出発!シェ山田

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1月5日(日)東京出発211日目、セネガル16日目 ダカール~カオラク 走行距離235km

私の体調も完全回復し、遂にこの日、シェ山田を出発します。
前日の夜に、朝10時くらいには出発するために8時には起床しましょうとリョウさんを話をしていました。

私は朝は強いのでこの日も目覚ましをかけずに7時前には起床しておりました。

8時になるとリョウさんの目覚ましがけたたましく鳴り響き始めましたが、リョウさんは全く起きる気配がありません。

昨日私が就寝した時間でもリョウさんはまだ荷造りをしていたので、眠いのだろうと思い少しの間、寝かせておくことにしました。

私は朝食を食べ終えてあとは荷物をバイクに積むだけです。時刻は8時45分です。

さすがにもう時間的にまずいだろうということで、ドミトリーの部屋の電気を点けるのですが、それでもリョウさんは全く微動だにしません。

普通、電気が点いたりしたら少しは体を動かしたりするものだと思うのですが…。

仕方なく呼びかけて軽く肩を叩くと、やっと反応して目を覚ましました。

ここからなんだかんだと準備をしていくと気づけば10時半過ぎています。

私のバイクもリョウさんのバイクもシェ山田の隣の家の玄関の中に置かせてもらったりしていたので、スイカを持って挨拶に行ったり、山田さんともお別れの挨拶と少し立ち話をしたりしたために、完全に出発できるようになったのは11時半近くになっていました。

私と山田さんは朝ごはんを食べる時間が同じになることが多く、たくさんくだらない話をして、2人で腹を抱えて笑い転げることも多かったので、山田さんも私が出発することを大変残念がってくださいました。

クリスマスから年末年始にかけて本当に楽しい時間を過ごさせていただいたシェ山田とのお別れは私にとっても寂しいものでありました。

山田さんとリョウさんと三人で!
山田さん!本当にお世話になりました!
一緒にくだらない話をして腹を抱えて笑った毎日はダカールでの素敵な思い出です\(^_^)/

いよいよダカールを離れてこの日は東に200km離れたカオラクという町を目指します。

その前に私がマラリア対策の装備をあまり持っていなかったことがあり、リョウさんが以前バックパックを買ったというダカールの街はずれのアウトドアショップに寄ってもらうことにしました。

ここで肌につけるDEET30%の効果の高い虫よけスプレーを購入できたことは大きかったです。

しかし、買い物を終えた時点で12時半を過ぎています。

この日はダカールの北東40kmくらいの場所にあるラックローズという真っ赤な色をした湖にも寄りたいと考えていました。

リョウさんが「どうします?ラックローズには行きますか?」と聞いてきます。距離的にも近いので私は「行きましょう!」と言いました。

途中事故渋滞などもあり、ダカールの中心部を抜けてラックローズに到着したのは14時半頃になっていました。

明らかな観光地のような雰囲気で物売りもたくさんいます。

リョウさんはラックローズの湖畔にいる男性に「こっちだこっちだ」と呼ばれるとそのままバイクでそちらの方に走って行きました。

私はこういう場所では基本的に向こうから話しかけてくれる人は完全に無視するので、一人湖畔の草地に乗り上げてラックローズを見学します。

そこまでラックローズの風景には期待していなかったのですが、実際に見ると大変綺麗な赤い湖です。

ラックローズは期待していなかったからでしょうか?
私はとても満足できる美しい湖でした
放し飼いの牛もたくさんいました。
だから、角が危ないって(>_<)

私が写真などを撮っていると、やはりさきほど呼びかけていた男性は何かの客引きだったようで、リョウさんはこちらにやってきて私のテネレさんのとなりにリョウさんのNC700を停めました。

当然私たちが湖を見ていればどこからともなくたくさんの物売りがやってきます。

私は完全無視を決め込みます。

リョウさんはその優しい性格が災いして、この物売りたちの話を聞いてしまうので、たくさんの物売りに囲まれてしまい大変なことになっています。

リョウさん:「うわぁ、ちょっとコイツ等どうにかならないですか!?」

こんな状況を以前にもゴレ島に行ったときに見たのを覚えております。

私は優しさの欠片もない、性格の悪いクソ野郎なのでリョウさんを助けることもなく、自分一人脱出することを考えます。

一人バイクを出そうとすると、私のバイクの荷台に肘をあてて頬杖をついている物売りのおばちゃんがいます。

私:「もう行くからその手をどけてくれないか?」

おばちゃん:「何言ってんの?ここはセネガルよ。そして私はセネガル人。あんたが勝手に人の国にやってきたんでしょ。私がここで何をしようが勝手なのよ。あなたが私に命令をする権利なんてないわ」

このクソババアは馬鹿なのでしょうか?私が一切無視を決め込んで彼女たちに優しくしないことが気に食わないのでしょうけれども。

ここがセネガルでこのクソババアがセネガル人だったとしてもこの土地はこのクソババアのものではありませんし、このクソババアが肘を付いているバイクは紛れもなく私のバイクです。

あまりにもムカつくので、私はそのまま強引にバイクを走らせ始めました。

しばらくするとリョウさんも物売りのクソババアどもを巻いて私のところにやってきました。

リョウさんもやっと少し落ち着いて写真を撮ったりできました

この日、いくら走行距離がそれほど長くないとは言ってもすでに14時半を過ぎていますし、物売りのババアどもも鬱陶しいので我々はこのまま出発することにしました。

カオラクに向けて走行していると途中道路工事のために完全に道が封鎖されています。

どうしたものかとバイクを停車してリョウさんと話し合っていると、近くで遊んでいた子供たちが不思議そうに私たちのところにやってきました。

そしてさらには腰に拳銃をぶら下げたアーミーなのか警察官なのかわからない若い男性もやってきました。

私はこの若い男性に英語は話せるか聞くのですが、英語はわからないと答えます。

それでも英語以外の言語で意思疎通はもっと難しいと思い、私は強引に英語で話し続けます。

私:「カオラクに行きたいんだが道路工事であっちの道が通れないみたいなんだよ。どうやって行けば良いかわからないか?」

するとこの若い男性は「カオラク」という地名と英語で「工事(constraction)」という単語だけは理解できたようで、私の言いたいことを汲み取ってくれました。

そして、指で方向を示して「あっちから行けるぞ」と教えてくれました。地図アプリを確認すると確かにその男が指さした方向に道があり、抜け道からカオラクに続くメイン道路に入って行けそうでした。

私が「メルシー(ありがとう)」と伝えると、この男は少しお金を要求するような仕草を見せましたが、私はそれには気づかない振りをして笑顔で握手を求めると、この男も笑顔になって握手をして別れました。

性格の悪い私は、せっかくこの男が道を教えてくれて笑顔で握手をしてくれたにも関わらず、この男の手が大変湿っていて、ぬちゃっとした感触が私の手に伝わったことに多少不快な気持ちになったのですが、それは表には出さないように努めました。

この日は出発も遅くなり買い物にいったり事故渋滞に巻き込まれたり道路工事のために道が封鎖されていたりなどしたために目的地であるカオラクに着く前に日が沈んでしまいました。

カオラク手前40km地点。
ここで日が沈んでしまいました(;´д`)

やはりアフリカでの夜間走行は大変危険です。

というのも西アフリカ諸国の中で比較的発展しているセネガルでさえ半分くらいの車が全くの無灯火で走っているので、その存在に気付きにくいのです。

ダカール出発の初日とは言え、反省の多い一日になったことには間違いありませんでした。

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