コートジボワールビザは取れるのだろうか?

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1月13日(月)東京出発219日目、ギニア6日目 コナクリ

タクシーは9時を少し過ぎたくらいでほとんどちょうどの時間に迎えに来てくれました。

宿のオーナーが早くタクシーに乗り込むように言います。

我々は昨晩準備した書類を宿の人にプリントアウトしてもらって持っていく必要があったのですが、昨晩から宿の人を捕まえることができず、このとき慌ててオーナーにプリントアウトをお願いすることにしました。

なんだかんだで手間取ってしまい、宿を出発したのが9時半近くになってしまったのですが、無事、私たちはタクシーに乗り込みコートジボワール大使館を目指します。

昼過ぎからデモが始まるということで、街の雰囲気はもっと不穏なものが漂っているかと思っていましたが、私の眼にはそこにはいつも通りの街の人たちの営みがあるようように見えました。

 

私たちはコートジボワールビザのための十分な現地通貨を持っていなかったので、大使館に行く前に銀行のATMに寄ってもらいました。

この辺りでも人々は通常通り働いていて特段おかしな雰囲気は無いように感じました。

ATMで現金を引き出すと、リョウさんがお腹が痛いと言って、近くの警備員に案内してもらってトイレに行きました。

リョウさんがトイレから戻るとタクシーの運転手がリョウさんに向かって、トイレに案内してくれた警備員にチップを渡せと言います。

私はリョウさんに向かって「一番小さい紙幣で良いんじゃないですか?」と言ったのですがタクシーの運転手はリョウさんが小さい紙幣を取り出そうとすると、それじゃダメだと言って、リョウさんの財布から20,000ギニアフラン(約250円)を取り出し、その警備員に渡していました。

タクシーの運転手が自分のものにするわけではないので何とも言えないのですが、ただトイレを案内しただけでそれは取りすぎではないかと私は感じました。

 

銀行から大使館まではすぐ近くの距離のため、すぐに到着しました。

我々がタクシーから降りるとタクシーの運転手が「手続きが終わったら迎えにくるから携帯に電話をくれ」と言って我々に彼の携帯の番号を教えてくれました。

そんなやり取りをしていたのですが、コートジボワール大使館の係の人が早く中に入れと我々を急かします。

外の様子と違って大使館の職員はだいぶピリピリした様子が伺えます。

 

我々はビザを申請する部屋に通されるとすぐに担当の方がやってきました。

この担当の方もだいぶピリピリしていて慌てている様子です。

ひどいフランス語訛りの英語が大変聞き取りにくかったので、向こうが何か要求する前にこちらから一方的に用意してきた書類を渡して行きます。

すると次に担当官が「お金」と言ったので、私はダカールでコートジボワールビザを申請したときにインターネットで振り込みをした証明書を取り出し「これは無効なのか?」と聞くと、「確認してくる」と言って部屋を出て行きました。

担当官はすぐに戻って来て「では200,000ギニアフラン(約2,500円)」と、恐らく我々がすでに払っている金額の差分だと思われる金額のみ請求しました。

 

次にこの担当官はバイクの登録証と自動車保険を出せと言います。リョウさんは書類関係はすべて鞄に入れて持ってきたようですが、私はバイク関係の書類は宿に置いてきていました。

私が「バイクの書類は宿に置いてきた」というと担当官は「宿は近くなのか?近くなら取りに行ってこい。12時までだ。それ以降は受け付けない」と言います。

コナクリのコートジボワール大使館でビザの申請が午前中までという情報は見たことが無かったので、もしかしたらこの日はやはり大きめのデモがあることから、大使館も12時で閉めてしまうのかもしれません。だから他の職員たちもあわただしくバタバタしているのかなと思いました。

 

とりあえずリョウさんだけはすべての手続きが済みましたが、私は宿にバイク関係の処理を取りに戻って再度提出しに来ることにしました。

 

タクシーの運転手を呼びタクシーに乗り込むと「一部の書類を宿に忘れたからもう一往復してくれ」と伝えます。

するとタクシーの運転手は「二往復することになるからタクシー代は二回分になるけど良いか?」と聞いてきたので、「もちろん」と答えました。

宿に戻る途中タクシーがガソリンスタンドに寄りました。

タクシー運転手が私に「とても小さいお金だ。40,000ギニアフラン(約500円)持っていないか?」と聞いてきました。

私は財布から40,000ギニアフラン取り出すと運転手に渡しました。

運転手が給油のために外に出ているときにリョウさんが「これ、今のガソリン代の半分です」と言って20,000ギニアフランを渡そうとしてきたのですが、私は「いや、あの40,000ギニアフランはガソリン代なので彼が払うべきものですよ」と言って受け取りませんでした。

 

宿に戻りバイク関係の書類を取ると、私はすぐさまもう一度タクシーに乗りコートジボワール大使館に行って、無事手続きを済ませました。

事前の情報では何も言わなくてもコートジボアールは3か月のマルチビザを発行してくれるようですが、中には1か月のシングルビザで作られてしまった言う話もあったので、念のためここで3か月のマルチビザを作ってくれるようにお願いしました。というのも、ガーナビザを取得するにあたりコートジボアールの3か月マルチビザが必要という情報もあったからです(おそらくそれはコートジボアールのアビジャンでガーナビザを申請する場合の話だとは思いますが、我々もコナクリでガーナビザが取れなかった場合はアビジャンでガーナビザを申請するからです)。

 

手続きが終わり宿の近くまで戻って来るとタクシーの運転手は私を宿の中までではなく、手前の大通りで降ろそうとしました。しかし私はちゃんと中まで行くように言います。

というのも何となくこのタクシー運転手と支払いで揉めそうな気がしたからです。

 

私は支払いのときに当初言われていた金額から先ほど私が支払ったガソリン代の40,000ギニアフランを引いたお金を手渡しました。

そして、足りない40,000ギニアフランは先ほどガソリンスタンドで払った分だと伝えます。

すると案の定この運転手はそれでも40,000ギニアフラン払えと言ってきます。

なので私は再度先ほどガソリン代でその分は払ってあることを伝えます。

タクシー運転手は「お前の言っていることは理解した。でもダメだ。あと40,000ギニアフラン払え!」と言って、大きな声で喚きながらハンドルをバンバン叩いています。

私:「さっきガソリンスタンドで私が払ったお金は本来あなたが払うべきお金でしょう?それを私が代わりに払ったのだから、これで足りているはずです」

タクシー運転手:「ダメだダメだダメだ!あと40,000ギニアフラン払え!!」

私:「わかりました。ではこうしましょう。私と一緒に来てください。宿の人に経緯を説明して、宿の人も私にあと40,000ギニアフラン払えというようでしたら私はあなたにあと40,000ギニアフラン払います」

そう言って私はタクシーから降りました。この運転手はというとタクシーから降りはしたものの、私については来なかったので、そのまま私は宿の人のところに行き経緯を説明しました。

すると宿の人は「とんでもない。あなたがそれを払う必要はありませんよ」と言ってくれて私と一緒に外に出てきてくれました。

タクシー運転手はタクシーを降りたすぐの所にいたのですが、私と宿の人の姿を確認すると満面の笑顔で親指を立てて「OK!OK!メルシー(ありがとう)」と言っています。

 

あれだけ激しい剣幕でハンドルを叩いて私を威嚇していたのにこの様変わりはなんでしょうか?

あきれはしましたが、このドライバーも最後の支払いで少し揉めた程度で、仕事自体はきちんと全うしてくれたので、私も「メルシー」と言ってお別れしました。

 

コートジボワールビザは翌々日に受け取りに来るように言われはしましたが、職員も大変慌ていて、書類の確認も不十分だったように思えて、本当に大丈夫か不安ではありました。

どうにか水曜日に無事、コートジボワールビザが発行されることを願うばかりです。

 

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