1月16日(木)東京出発222日目、ギニア9日目 コナクリ
金曜日にガーナビザができるということでこの日は一日空いていました。
リョウさんはやはり体調が芳しくないということで、ベッドで休んでいます。
私はこの先のビザの申請などについて再度調べることにしました。
※ご興味ある方はアフリカの地図を見ながら読んでいただけるとイメージしやすいかもしれません。

まず、コートジボワールビザが取得でき、恐らくガーナビザも取得できるだろうことから、少なくともその先のトーゴ、ベナンまでは問題なく進むことができそうです(トーゴは国境でアライバルビザ、ベナンはe-visaで簡単にビザが取得できると情報を得ています)
問題はその先です。
もうすでに私は様々なライダーと出会ってきて、ナイジェリアビザは第三国での取得はできないという情報を得ています。
念のため本当に不可能なのかもう少し私の方で調べてみました。
すると、ブルキナファソでもしかしたらナイジェリアビザが取得できるかもしれないという大変曖昧な情報を得ました。
しかし現在ブルキナファソは非常に情勢が悪く、特にマリ、トーゴ、ベナンとの国境は大変な危険地帯となっているようです。
取得できるかもしれないという曖昧な情報のみで危険地帯を通過していくほどのものではないと判断し、ナイジェリアは諦めることにしました。
本来ならばオール陸路で行きたいのですが、無理をするところではありません。
そして山田さんからも、現時点でナイジェリアおよびカメルーンは行くべきところでは無いと言われていました。
どちらの国も特に何があるわけでもなく、シェ山田に訪れた旅行者でナイジェリアとカメルーンに行った人はほとんど全員と言っていいほど強盗にあったり悪徳警官や悪徳軍人に強硬に賄賂の要求をされて、例外なく嫌な思いをしているということでした。
私としてもこの二国にはどうしても行きたいというわけではないので、どうせナイジェリアをスキップするならその隣に位置するカメルーンも一緒にスキップしてしまって良いかなと思っています。
なので、ベナンまで行った後はナイジェリアとカメルーンをスキップしてガボンに船(貨物になるかフェリーになるかは不明)で渡ろうと思っています。
ガボンおよびその次のコンゴ共和国のビザはベナンの首都コトヌーで簡単に取れるようです。
しかし、その先が困りました。次のコンゴ民主共和国(旧ザイール)のビザがナイジェリアと同じように第三国でのビザ取得が非常に難しくなってしまったそうです。
およそ半年くらい前まではベナンで問題なく取得できたそうなのですが、第三国で取得したビザで入国した人で何か問題が起きたようで、現在かなり厳しくなっているということのようです。
そうなるとその先どう進んで行ったら良いのか?八方塞がりにならないか?困ってしまいました。
コンゴから中央アフリカ、南スーダンを抜けてアフリカの東側から南アフリカまで南下する??
それはいくら何でも無謀すぎます。そんなルートを抜けてアフリカを縦断した人なんて今までいるのでしょうか?
それはさすがに危険すぎて話にならないのですが、コンゴ民主共和国(旧ザイール)に入れないとなると道が無いのです。
困ったと思っていたのですが、アフリカの地図をずっと凝視しているとある場所に目が留まりました。
なんとコンゴ共和国とコンゴ民主共和国の間にカビンダというアンゴラの飛び地があります。そしてカビンダからコンゴ民主共和国を挟んですぐ下のソヨというアンゴラの港町に船がたくさん出ているという情報を得ました。
最悪コンゴ民主共和国に入れなかったとしても南下する道があったのです。
本当に西アフリカの旅は今までとは全く違って、いかにうまく効率よくビザを取得して次の国に進んでいくかです。
今の時代はスマートフォンでたくさんの情報をインターネットやSNSで容易に得ることができます。
それを考えると今から10年以上前にこの地を旅した人たちは本当に苦労しただろうと思うのと同時に強い尊敬の念を抱くのでした。
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