日本食レストラン ダルマ…

Facebook にシェア
Pocket

2月13日(木)東京出発249日目、トーゴ2日目、ベナン1日目 ロメ~コトヌー 走行距離144km

朝起きて宿の食堂に行くとマックスがすでに座っていました。

私:「ここ座っても良い?」

マックス:「もちろん!」

マックスもこの日はもうベナンのコトヌーを目指すと言っていました。ただ、ここロメにはKTM(オーストリアのバイクメーカー)のショップがあるそうで、そこでタイヤ交換をしてから行くと言っていました。

マックスはベナンの次にナイジェリアに行きそのままカメルーンに入るそうですが、ナイジェリア-カメルーン国境付近が近年大変情勢が悪くなっています。

私が得ていた情報ではナイジェリア-カメルーンの国境は現在情勢不安により閉鎖されていると聞いていました。そのあたりをマックスに確認すると、今のところ一つだけ小さな国境が開いているという情報を得ているそうです。しかし、その情報がどこまで確かなものかは不明で、行くとしても大変危険なことには変わりないので、陸路で頑張ってカメルーンに入国するか、ナイジェリアからカメルーンに向けて船で行くか迷っているとのことでした。

しかし、船であってもナイジェリア近海は海賊がでるそうで、必ずしも安全だとは言えないようです(これは以前から私も耳にしている情報でした)。

アフリカではこのように危険なルートを辿って旅を続ける人が一定数います。こうして仲良くなった人たちがそのような場所を訪れることは大変心配です。どうかくれぐれも無事に通過してくれることを願うばかりです。

そうそう、一方で安心した情報が私たちの所に入ってきていました。

ダカールのシェ山田で一緒に過ごしたマサさんは、大変情勢が悪くなっていたマリ、ブルキナファソを経由してトーゴに向かうと言っていましたが、無事トーゴに入り、そのまま飛行機で南アフリカに飛んだそうです。東側もスーダンなど不安定な国はありますが、南アフリカに無事到着したようで何よりです。

いつになるかはわかりませんが、またいつか日本でお会いできたら良いなと思います。

嬉しい情報ついで(ついでにしてしまってごめんなさい)にもう一つ嬉しいニュースがありました。

ロシアとカザフスタンを一緒に走った洋介さんがついに3月8日のフライトでキルギスのオシュに飛び立ち旅を再開するとのことです。
場所は離れていても、同じ時期に海外を走る仲間がいることは大変心強いです\(^_^)/
またあの可愛らしいフォルムのHONDAモンキーが世界を駆け巡るのですね。ぜひ良い旅にしてください!!

さて、我々もこの日はベナンに入国してコトヌーを目指します。コトヌーではカメルーンもしくはガボン行きの船を探します。私は事前にFacebookのOverlanding West Africaというグループに質問を投げていました。

このグループは西アフリカを陸路(車やバイク)で旅する人たちのコミュニティで、ビザの取得情報や道路状況などを質問しあったり情報共有したりする場所です。

すると、なんと昨年南アフリカまでの旅を終えたメタボンさんがコメントをくださいました。

実はメタボンさんも昨年ナイジェリアに入れなく、ベナンのコトヌーからガボンに向けて貨物船でバイクを輸送していたのです。

メタボンさんからの情報に依ると、コトヌーにはダルマという名前の日本人料理屋があり、そこの日本人のオーナーさんが親日家のベナン人を紹介してくれて、その方がいろいろとお手伝いをしてくれるというのです。

英語もあまり通じないベナンで現地の方が手伝ってくれるというのは大変心強いです。ですので我々はコトヌーに着いたらそのダルマという名前の日本料理屋に行くことにしていました。

トーゴ-ベナン国境での手続きはごくごく簡単でした。

トーゴ側の国境では左側に国境職員が座っている建物があります。そこがイミグレーションのようですぐにパスポートに出国印を押してくれました。

カルネを出すと「ついてくるのは一人だけで良いです」と言われ、私が待機して、リョウさんがカスタムについて行きました。

ほどなくしてリョウさんと職員は戻って来ました。そして国境職員が言います。

国境職員:「5,000CFA払ってください」

うん??それはおかしいですね。入国時にすでに関税は払っています。ここで追加の料金が発生するわけがないのです。

私:「何の類のお金でしょうか?」

国境職員:「カルネにスタンプを押すのにお金がかかります」

あぁ、完全に賄賂です。

私:「そのお金はいったい何でしょうか?税金ですか?税金ならばどういった類の税金ですか?カルネにスタンプを押すことで発生するお金というのは聞いたことがありませんよ。」

そういうと

国境職員:「そうですか。ではこれで手続きはすべて終了です。もう行って良いですよ」

と言いました。

トーゴ入国時と違って強硬に賄賂を要求しては来なかったので良かったです。リョウさんは何のことかわからなかったようなので「今のは賄賂の要求だったみたいです。大丈夫ですよ。もう行っていいみたいです」と言うと、「そうだったんですね。危なかったですね」と言いました。

ベナンに入国すると、ここではイミグレーションの場所が非常にわかりづらくはあったのですが、周りの人たちが「あっちだあっちだ」と教えてくれたので、そこでも問題なく簡単な手続きで入国印を貰えました。

イミグレーションでの手続きを終えると次はカスタムでバイクの一時輸入の手続きです。

ベナンはカルネは不要で、すぐ近くの小屋で通行許可証を発行してくれます。先にリョウさんが手続きを終えて通行許可証を発行してもらうと、

職員:「6,000CFAになります」

と言いました。

すると

リョウさん:「またまた~」

と言って笑いながら立ち去ろうとします。

私:「リョウさん、リョウさん。ここはカスタムなので、バイクの一時輸入手続きで関税が発生しますよ。なのでそれは正規のお金ですよ」

と言うと、

リョウさん:「え!?そうなんですか?このおじさん冗談で言っているのかと思いました」

確かに国境の手続きはわかりにくく何が正規のもので何が賄賂なのか判断に迷っても仕方ありません。

私:「入国時には基本的には二つの手続きが必要で、一つはイミグレで人間の入国。もう一つはカスタム(税関)でバイクの持ち込みです。アライバルでビザの取得が必要な場合はビザ代、カスタムではバイクの持ち込みに発生する関税。この二種類以外のお金を要求されたときは賄賂の可能性があるので何のお金がきちんと確認した方がいいですよ。あとは違反がなければ出国時には基本的にはお金は発生しないです(国によっては出国税とかの税金が発生することがあるので確認した方が良いですが)」

と言うと、

リョウさん:「そうなのかぁ。よし!次からは騙されないぞ!」

と言うのでした。

 

ベナンに入ってからもコトヌーに向かう道はきちんと整備されています。

途中、ガソリンスタンドに寄って給油をしようとしたのですが、コトヌー市街は歩道が酷く荒れていて深いサンドもあります。そこでリョウさんが転倒してしまいました。それほどスピードが出ていたわけでは無かったのでそれほど大きなダメージでなかったことは不幸中の幸いでしたが、ここは深いサンドでさらに波状路になっているので走るのは大変難しいです。

さらには2軒ほどガソリンスタンドに立ち寄ったのですがどちらも売り切れで、3軒目にしてようやくガソリンを給油することができました。

宿に着き、18時半に日本食レストランダルマはオープンするということで早速行ってみました。

ダルマとおぼしき場所に到着したのですがお店はやっていないようです…。

今日はお休みでしょうか??

すると近くにいた男性が話しかけてきました。

男性:「この店に用かい?」

私:「はい」

男性:「今日は閉まっているぞ」

私:「明日はやっていますかね?」

男性:「明日も閉まってる。明後日も閉まってる。その次も閉まってる。月曜日には開くぞ」

私:「ここはダルマですよね」

男性:「そうだ。ダルマだ。」

この男性の言っていることはいまいち要領を得なかったのですが、本当にダルマは月曜日に開くのでしょうか?もしかしたらダルマ自体が閉店して、別の全く新しいお店に変わってしまうということはないでしょうか?

ここで「親日家のベナン人」を紹介していただかないとまた面倒なことになってしまいます。

自分たちでイチから船会社を見つけてバイクを輸送するとなると、英語も通じにくく、港自体もそれほど大きくないコトヌーでは難儀しそうです。

最悪トーゴのロメに戻るか、もっというとガーナのアクラに戻る(そうなるとガーナビザを再度取り直さないとならないのでかなり面倒ではありますが)ことも考えないといけないかもしれません。

どうもあっさりとは行かせてくれませんね。

さてさてどうなることやら…。

Facebook にシェア
Pocket