北か南か

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11月29日(金) 東京出発時174日目、モロッコ7日目 メルズーガ

古川さんはこの日、トドラ渓谷にあるノリコさんという日本人が経営する日本人宿に戻るということでしたが、私はもう一日このメルズーガに残ることにしました。

というのも、実は古川さんに会って新しい情報を得たことで、私はこの先どこに進むのかをもう一度ゆっくり考えようと思ったからです。

 

お昼になり古川さんを見送ります。たくさんの貴重な情報ありがとうございました。

古川さんのv-strom250とテネレさんを並べて\(^_^)/

さて、私が悩んでいるというのはこのまま南に下って西アフリカから目的地であるケープタウンを目指すか、それとも一度マドリードに戻って、ハッピーライダーさん経由で南米にバイクを送って南米から北米を目指すかというものでした。

モロッコまで来てなぜ今更そのようなことを考えるようになったかと言うと、西アフリカの一部の国(ナイジェリア)は現在第三国でVISAの取得ができないため、通過ができないということが挙げられます。

このこと自体はすでに多方面から情報を得ていたため今更なのですが、今年スペインから南アフリカまで走った日本人ライダーは、日本で西アフリカの幾つかの国のビザを取得してから出発したためオール陸路でアフリカ縦断をしたという話を古川さんより聞きました。

南米はこれから夏になっていくことからベストシーズンであるため、一旦はアメリカ大陸を走ってしまい、来年日本でビザを取得後、マドリードのハッピーライダーさんからアフリカ大陸横断を目指すという選択肢が急浮上したのです。

 

このまま南を目指すか、北に戻るか…

 

このときの私は、また寒い北のスペインに戻るのは億劫だなという思いと、この期に及んで西アフリカのバイクでの走行が未だに怖いという感情の狭間で揺れていました。

北か南か、北か南か、北か南か…。

 

優柔不断な私は自分では決めきれず、遂にはウランバートルで出会った旅の大先輩である宮崎さんに相談することにしました。

宮崎さんは以前、南米をバイクで縦断したことがあり、南米の素敵な情報をたくさんくださいました。

そして私が「北に戻るのは面倒くさい」と言ったことに対してこう付け加えてくださいました。

 

「自分の手間は、自分の手の内にあるものです」

 

どうして私はこの旅に出て、こんなにも素敵な人に出会えてしまうのでしょうか?

北に戻るにしろ南に進むにしろ、この言葉はきっとこれからの私の人生に大きな影響を与えてくださることに違いありません。

 

私は旅に出発するときとても怖かったです。ウランバートルから西モンゴルに行くときもとても怖かったです。オシュからパミールハイウェイを目指すときもとても怖かったです。ロシアでチェチェンを経由するときもとても怖かったです。そして今、いざ西アフリカを走るかもしれないというこのときもとても怖いです。

もし北に戻ることに相応の理由が無くて、それが逃げることなら南に進むべきだと思います。反対に南に進むことが単に感情の問題であり冷静に考えたたときに北に戻る方が効率的であると判断したなら北に戻るべきだと思います。

 

私は臆病者です。

 

でも私の武道の大先輩であるI先輩が試合前に言ったように、「ライオンのようにオズの魔法使いに勇敢なハートを貰いに行く」ことも私のこの旅にとっては大切なことなのかもしれません。

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北か南かへの2件のコメント

  1. アバター うーちゃん
    うーちゃん コメント投稿者

    こんにちは!以前コメントしたうーちゃんです。ブログ楽しく拝見しています^^
    以前コメントしたときは温かなお返事ありがとうございます。。
    来年1月チリのアタカマに行きます!初南米なのですが、、またコロンビアにも来年行こうと思ってます!超偶然に会えたらいなぁと思ってコメントしました笑
    アフリカに行っても南米に行っても安全で楽しい旅続けて下さい^^ ちなみに昔ケープタウン行ったのですがとっても良い街でした。友人も最近タンザニアに行っていて、アフリカも良いですね、中々決め難い!

    • アバター hide
      hide コメント投稿者

      うーちゃんさん!
      コメントありがとうございます!

      うーちゃんさんも動き始めたのですね!
      何かをすれば今までなかったことに必ず出会えると思います!

      南米も治安面など不案なこともあるかと存じますが、怪我や病気だけには気をつけて是非楽しい時間を過ごしてくださいm(_ _)m

      私はこのまま南アフリカを目指すことにし、昨日セネガルのダカールに到着しました。

      チリではタイミング的に会えないでしょうけれど、広いようで意外と狭い世界です。もしかしたら偶然どこかの街でお会いすることもあるかもしれませんね。

      そのときもお互い元気に明るく楽しくいられるように日々真剣に生きるようにしたいものですね。

      うーちゃんさんの毎日がときめきに溢れ、光輝くものであることを願っています。