マサさん

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12月24日(火)東京出発199日目、セネガル4日目 ダカール

クリスマスイブということで街の状況もわからず、下手に動いても仕方ないと思い、この日は特に何もせずに宿でゆっくりしていました。

山田さんからこの日新しく一人、宿泊客が来ると聞いていました。

夕方16時半から18時の間に来ると思うとのことだったのですが、なかなか姿を現すことなく、18時から21時まで予定が入ってしまっていると言っていた山田さんも出かけて行きました。

我々もどうしようか?夕飯はどうしようか?などとリョウさんと話していると19時半ころになり、宿のチャイムが鳴りました。

そこに現れたのは大きな体躯で長髪の髭もじゃ。いかにも旅人という風貌の大男でした。

しかしその人懐っこい笑い方や瞳の優しさがとても安心感を与えてくれます。

「マサ」と名乗ったこの大男は体の前後に大きなバックパックを携え、さらには荷車のようなものにブルーシート素材の袋に入った大きなものを括りつけて歩いてくるその様子は歴戦の勇者よろしく、私には山籠もりの修行から戻った百戦錬磨の武道家のように見えました。

 

ちょうどリョウさんと夕飯の話をしていたところだったので、マサさんも夕飯に誘うとぜひ一緒にということでした。

リョウさんが宿から少し歩いたところにカレーライスを食べられるお店があるのでそこに行こうと言います。

宿から15分くらい歩いてそのお店に行くと、私とリョウさんはカレーライスを注文しました。

マサさんは「カレーも食べたいけど、チャーハンも食べたいなぁ」なんて言いつつ「どうせだから両方食べちゃおう」と言って、ペロリと二皿平らげていました。

大きな体から想像する通り、食欲もスゴいです

私のマサさんの第一印象は豪快な熊男といったものでした。

しかし、実際のマサさんを知ると、とても心優しく、きめ細やかな性格であることが見て取れました。

とても優しくて、物腰が柔らかく、大変気配りができて、メチャクチャ格好いいマサさん

この旅に出てすでに1年以上経過しているということでしたが、その前にカナダとオーストラリアに併せて3年近く住んでいたため、4年ほど日本を離れているとのことです。

そして荷車に括りつけたあの大きな荷物は何かと思っていたらそれはハンドパンと呼ばれる綺麗な音色を奏でる楽器でした。

マサさんは世界各地でハンドパンを演奏しながらお金を稼ぎつつ各国を廻ってきたそうです。

マサさんの奏でるハンドパンの音色はとても繊細で透明感があり、まるで砂漠の中に湧き出るオアシスのようです。この暑い大地の中でひんやり心地よい音は私の心に潤いを与えてくれました。

マサさんはハンドパンの名手!
マサさんはたまにハンドパンのCDを聞いていましたけど、私はそのCDの奏者の演奏よりもマサさんの演奏の方がずっと素敵だと思っていました。

マサさんもこれから西アフリカを旅するためにビザ取得を兼ねてここシェ山田に年明けまで滞在します。

私が冗談で「マサさんは私の後ろに乗って、これからバイク旅に変わりますからね」なんていうと「それができたら超絶楽しいですね!」なんて言ってくれます。

現実的に考えてそれは不可能なことはわかっていますが、実際それができたらどんなに楽しいだろうかと思えるような魅力的な人であることには間違いありません。

そして、このマサさんもリョウさんと一緒に、このシェ山田で大変楽しい時間を過ごす大切な仲間となるのでした。

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