10/17(木)東京出発131日目、アルバニア3日目 ジロカストラ
朝起きて、前日に買っておいたヨーグルトとリンゴ、バナナを朝食に食べます。
しかし昨晩からのダルさが取れません。今まで考えもしていませんでしたがもしかしたら風でも引いたのかもしれません。
とにかくダルくて何もする気が起こらないのです。
一旦部屋に戻り再度眠ることにしました。
お昼になり目を覚ましたのですがダルさはまだ残っています。しかしお腹はすいたので前日に行ったレストランと同じレストランに行きます。
思わずビールを注文しそうになったのですがこの体調でアルコールは良くないと思い我慢しました。前日接客してくれた男性従業員の方は相変わらず生真面目な堅い雰囲気ですが、私の姿を確認すると微かに微笑んでくれたのがわかりました。このあたりにこの方の優しさを垣間見ることができます。
さすがにピザ1枚は食べられないだろうと思い、この日はパスタを注文しました。パスタも200円~で食べられ、昨日と同様に無料のフルーツのサービスが付きます。
食事を終えてこのまま宿に戻って眠るべきだったのかもしれませんが、せっかくジロカストラに来たのだからとジロカストラ城を見学に行きました。
ジロカストラ城まではヨーロッパ特有の石畳の急な坂道を歩いて行きます。

体調が悪いせいでひどく疲れます。途中嫌になり宿に帰りたくなったのですが宿までもそこそこ距離があるので、仕方なく頑張ってジロカストラ城まで行くことにしました。

この場所に来るなら本来ならアルバニアの戦争の歴史を少し勉強してから来るべきところのようです。ジロカストラ城の中にはすでに朽ち果てている砲台や戦車、戦闘機がそのまま残っていました。



私はアルバニアに入ってもしばらくの間、地理的なことからこの国は旧ユーゴスラビアの国だと思っていたのですが、そうではなく独自の路線を歩んできた国のようです。
マザーテレサのような立派な人を輩出したこの国の大自然もここで暮らす人たちも街並みも、私の眼には大変美しいものに見えました。


ジロカストラ城を一通り見学し終え宿に戻ります。
宿の目の前で遊んでいた大変美しい男の子と女の子が私の顔を見ると「ハロー、ハロー」と言って笑顔で手を振ってくれます。私もそれに応じて手を振ります。いつもならここで少し追いかけっこをしたりして遊ぶところなのですが、どうしてもダルくてこの日はそんな気になりませんでした。

部屋に戻りシャワーを浴びて、そのまま眠りにつこうとしたのですがスマートフォンを手に取ると私の目に衝撃的なニュースが飛び込んできました。
それは鳥取の境港からウラジオストクまで一緒にフェリーで過ごしたジュンジさんのことでした…。
続く
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