レインボーアガマ

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1月28日(火)東京出発233日目、コートジボワール2日目 マン~ヤムスクロ 330km

朝、リョウさんのバイクの状態が心配ではありましたが、オイル漏れもごく少量ですぐにどうこうなるようなこともなさそうだったため、いつも通り二人で宿を出発しました。

この日は首都のヤムスクロまでの道ということで気楽に考えていたのですが、実際に待っていたのは穴ぼこだらけのアスファルトでした。

前を走る車も対向車も穴ぼこを避けながら走るので、車線もなにも関係ありません。すべての車が対向車線をはみ出て道路一杯にぐちゃぐちゃに走ります。

みんな車体にダメージがいかないように低速で走るため、バイクの我々のペースも上がりません。

他の国ではトラックやバスなどの大型車はバイクが後ろから来ると追い抜くように促してくれたりするのですが、この国ではそういった大型車が急ハンドルを切ったりしながら穴ぼこを避けて走るので、追い抜くときも気を付けないと接触する恐れがあります。

実際、バスを追い抜こうとしたトラックが、急ハンドルを切ったバスとあわや接触するという場面も見ました。

 

途中通過した町の屋台で昼食を摂りました。お店の人たちはとてもフレンドリーで丁寧に接してくれます。

味も悪くありません。

食事を終えて「トイレとタバコ」と言ってリョウさんが席を離れたので、その間に会計を済ませてしまおうと店員を呼びます。

紙に明細らしきものを書いて持ってきたのですがどうも意味がわかりません。

6,000、1,000、400と読める汚い字で書かれた三つの数字が書かれているのですが、まさかこの合計とは考えにくいのです。合計すると7,400CFA(約1,500円)ですけど、この屋台飯のご飯がそんなに高いはずがないのです。

意味が分からなかったので再度店員を呼んでいくらか聞くと、「この数字三つ足して10,000CFA(約2,000円)だ」と言います。

益々意味がわかりません。

足したら7,400ですし、10,000CFAってぼったくりも良いところです。

サスガになめられているんだろうと思い、ここはガツンと言うべきところだと判断して「ふざけるんじゃねぇ!これで10,000CFAな訳がねぇだろ!!」と大きな声で言うと、スマホの電卓機能を開いてその店員に打たせます。

すると意味の分からない計算をして、答え「0.025」となったものをドヤ顔で見せてきて、「これだ!」と言います。

せっかくこっちが怒ったふりをして戦闘モードに入っているのに、あまりの滑稽さに思わず吹き出しそうになります。

ここで笑ったらそれこそ負けだと思って笑いを必死にこらえて「てめぇ、計算もできねぇくせにいい加減なことを言ってんじゃねぇぞ!」っていうと、タバコとトイレから戻って来てその様子を見ていたリョウさんが今にも吹き出しそうな顔をしています。

いやいやいや、アンタこっち側の人間のはずなのに、何俺を笑わそうとしているですか??

仕方なく店長を呼んでもらって実際に幾らなのかを聞くとやはり「合計の7,400CFAだ」と言います。

なめすぎています。魚を揚げたもの一切れが2,000CFA(約400円)って言うのですが、日本で同様のものを買ったとしてもその金額は高すぎます。

ふざけるんじゃない!と言うと、「なら幾らなら良いんだ?」と言ってきます。本来だったら魚一切れ500CFA(約100円)でその他の飲み物などすべて込みで2,900CFAと言いたかったのですが、それだとまた揉めて時間を取られてしまいそうだったので「魚一切れ1,000CFA。合計4,400CFAだ」と言いました。

店長はそれは安すぎると言うようなことを言いましたが、近くで見ていて計算のできないアホたれが「セボン(OK)」と言ったので、それで終わりにしました。それでも高すぎるのは私も分っていたんですけどね。

4,500CFAを渡すと律義に100CFAのお釣りを持ってきましたが、私は彼らに暴言を吐いてその100CFAはくれてやる!と突っぱねてやりました。

 

大変気分は悪くなったのですが、私はせっかくの機会なのでキリスト教の大聖堂Basilica of  Our Lady of Peaceを見たかったため、ここで手打ちにして、その後ほとんど休憩を挟むことなく走り続けました。

本当はリョウさんは途中で休憩を挟んだりしたかったのかもしれなかったので大変申し訳なかったのですが…。

 

夕方16時過ぎ、やっとヤムスクロの街の入り口に到着して、そのまま大聖堂Basilica of  Our Lady of Peaceをめざしました。

眼前に大きな大きな大聖堂が現れると私のテンションは上がりました。

めちゃくちゃデカイ大聖堂!

受付に行くとパスポートの提示を求められ入り口には軍服を着た警備員がいましたが、我々が日本からバイクで来たということに驚いていて、大変フレンドリーに接してくれました。

 

実際に大聖堂を見るとその大きさやステンドグラスに圧倒されますが、私はここでも疑問に思ってしまいます。

この建築物の大きさに圧倒されます(>_<)
ステンドグラスも大変綺麗でした。しかし

これを作るのにどれだけの費用がかかったのか訝しく思ってしまいます。

コートジボワールは西アフリカの中では最大級の経済規模を誇りますが、地方の人々の生活はまだまだ貧しそうです。ここにこれだけ立派な建築物を作って維持していくことにどれだけの意味があるのでしょうか?

 

この日はほとんど休憩も挟まずに走り続けて喉も渇いていたので大聖堂を見学したのち、併設されていた売店でジュースを買ってから出発することにしました。

売店から駐輪場に向かう途中、私の目の前を素早い動きで何かが走り去りました。

ん………。

なんだコノヤロー!!

なんだコノヤロー\(^_^)/

それはそれはとても美しい色をしたトカゲでした。

リョウさんに聞くとこのトカゲはレインボーアガマという名前のトカゲで、日本でも最近テレビ番組で取り上げられた有名なトカゲだと言っていました。

この場所にはこんなに美しいトカゲが何匹もいて、私が興奮して追いかけまわしていると、この施設の職員が私に向かって、「おい、あっちにもいるぞ!」って教えてくれるのでした。

 

宿に着くとここも空調が効いていてお湯のシャワーも出る快適な宿でした(価格自体はギニアのぼろぼろの宿と大差ないのですが)。

食堂が併設されていたのでそこで冷たいビールと一緒に夕食を摂ります。

この食堂も例に漏れずなかなか美味しい料理を提供してくれたのですが、いざ会計の段になるとメニューに書かれた金額の倍近い金額を請求されます。

私がメニューを持って行って「金額がおかしい」ことを伝えるのですが、我々が理解できないフランス語で何やら言っていて「金額はこれで合っている」というようなことを言います。

埒が明かないので宿のオーナーを呼ぶように言ったのですが、オーナーはシャワーを浴びているから待てということでした。

そんなもの待っていられないので、明日の朝に会計すると伝えてその日は眠ることにしました。

なんだかんだでこの日も大変疲れる一日でした。

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