11/1(金)東京出発146日目、イタリア5日目、フランス1日目 ポンツォーネ~カンヌ 走行距離248km
朝起きて外を見てみるとやはりまだ霧が残っています。
霧の中を走るのは恐いなぁと思いつつ、ここにいては食事もままならないので仕方なく出発の準備をします。
この宿は朝食込みとなっていたのですが、昨日の対応を見る限りそれも期待できないので、もし朝食が無いなら無いでディスカウントしてもらって早々に出発しようかと思っていました。
準備を整えチェックアウトのために宿の人を呼ぶと、昨日対応してくれた色っぽい若いお姉さんではなく、ご年配の女性が対応してくれます。
コーヒーと小さいなクロワッサンと食パンを用意してくれました。
大変質素な朝食ではありましたが、前日の昼からまともなものを口にしていなかったのでこれだけでもありがたかったです。
あっぱれ!
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∩ (・∀・) \●/
Y ̄∥y/∥ ̄`Φ
Lノ/ニニ∥i ソ〉
乂/ ノハ ヽ ̄
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いざ出発すると霧も思ったよりも濃くなく順調に走り始めることができました。

昨日は全く景色はみえなかったのですが、このあたりは東ヨーロッパで見たような美しい景色が広がっていました。

この日はこのままフランスを目指します。
山を下りると今度は海にぶつかりました。
そこは砂浜でした。

砂浜はトルコのシダ以来でしょうか?特にこの時期のビーチは人が少ないので余計に心を癒してくれます。

ヘルメットを被ったまま砂浜に降りて、少し波と戯れたのち、バイクに戻りました。
バイクに戻る途中にイタリア語で陽気なおじさんに何か声を掛けられたのですが、全く何を言っているのかわかりませんでした。でも、こんな風にイタリア人はとても陽気でよく声を掛けてくれます。
山から海へ、幸先の良い始まりだったのですがこの後が地獄でした。
フランスに向かう道は街を挟む度に渋滞です。また雨も降って来て本当にうんざりです。

おそらくasian heartのheartを「心」では無くて「心臓」と訳してしまったのではないでしょう
今まではハイウェイで駆け抜けてしまったら面白くないと思って敢えて一般道を使っていましたが、こっちのほうがよっぽどおもしろくありません(;´д`)
イライラしながらもなんとかフランスに入国することができました。
スロベニアからイタリアに入った時は国境らしきものは見当たらず、気づいたらイタリアに入っていましたが、イタリアからフランスに入るときはそれらしきものがあり警察官が数人立っていました。
シェンゲン協定内の国なのでそのまま行き来できることはわかってはいたのですが、万が一何か言われたらそちらのほうが面倒なので念のため停車しました。
すると、こいつは何で停まったんだ?というような顔をされたので、行っても良いか聞くと、そのまま行くように促されました。
_,,_
(`Д´)
0┳⊂ ) キコキコ
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◎U□◎ =3

イタリアで大渋滞に嵌ってうんざりした私は、フランスに入ってこの日行けるところまで行ってやろうとそのままハイウェイに乗って一気にカンヌまで行きました。
カンヌではドミトリーでも一泊30ユーロとびっくりするような宿泊費だったのですが、運良く個室でしかもセキュリティばっちりの場所にバイクを停められる宿を同程度の宿泊費で見つけることができたので、そこに宿泊することにしました。
渋滞に嵌りかなりイライラしたのは、ここのところまともな食事を摂っていないことも影響しているのではないかと思い、この日は多少高くてもきちんとした夕食を摂ろうと街に出かけました。

しかし、私の認識が甘かったようです。外のレストランはどこも驚くような価格帯です。
仕方ないので近くにいた若い男性にこの辺りで安くてそれなりにしっかり食べられるお店はないか聞いてみると、少し行ったところに安くてうまい店があると教えてくれました。
だいたい20ユーロで食べられると…。
20ユーロ(約2,400円)って…。全然安くないんですけど。
他の人に聞いてみてもその店は安くてなかなか良いと言いますし、実際に行ってみると大繁盛していました。
いやいや、こんな物価の国に長居はしたくないということで、渋滞に嵌るのも嫌だし、明日はハイウェイで移動しようと決めるのでした。

20時過ぎでも子供が遊んでいました(当然大人が付いていましたが)ので治安もそう悪くはないのでしょう。
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