あの最悪なタクシードライバーじゃねぇか!

Facebook にシェア
Pocket

2月24日(月)東京出発260日目、ガボン4日目 リーブルビル

日曜日か月曜日に到着すると言われていた船は確認したところ火曜日に到着するということでした。

しかしこれはこれで都合が良かったのかもしれません。

というのも土曜日にこの国の自動車保険の加入をしようとしたところ月曜日以降でないと手続きができないということだったからです。

この日自動車保険に加入しておけば、明日バイクを引き取れた場合でも無保険で走らなくて済みます。

更に私たちは保険の加入だけで無く、この日はもう一つやりたいことがあったのです。

私たちは西アフリカの共通通貨のCFAをまだ持っていてこれを中央アフリカの共通通貨であるXAFに両替したかったのです。

ガボンに着いたその日、宿から迎えに来たタクシー運転手が我々を非常に急かすものですから空港で両替ができずにここに来てしまったのです。宿の人に確認するとCFAを両替できるのは空港くらいしかないということでしたので、この日は保険の加入をしたのち空港まで行くことにしました。

宿の人にお願いしてタクシーを呼んでもらいます。

するとあろうことかやってきたタクシー運転手はガボン入国初日に空港までやってきたあのサービスもマナーも最低なドライバーでした。

私はすぐさまこの野郎に聞きます。

私:「英語は話せますか?」

ドライバー:「ハナセナイ。フランスゴダケダ」

仕方ありません。告げ口するみたいで嫌ですが、きちんと言わなければならないと思い宿の人に伝えます。

私:「彼は先日私たちを乗せてくれましたが、サービスも運転マナーも最低でした。本来なら他の人に変わってもらいたいのですが、もう来てもらってしまったのでもう一度だけチャンスを与えます。もし彼が今回もきちんとしたサービスを私たちに提供してくれなければ、こちらの宿にクレームを入れさせてもらいます。彼にそのようにお伝えください」

すると宿の方が彼に話をしてくれ、前回とは打って変わって気持ち悪いくらい愛想良く我々に接してくれます。

実はこのような対応を私がするのはウランバートルの味戸さんの話が私の心に残っていたからです。

味戸さん:「たくさんの外国人と話をしていると日本人のお客さんは非常に難しいと言われます。『何か不満は無いか?とか聞いてもその時は大丈夫だというクセに、いざすべてのサービスが終わった後に本社にクレームが入ったり悪いレビューを書かれたりする。何か不満があればそのときに言ってくれればこちらも改善のしようがあるのに、終わってから言われるから対応が難しい』」

確かに日本人にはありそうだなと思いました。そしてそのやり方は全く持ってフェアではないです。

今回は言葉が通じず、結果として宿の人に告げ口をするような形になってしまいましたが、この日、彼は精一杯の気持ちでサービスをしてくれたことを感じたので、はっきりと伝えることは大切なことなんだと改めて感じました。

予定していたように先に保険屋に行きました。

土曜日に対応してくれた女性が同じように座っていたので、私たちのことを見るとすぐに何の話か認識してくれました。

カルテローズ(中央アジア諸国をカバーする自動車保険)の加入手続きはこの女性が座っている部屋とは別の隣の部屋で行うようです。

我々が隣の部屋に行くとさきほどの部屋から

最初に受け付けてくれた女性:「英語で対応してだって!頑張ってね~(フランス語なのではっきりとはわかりませんが、たぶんそんな感じ)」

と言っています。

担当してくれた女性の方はほとんど英語が話せないようで、我々もフランス語は壊滅的に理解できないので難儀しましたが、この方は粘り強く対応してくださいました。

ブラウンカード(西アフリカ共通の自動車保険)の有効期限がまだ残っていたので、カルテローズに本当に加入する必要があるのかもどこかに電話して確認までしてくれる丁寧な対応でした。

私が事前に調べていた情報ですと、カメルーンでカルテローズに加入した人は1か月でも1年でも同額で18,000XAF(約3,600円)だったということですが、今回我々が加入したときには1年有効のものしかなく59,000XAF(約12,000)と予想以上に高額でした(後々調べたところに依るとコンゴで1ヶ月だけ有効なもので45,000XAFだったという人もいたので、そんなものなのかもしれません)。

しかし検問で自動車保険の提示を求められるリスクを考えれば加入せざるを得ません。

必要経費と判断し仕方なく加入します。

無事保険の加入が終わると今度は空港に向かいます。

空港では非常にわかりやすいところに両替所があったのでそこで両替をお願いします。西アフリカ諸国共通通貨のCFAと中央アフリカ諸国共通通貨のXAFのレートは1対1であり、手数料も取られることなくあっさりと両替できました。

この日は最初にクギを指しておいたおかげか、タクシー運転手も最初から最後までとても愛想良く丁寧に対応してくれて滞りなく予定を済ませることができました。

さあ、船会社によると明日、船はガボンに到着するということでしたが果たして本当でしょうか?あの雑な積み方をされたバイクは果たして無事なのでしょうか?そしてそして、税関などでの賄賂の要求や船会社による理不尽な金銭の要求がなくバイクを受け取ることができるのでしょうか?

一抹の不安はよぎるものの信じるほかありません。

どうか無事にバイクを受け取れますように…。

Facebook にシェア
Pocket