。チャナッカレの宿から25kmほどのところにトロイ遺跡はあったため、すぐに行くことができました。

私が先日見たという道端にあったトロイの木馬らしきものはこの日もその前を通過して、映画で使われたものどころか、ただのレストランのオブジェだったことがわかりました。

酷い話です。

トロイ遺跡に到着してみると入り口からすでにトロイの木馬は見えました。

入り口から既にトロイの木馬は見えました

このトロイ遺跡は大変評判が悪く、高い入場料の割には中は全然大したことはないという事前情報は得ていました。

外からトロイの木馬を盗み見しておきながら入場しないのも気が引けたのですが、この日はフェリーに乗って対岸に渡ったりブルガリアとの国境越えがあったりと、そこそこやることもありそうで、のんびり観光している場合でもないかと思い、申し訳無いのですが入り口まで行ってそのまま立ち去ることにしました。

トロイ遺跡からフェリー乗り場まではほんの30kmほどでした。たくさんの車が並んでいたのですぐにわかりました。250cc以上のオートバイの運賃は14リラ(約280円)です。

フェリー乗り場。たくさんの車が並んでいたので、すぐにわかりました

対岸まで約10分。車から降りない乗客も多いです。私もフェリーが揺れてバイクが倒れたりしたら大惨事ですのでバイクのすぐ横に立ってバイクを支えていました。

対岸に着くと一路ブルガリアとの国境を目指します。この辺りの道も大変景色が綺麗です。

フェリーを降りてからも景色は綺麗です

2時間も走らないうちにブルガリアとの国境に着きました。トルコのシリア空爆もあり、ある程度厳しくチェックされたりもするのかなと思っていたのですが、あまりにも簡単に国境を越えることができてしまいました。ほとんどフリーパスと言っていいくらいでした。

ほかの人が何やら書類を見せているような場所でも、「お前は良いから先に行け」と促されてしまいます。荷物の確認すらもありません。

あまりの簡単さに反対に不安になります。本来ならやらなければいけない手続きを飛ばしてしまっているのではないかと不安になってしまいます。このまま走り去ってしまって、今度はブルガリアを出るときに何か問題になってしまわないかと

でも、行けと言われるなら行くしかないのでそのまま国境を通過しました。

あっという間の国境越えでした

国境を通過してブルガリアの通貨が欲しかったのですが、ATMを見つけることができませんでした。だいたいどこの国でも国境を越えたところに両替商のような人たちもいるのですが、そういった人たちもいません。幸いトルコを出る直前にガソリンを入れてちょうどほとんど全てのトルコリラは使い切っていたので、両替ができないことには問題は無かったのですが、ブルガリアのレフが手に入らないのは少し不安です。

このままATMを探して更には宿探しまでするのが億劫だったため、近くに川沿いの良さそうな場所を見つけ、この日はそこで野営をすることにしました。

この場所はちょうど道路からも見えない場所になっていて野営するにはうってつけの場所だったのですが、ゴミがそこら中に落ちているのが多少気になりました。

いい場所がありました\(^_^)/ゴミが多少気になりましたが

地面が平らでテントを張るのに良さそうな場所のすぐ近くに、アウトドアチェアに座ってタバコを吸っているおじさんがいました。

このとき私はこのおじさんは釣りでもしているのかと思っていました。

このおじさんにここでキャンプをしても良いかと尋ねたのですが、全く英語は解せないようです。

仕方ないので両手の平を合わせてそれを片側の頬の横に当てて首を傾げ、「キャンピング」「テント」「スリープ」と言ってみます。

すると「キャンピング」という単語は通じたようで「ダーダー(良いよ良いよ)」と言ってくれます。

続けて「デンジャー?セーフティ?」と聞いてみたのですが、それは伝わらないようです。仕方ないので翻訳アプリを使って「ここは危険ではないですか?」と聞いてみると、少し驚いた顔をして「とんでもない。ここは安全だよ」といったような返事をくれました。

テントを張って夕飯の支度をしているときに気づいたのですが、このおじさん、釣りをしているのではなく、ただ椅子に座ってボーッとしているだけのようです。身なりもお世辞にも綺麗とは言えなかったので、もしかしたらここで車中泊をしているホームレスなのかもしれません。

日が沈んで暗くなって私もテントに入って寝る準備をしていてもこのおじさんは動く気配がなかったので少し不安になります。

人がいるから安心と思うべきでしょうか?それともこのおじさんは危険のない人だと判断してはいけないのでしょうか?

考えていても仕方ないです。

日が沈んでしまったこの時間から宿を探すのも大変ですし、しかも現金を持っていない私はここでキャンプすると腹を括るしか無いのです。

寝袋に入って少しした頃に車のドアをバタンバタン開け閉めする音が聞こえて来て、その後そのままおじさんの車はどこかに走り去ってしまいました。

普通に家に帰ったのなら良いのですが、もし私に気を使って別の場所に移動したというのなら大変申し訳無いことをしてしまったなと思うのでした。

キャンプをすると日が沈んでしまって以降はやることがないため、この日も20時前には寝袋に入っていたのですが、トルコでは気を張っていたのかヨーロッパに入ったという安心感だったのか、この日はそのままあっという間に眠りに落ちていったのでした。

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