1月29日(水)東京出発234日目、コートジボワール3日目 ヤムスクロ~アビジャン 245km
朝、宿をチェックアウトするときに昨日の夕飯の金額でゴタゴタするかな?と思ったのですが、意外にも何も言わなくとも昨晩にこちらが主張した金額でそのまま請求が来たので気持ちよく出発することができました。
コートジボワール最大にして恐らく西アフリカでも最大の都市と思われるアビジャンを目指します。
心配事と言えばリョウさんのNC700のエンジンからのオイル漏れです。
アビジャンまで行ければなんとか修理ないしは応急処置的なことはできるだろうと期待して、とにかくそこまでトラブルなく行けることを願うばかりです。
ただ、幸いなことにオイル漏れ自体は小規模であり、損傷もそこまで激しいものではなさそうです。
首都ヤムスクロから大都市アビジャンまでは有料道路もあるのですが、バイクは料金所を通過できないということで、料金所手前で一旦ハイウェイを降りないといけないという話を聞いていました。
しかし場所によってはその迂回路がわかりにくく、結果ハイウェイを数キロに渡って逆走した人もいるという情報を得ていて、そのあたりも心配していました。
いざ出発してみると、ハイウェイだけあってさすがに道路は非常に綺麗です。まず最初の料金所の手前の迂回路をすぐにわかりました。料金所すぐ手前にちょっとした迂回路があり、料金所を超えたところですぐにハイウェイに合流しています。
問題は次の料金所手前の迂回路です。
地図アプリを見ても迂回路らしきものが見えません。
とりあえず行くしかないので走り始めます。
料金所が近くなると迂回路が無いか慎重に気にかけながら走るのですがやっぱりそれらしきものは見つけられませんでした。
そして遂には料金所のすぐ手前までやってきてしまいました。
仕方なく路肩に停車して歩いて料金所まで行ってどうすべきか聞いてみようかと思ってバイクを降りると、ライフルをぶら下げた警備らしき軍人がこちらに向かって歩いてきました。
そして我々に向かって、ここを通って迂回しろと、あまりにも貧弱な板を側溝に渡した場所を指さしました。
いやいやいや…。
こんな貧弱な板っ切れの上を荷物を積んだ大型バイクが渡ろうとしたらバキっと行ってしまい兼ねませんよって話です。
すると、さらに近くに置いてあったもう一つの貧弱な板の切れ端をその横に並べて、「さあ、行け」と言うようなことを言います。
だからさぁ…。
我々がためらっていると、もう一人軍人がこちらにやってきました。
さすがにこの板っ切れの上を走るのは怖いと伝えると、1250CFA(約250円)払えば料金所から抜けて良いと言ってくれます。
こんなリスクを負うくらいなら全然払いますよって話です。
そうして無事料金所を抜けると、この日はお昼ちょっと過ぎには宿に着くことができました。
我々が宿泊した宿はアビジャンの中心地からは離れてはいたのですが、むしろ高級住宅が立ち並ぶような場所で、治安も良さそうです。
年末にもアビジャンでは日本人旅行者が強盗に遭い金品及びパスポートが奪われた上に、ナイフで切りつけられて軽傷を負ったという事件がありました。
そういったことを踏まえても、やはりここはアフリカです。簡単には考えずに用心するのに越したことはありません。
昼食を食べに出かけようとすると、この宿の塀の上にもいました!
なんだコノヤロー!

レインボーアガマです。
こんなに綺麗なトカゲがいたるところで見られるというのも流石はアフリカですね。
そしてアビジャンの街自体は噂に違わずインフラも整っていて、今までの西アフリカの町に比べればだいぶ快適な場所でした。
明日はガーナのアクラで申請するアンゴラビザ用の証明写真や提出書類のコピーなどをするためにここアビジャンにもう一日滞在します。
ガーナビザにもう少し余裕があればアビジャンで少しゆっくりしたかったのですが、そればかりは仕方ありません。
コナクリを出てからしばらくの間、お世辞にも環境が良かったとは言えなかったので、それでもここで一日ゆっくり過ごせるのはありがたいことでした。
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