行けども行けども砂漠ばかり2

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12月17日(火)東京出発192日目、モロッコ25日目(西サハラ2日目) ブジュドール~バルバス 走行距離645km

この日はどこまで行くか悩みました。ブジュドールから約370km離れたダフラを目指すか、さらにそこから180km先のバルバスという小さな村まで行くか?

ダフラはリゾート地ということでそこそこ環境は良さそうなのですが、私は人の多そうなダフラで宿探しも大変そうなのと、あまりそのような地域に行くことに魅力を感じていませんでした。

バルバスはモロッコ-モーリタニアを陸路で通過する場合にモロッコの国境から約90kmの距離ということで、多くのライダーやチャリダーが滞在する場所です。

 

バルバスにはホテルバルバスという砂漠の中のオアシスのような格安ホテルがあるということなので、時間を見つつ、もし行けそうなら頑張ってバルバスまで行くことにしました。

 

またこの日もずっと砂漠の中の道を延々と走ります。西サハラに入ってからは50km~100kmおきくらいに検問がありますが、パスポートを見せて、その日の行き先を告げるだけで簡単に通してくれます。

ダフラへ続く道とそのまま南下してバルバスまで行く道の分岐点に到着したのが14時前であったことから、暗くなる前にバルバスまで余裕で到着できそうだと思い、そのまま南下することに決めました。

しかし、こんなに早い時間にここまで来られたのには理由があって、普段は燃費やエンジンへの負担を考慮して90km/h巡行で走っているのですが、この日は距離を稼ぎたいということで110km/h巡行で走っていたのです。

こうなるとテネレさんの燃費は極端に下がってしまうので、無給油でバルバスまで行くのは難しくなってきます。

この分岐点でダフラ方面に300mほど行った場所にガソリンスタンドが見えていたのですが、脇道に逸れるのが面倒で、この先も何軒かガソリンスタンドはあるだろうと考え給油しないで通過してしまいました。

これが行けませんでした。

20km先のガソリンスタンドでも40km先のガソリンスタンドでもガソリンが売り切れ?(そもそも営業していないガソリンスタンド?)だったため給油ができませんでした。

バルバスまでの道のりでもう一軒ガソリンスタンドがありそうなことは確認しているのですが、もしそこでも給油できなかった場合、最悪ガス欠になる恐れがあります。

そのリスクを負ってまで先に進む理由も無かったため、非常に面倒ではありましたが、40km戻って先ほどのガソリンスタンドに行くことに決めました。

それにしても…
西サハラは町を出るとずぅーっと砂漠ですね(;´д`)

大変な時間ロスではあったのですが、無事給油も終えて夕方17時半ころにホテルバルバスに到着することができました。

 

ホテルのレセプションに行くと一泊200ディラハム(約2400円)と言われます!?

事前に聞いていた情報ですと一泊100ディラハム(約1200円)です。私が「100ディラハムじゃないのか?」と聞くと「100ディラハムだと部屋にトイレとシャワーは無いぞ」という返事でした。

私はそれで構いません。なぜこいつは100ディラハムの部屋があることを教えてくれずに200ディラハムと言ったのでしょうか?ちょっと不審に感じてしまうのですが、そのあとの滞在期間での彼の対応は大変丁寧だったことを考えると悪い人には感じ無かったのですけれども。

 

バイクから荷物を降ろし、バイクの整備をしていると地元の人と思われる人たちが話しかけてきます。

その中の一人が「ようこそ、モロッコへ!」と言った後に他の人が「違う違う、ようこそ西サハラへ!だ」と言います。

「ここはモロッコではないぞ。西サハラだ!」と続けます。

先進国の間では独立国家として認められていない西サハラですが、ここに住む人たちからしたらモロッコが経済的に発展していようともモロッコに統治されるのではなく、自分たちで国を治めたいという気持ちがあるのでしょう。

私は自分が正しいかどうかは今でもわかりませんが、このとき「あぁ、そうだな。ここは西サハラだ」と言いました。他の民族を蔑むようなナショナリズムを持つことは愚かなことにしか思えませんが、彼らにとって自分たちが「西サハラ人である」という民族に対する誇りを持つことは悪いことに思えなかったからです。

 

この日滞在したホテルバルバスはシャワーとトイレは共同でしたが予想していたよりも大変清潔で過ごしやすい宿でした。

この先モーリタニアを通過してセネガルに入っていくにあたり、ダカールの日本人宿「シェ山田」に行くまではあまり良い環境ではない予想していたため、一泊多く滞在してブログの更新などしてしまおうと決めました。

そして、この決断がまたまた私に幸運をもたらしてくれることとなったのでした。

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