船会社からの再びの請求

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2月27日(木)東京出発263日目、ガボン7日目 リーブルビル

予定通り8時半に昨日と同じタクシー運転手が宿まで迎えに来てくれました。

帰りはバイクで戻る予定ですので片道だけお願いしているのですが、このタクシー運転手は我々をサムもどきに引き渡すまできちんと仕事をしてくれました。

港に入ると片足を引きずった男が話しかけてきます。

障害があることには同情しますが、どうせこの男もお金の無心をしてくることが目に見えています。ですので私は基本的には無視をするのですが、リョウさんは受け入れてしまいます。

こういったことは一方でリョウさんの良いところなのだとは思いますが、西アフリカでのストレスフルな生活が私の心から余裕を奪っていました。

後でお金を要求されたりしたときにリョウさん一人で対処するのであれば良いのですが、ほとんどの場合が私にも付きまとってきたりする(そしてリョウさんは英語が話せないので最終的には私が対処することが多い)ので、この時点で朝からウンザリします。

タクシー運転手がCASSANGA(今回使用した船)のところまで連れて行ってくれ、サムもどきと引き合わせてくれると

サムもどき:「10時になったらそっちに行くからあっちのベンチに座って待ってろ」

と言います。そして私たちのあとをついてきた足を引きずった男を見るとサムもどきと一緒にいた男が

男:「お前たち面倒な奴を連れてくるんじゃねぇよ。いいか?待っている間、誰かが話しかけてきても無視しろ。余計なことは知らないやつに話すんじゃない」

と付け加えました。

私がそのことをリョウさんに伝えてもこの男の意図するところが理解できなかったようなので、

私:「あとでどうせお金を要求してきたりするから、向こうから話しかけてくるような奴とはあまり話すなってことですよ」

というと

リョウさん:「え、そうなんですか?」

と答えました。今までそうやって付きまとわれたりお金を要求されたことが何回あったんでしょうよ。いい加減ウンザリします。

港の入り口付近の日陰のベンチで待っていると、知らない二人組の男がやってきて話しかけてきました。

男:「お前たちはバイクを引き取りに来た日本人だな?この男が通関手続きをしてくれる。私は通訳だ。今から時間良いか?」

私:「わかりました。ただ、私たちはサム(実際にはサムもどき)に10時までここで待っているように言われています。サムはこのことは知っていますか?」

通訳の男:「ちょっと待ってな。電話して確認するから」

しばらくすると見知った顔の男がやってきたので挨拶をすると、こっちの男がサムでした。じゃ、さっきのサムもどきは誰なんだ?と思っていたらサムもどきもやってきてサムと通訳の男と話をします。

通訳の男:「これから通関手続きをするから、バイクの書類をこの人に渡してもらっても良いか?」

そう言われて書類を渡すのですが、私は通関業務を行う際には一緒に付いて行きたいです。なぜなら通関業務が終わった後に、かかった関税を嘘の金額を言われたりして揉めることがあるからです。

しかし船会社の処理も入ってくるので一旦ここで待っていて欲しいと断られてしまいました。でもこの時点できちんとした税関の領収書をもらわない限りお金は支払わないと断固決意しました。

今度は何やらサムもどきが通訳の男に何やら言っています。どうやら昨日の警察からパスポートを取り返したから一人25,000CFA(約5,000)払うように通訳しろと言っているようです。

しかし通訳の男は首を横に振って私たちに通訳することを断っていました。これを見て私は、もしかしたらこの通訳の男は信用できる男なのかもしれないと思いました。

しばらくして税関手続きをすると言った男が戻ってきて、二人分合計で手続きの費用450,000CFA(約9万円)を払えと言ってきます。

なめたことを言っているんじゃねぇよ!しかも返却されたカルネを見てもスタンプが押してありません。

私:「なんだと!なんでそんな金を払わないといけないんだ?!」

税関業務の男(通訳を介して):「税関処理の費用だ」

私:「こんな高いはずないだろ!払えって言うなら領収を出しやがれ!」

税関業務の男は「良いだろう」と言うと我々に付いて来るように言いました。

港から外に出るとタクシーに乗るようです。

しばらくタクシーを走らせると到着したのは税関ではなく船会社の事務所のようでした。

タクシーを降りる際に不当なタクシー代を税関業務の男に請求されたくなかったので、この男が幾ら払っているのかを確認し「5,000CFAか」と英語で独り言を言うと、それを見ていた通訳の男が「5,000ではないですよ。2,000CFAですよ」と教えてくれました。

事務所に入ると映画の悪役として登場しそうな見るからに悪そうな顔をした男がいて金を払えと言ってきます。そもそもここは税関ではないですし、そんな法外なお金を払う筋合いはありません。

しばらく口論となります。こっちはすでにコトヌーで輸送費は船会社に支払い済みなのです。しかし幾らここで話をしても埒が明かないので

私:「お前らがそこまで言うならこっちは日本大使館とガボンの外務省に電話で確認するけれど、それで良いんだな?」

と言いました。

すると先方はどうぞお好きにと言います。

私はガボンの外務省に電話をすることにし、リョウさんには日本大使館に電話をしてもらうようにお願いしました。

ガボンの外務省のホームページを見ると部署ごとにたくさんの電話番号が記載されていたのでそれっぽい部署に電話をかけてみるのですが、ことごとく「無効な電話番号」という返事が返ってきます。

リョウさんの方は日本大使館につながったようです。リョウさんから私に大使館の職員と話をするようにお願いされたので

私:「お忙しいところ大変申し訳ございません。私たちは現在オートバイで旅行中でして、ベナンからガボンにバイクを船で輸送しました。すでにベナンにて船会社に支払い済みなのですが、ここにきて更に追加のお金を支払わないとバイクを引き渡さないと言われて少しトラブルになっています。こういった場合にどこか相談できる機関を教えていただくか、対処の仕方をアドバイスいただくことって可能でしょうか?」

大使館職員:「そうですねぇ。大使館としてはそのようなトラブルの解決をするということはできないのですが、ベナンにて船会社との支払いが完了しているということでしたら、ベナンの船会社から直接こちらの船会社と話し合ってもらうようにお願いするってできないでしょうか?」

なるほど!そうだ!スラデュさんに話してもらおう!

 

続く…

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