迷いの森の奥に佇む黒い湖

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10/21(月)東京出発135日目、モンテネグロ4日目、セルビア1日目 シャブリク~バリエボ

朝目覚めて、お腹の調子も大丈夫そうです。しかし、このあたりは標高も高くだいぶ霜が降りているようで、部屋から外の様子を見ただけでだいぶ気温が低いだろうことがわかります。

昨晩、マリアおばちゃんに朝食はどうするか聞かれたのですが、食べられるかどうかもわからなかったので遠慮させていただいておりました。

リビングに行くと前日の朝と同様にお茶を飲むかと聞かれたのでお願いします。これまた前日と同様にゆで卵も一緒に付けてくれました。

出発の準備をして挨拶をすると、ちょっと待ってと言って、私が何杯もご馳走になっていたお茶のお茶葉をお土産に持たせてくれました。このお茶はマリアおばちゃんの手作りのお茶だそうです。

マリアおばちゃんに手を振り出発します。

この宿のご主人、マリアおばちゃん

この日はこのまま国境を目指しても良かったのですが、この宿から10kmほど行ったところにブラックレイクと呼ばれる湖があるようだったので、そちらに寄ってみることにしました。

ブラックレイクの手前2kmくらいにゲートがありバイクで中に入れません。ここから先は歩きでないといけないとのことでした。

入場料の3ユーロは全然問題無いのですが、2kmも歩いて行かないとならないことが億劫で、一旦はブラックレイクは諦めて、国境をこのまま目指してしまおうとバイクを走らせ始めました。

しかし少し走ったところで、せっかく来たのだしと思い直し引き返してブラックレイクまで行くことにしました。

森の中をせっせと歩いて行きます。森の中はひんやりと冷えるのですが、歩いているので汗を掻きます。

しばらく歩いて行くと視界が開け、そこにはブラックレイクの名に相応しい独特の色をした湖が現れました。

森を抜けるとブラックレイクの名に相応しい、湖面が濃い緑色の湖が現れました

この場所も本当に美しいです。

東ヨーロッパの国々は本当に美しくて惚れ惚れしてしまいます。

ブラックレイクの周りを少し散歩し引き上げることにしました。

近くまで行ってもう一枚写真を撮りました

来るときはまっすぐに歩いてくればブラックレイクに辿り着けたのですが、帰りはいろいろな方向に道が分かれていてどこから帰ったら良いのか全然わかりません。

ここで私はスマホの地図アプリを取り出し方向を確認しながら戻ったのでなんとか戻れましたが、他に歩いていた欧米系の観光客の方は、自分たちがどこに戻ったら良いのかわからなくなっていたようで立ち尽くしていました。

行くときはどこから来てもブラックレイクに向けて道は続いているので行けると思うのですが、帰りはどこに戻ったら良いのかがわからなくなるので、この場所に来るときは自分が入って来た場所を地図アプリにマークして、帰りは方向を確認しながら帰らないと迷ってしまうかもしれません。

帰り道は幾手にも広がるので、確認しながら帰らないと迷子になってしまいます(;´д`)

ブラックレイクが予想外に広くて少し長居してしまったようです。最近は日が短いので少し急がないとベオグラードに着くまでに日が暮れてしまうななんて悠長なことを考えていました。

モンテネグロ-セルビア間の国境もあっさりと越えたのですが、ずっとワインディングカーブの続く山道を走るので思ったよりもスピードを出せず、距離を延ばすことができません。

昼食をゆっくり摂っている時間もなさそうだったので途中のガソリンスタンドで菓子パンを買ってかじるだけに留めました。

 

ハイウェイで一気に走って行ってもおもしろくないので敢えて山道を走っていたのですが気が付いたときにはすでにマズい状況になっていました。

細い外灯もない山道で日が沈みかけています。

ここで日が沈んでしまったらかなり厳しいです。周りに民家も無いですし、こんなところでバイクを停めて野営をするのも厳しそうです。

かといって日が沈んでしまったら真っ暗なこんなに曲がりくねった道を走るのは大変そうです。だんだんと焦ってきます。

しかしまだベオグラードまで100km以上あります。

あれだけ日が短くなってきていることを体感して気をつけなければと思っていたのに認識が甘かったです。

野営するにしても日が沈む前に野営場所をなんとか探さなければそれすらも困難になります。

こういうときに焦ってスピードを出すのは危険なのはわかってはいるのですが、少しでもこの状況を打開したいと無意識のうちにスピードが上がってしまいます。

ヤバい、焦る。頭の中にはそれしかありませんでした。

と、そのとき急に広い車通りの多い国道のような道に出てガソリンスタンドを見つけました。助かりました。ガソリンスタンドならお願いしてテントを張らしてもらうこともできるでしょう。

ガソリンスタンドにバイクを停めて降りようとしたところ、なんとさらにラッキーなことに目の前にホテルがあります。ここは車通りが非常に多いので野営しても危険度も高くないとは思うのですが、車通りが多すぎることが反対に安眠を妨げそうな予感がしました。

であればとりあえず目の前のホテルの宿泊費だけでも確認して安価ならばそっちに泊まった方が良さそうです。

ホテルに行ってみると、なんとベオグラードで泊まろうと思っていたドミトリーよりも安い金額で個室の大変綺麗な部屋に泊まれます。

それならここに泊まらない手は無いと思い、この日はここに泊まることに決めました。

でも、これから益々日が短くなっていくことを考えると本当に気を付けないとなりませんね。この日はたまたま本当にラッキーだったのですが、この先イタリアやスペインなど治安の良くない地域もある国に入っていきます。

この日のことを教訓に決して無理はせずに時間に余裕をもって行動していくように心がけていこうと誓うのでした。

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