金くれ物くれの国2

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2月1日(土)東京出発237日目、ガーナ2日目 タコラディ~アクラ 走行距離228km

出発の準備をしようと荷物を持って宿の駐輪場に行くと何故かかけておいたバイクカバーが外されています。

そして、よく見ると私のテネレさんもリョウさんのNC700も洗車されています。

どういうことでしょうか?

するとこの宿の駐輪場を昨日からフラフラしていたおじいさんがニコニコ顔でやってきました。

どうやらこのおじいさんが洗車してくれたようです。

確かにギニアを走って来て赤土でかなり汚れていたのでそれを見てやってくれたのでしょう。

お礼を言って荷物をバイクに積載し、リョウさんとこの日の予定を再度確認します。

それが終わる頃合いを見計らってこのおじいさんが何か言ってきます。

ガーナに入って英語が公用語になったためこちらの言っていることは容易に伝わるようになったのですが、ガーナではガーナの元々の言葉と英語が混ざり合っていて、さらには酷い訛りがあるため、何を言っているのか非常に聞き取りづらい人が一定数います。

このじいさんはお腹が減っているというようなことを言っていて、洗車の見返りに何かくれと言っているようです。

こちらが頼んだわけでもなく勝手にこのじいさんがやったことなので無視しようかとも思ったのですが、食べ物くらいなら少し分けてあげても良いかと思いました。

しかし私は前日、ガソリンスタンドにいたよくわからない男性にビスケットをあげてしまったため、すぐに取り出せるところに食料を持っていませんでした。

リョウさんに何かすぐ渡せる食べ物が無いかと聞くと、リンゴを持っているということで、それをこのじいさんにあげようとしました。

するとこのじじい、お腹が減ったと言ったくせにそのリンゴは受け取ろうとせず、「金が欲しい」と言い始めました。

なんかムカつくし、それじゃ何もあげないでこのまま出発しようかとも思ったのですが、洗車してもらったのは確かなので、それも少し後味が悪いと思い、財布の中を確認しました。

しかし、私もリョウさんもチップとしてあげられるような細かい紙幣を持っていませんでした。

ふと、緊急時用に別にしまっていたUSドルが別の財布に入っていたことを思い出し、1ドル紙幣を渡しました。

労力の割に少ないチップなのかもしれませんが、こちらとしてもお願いしたことでも無いのでこれ以上のことをしようと思えませんでした。

それにしても昨日この国に入国してから、「金くれ物くれ」が続いていて、これが続くのは少し嫌だなと思いました。

ガーナの人たちは陽気で優しくて気配りができる人もいることから、いい国だなと思うので、それが少し残念に思います。

 

それにしてもガーナは暑いです。つい数日前までいたギニアも暑かったのですが、あの国は湿度が低く日陰に入れば大変涼しく朝晩は肌寒いくらいでした。しかしコートジボワールに入ってからは湿度も高くなり、ここガーナは特に海岸線を走っていることもあり、湿度も高く、まるで日本の夏のように不快な暑さです。

そのためバイクに乗って風を受けていても、じっとりと生暖かい空気が肌にまとわりつきます。

この日の走行距離もそこまで長くはなかったのですが、首都アクラに入るとここも酷い渋滞です。

とにかく暑くてかないません。

昼過ぎには宿に到着できるかと思っていたのが、結局15時過ぎになってしまいました。

汗だくになり、着ているシャツがべっとりと肌に張り付く感触は大変不快でした。

前日の宿はお湯が使えず、この日の宿も水に近いようなぬるま湯でしたが、ガーナではそれで十分です。

宿に到着するなりすぐにシャワーを浴びてさっぱりします。

ここアクラでの一番の目的は我々が取得するビザの中でも最難関と思われるアンゴラビザの取得です。

ギニアのコナクリにいたときから準備を進めてきたものではありますが、ビザ取得に関しては大使館側の匙加減一つということも十分にあり得るのでこればっかりは祈るしかないでしょう。

 

さてさてどうなることやら…

 

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