12月14日(土)東京出発189日目、モロッコ22日目 ワルザザート~ティーズニート
今日はワルザザートからモロッコの西海岸のアガディールを抜けてできるだけモーリタニアに近い南方まで行けるように出発します。
2週間ぶりに乗ったテネレさんもすこぶる調子が良く、快調に歩みを進めていきます。
途中、警察に先導されて大きな軍隊の車の大群とすれ違います。
先頭のパトカーが私に何か言ったようなのですが意味を理解できませんでした。
少し進むと、数台の車が路肩に停まっています。
もしかしたら軍隊を優先するために一般車両は端に寄って停車しないとならないのかもしれません。
それを確かめるために停車している車から降りている人に、私は走りながらこのまま行っても良いのか?とジェスチャーで聞いてみます。
すると何かしらのアクションをくれたのですが、前方を見ると大きな軍隊の車がやって来たので慌ててそれを避けようとしたところやってしまいました(*´Д`)
停車している車に思いきりサイドケースを接触させてしまったのです。
そのままフラフラと数メートル走って安全な場所にバイクを停めます。転倒しなかったことは不幸中の幸いではありますが、結構激しく接触したため、ぶつけてしまった車にも傷は付いてしまったのは間違いありません。
車の所有者がこっちにきます。
完全にこちらが悪いので、すぐにこちらからぶつけてしまった車の方に行きます。
車は傷ついてしまっていますが、走行には支障無さそうだったことにまずはホッとします。
先方も多少は怒っているようですが、大きな声で喚き散らすようなことは無く、「この傷を見ろ」というようなことだけ言います。
先方は英語はほとんど解せないようで、フランス語で何か言っています。
私は素直に自分の非を認めていますが、どうにもコミュニケーションが取れません。
先方が修理代を払えと言っているようなことはなんとなくわかります。
近くに車を停めていた他の人たちも様子を見に来ます。
私が車をぶつけてしまった人の同乗者と思われる方が片言の英語でどこから来たんだ?と聞いてきます。
私は「日本からです。警察を呼びましょう。私は保険にも加入していますのでそこからきちんとお支払いします」と伝えます。
すると、私が日本人であるということが理由なのか、警察を呼んで保険で支払うと言ったことが面倒に感じたのか、先方は笑顔になり握手を求めてくると、「気にするな。こんなの大丈夫だ」というような仕草をしてそのまま行ってしまいました。
100%私が悪いわけなので、申し訳なく思うのですがこちらとしては大変ありがたかったです。
でも本当に大きな事故にならなくて良かったです。
まだまだ旅は続きます。もう一度気を引き締めなおしていきます!

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