バックパッカーを尊敬した日

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12月12日(木)東京出発187日目、モロッコ20日目 ティンジル(トドラ渓谷)~イミルシル往復 バス

朝8時半にイミルシル行きのバスがやってくるということで、日が昇る前の7時半にノリコさんは朝食を用意してくれました。

朝ごはんを食べ終わると、ノリコさんが「バスは来たらクラクション鳴らしてくれるけど待ってくれないから乗り遅れないようにね」と注意してくれます。

私も準備を整えてさて行こうかと思ったのですが、こんな日でもラジオ体操はやるようです。

私はすっかり忘れていました。

いつもはこの宿の三階のテラスでラジオ体操をやるのですが、この日はバスが来たらすぐに乗り込めるように宿の入り口前の踊り場で行います。

ストイックさに驚いてしまいます。

この日も無事にラジオ体操を終えることができました。

8時半に来ると言っていたバスは一向に来ません。

9時頃になりようやくやってきました。

ヨセフが昨日から何度も帰りのバスが何時なのかしっかり確認して乗り遅れないように言ってくれます。

バスが来た時もヨセフが運転手に帰りのバスの時間を確認してくれました。14時にイミルシルを出発するようです。
乗り遅れたら大変なので肝に銘じておきます。

バスが出発します。

バスはのんびり田舎道を走って行きます。このおんぼろバスは上り坂では停まってしまうんではないかと思うほどパワーがありません。

私はこのとき心からバックパッカーを尊敬しました。

隣にはアンナさんが座っていて会話もできるのですが、それでも乗り心地最悪なバス移動は苦痛以外の何物でもありません。

お世辞にも乗り心地の良いとは言えないマイクロバス

この日はたったの片道3時間です。

バックパッカーは一日8時間や夜行でこのような乗り心地の悪いバスに乗り続けるのかと思うと尊敬の念しかないです。

移動も楽しめるバイクツーリングがどれほど恵まれたものなのかを身に染みて感じました。

お昼の12時ちょうどくらいにバスはイミルシルの町に到着しました。

ここから湖までは約4kmです。歩いて片道1時間、往復2時間であることを考えると14時出発のバスに間に合わせるためには本当に行って帰ってくるだけになってしまいます。

途中の雄大な景色の写真を撮りながら行くので結局湖着いたのは13時5分くらいです。

雄大な景色の中を歩いて行きます。
俺ってこんな歩き方なんですね(;´д`)
湖の入り口はもうすぐそこ!

あと一時間弱でまた戻らなければなりません。

結局5分ほど湖の景色を堪能して引き返すことになりました。8時半に来るって言っていたバスが9時に来たせいで湖で過ごす時間はほとんどありませんでした。

美しい色をした湖でしたが堪能している時間はあまりありません(>_<)
もう行かないと(;´д`)

アンナさんが「これじゃ湖の記憶はほとんど残らないなぁ」なんて言いますが、行ったけど結局5分しか居られなかったってのも楽しい思い出です。

帰りは速足で戻ります。

14時に間に合わせるために走ったりもします。

14時ちょうどにバス乗り場に到着すると、まだ誰もいません(*´Д`)

行きのバスの中にいた係のお兄さんが「うんうん、バスは14時」と言いますけど、他に客もいないのですぐに出発する気配はありませんでした。

とりあえずバスに乗って待たせてもらいます。

14時40分くらいになりやっと出発しました。

帰りも苦痛です。

アンナさんは隣で寝ていますが、私はこんな乗り心地の悪いバスでは到底眠れるはずもなく、早く着かないかなぁと思うだけの苦痛な3時間を過ごしました。

宿に帰ると、この日から3泊するという日本人女性が来ていました。ヨガが大好きで毎年半年近くインドで生活しているそうです。
ご本人もヨガのインストラクターの資格を持っているそうで、せっかくなのでこの宿で教えてくれるということでした。

私は部屋に戻ってこの先のことを考えます。

天気予報を調べると、明日出発しないとこの先行くアガディール辺りで雨になってしまいそうです。それを避けるには明日出発するか、あと3日ここに滞在するかのどちらかです。

さらに、なんとセネガルのダカールで日本人宿をやっている山田さんがご連絡くださっていました。

実はこの時点で日本人ライダーの方が山田さんの宿に来ているそうです。この方は今回の旅は一旦はダカールまでにして日本に帰国されるということでしたので、一緒に走る機会は無いと思われますが、せっかくなので可能であればお会いするだけでもお会いしたいと思いました。

急な展開ですが、きっかけとしては十分過ぎる要素が出揃ってしまったので、この時点で私は次の日に約2週間お世話になったこのノリコズハウスを出発することに決めました。

リビングに降りると、アンナさんが筋肉体操をやると言っています。ヨセフもやる気満々です。
ここで過ごすのは今夜が最後。そう思うと頑張ってやらないわけにはいきません。

そしてこの日の夕飯は、初めてこのノリコズハウスにやってきたときと同じ唐揚げ定食でした。

これがこの宿最後の夕食かと思うと泣けてきます(>_<)

この心安らぐノリコズハウス。明日離れると言ってしまえば終わりなのが分かっています。
なかなか言い出せないでいましたが、言わないことにはどうにもなりません。

夕食の時間にまずはアンナさんに伝えます。

そして夕食を終えるとノリコさんにも伝えました。

ノリコさんは「せっかくヨガの先生も来たのだから、少なくとも2~3日やってから行けば良いのに」と言ってくださいます。
本当に嬉しい限りです。

私はダカールに日本人ライダーがいることを伝え、「ラジオ体操はいろいろな土地でやって広めて来ますから」と言い、やはり明日出発することにしました…。

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