ポルタンボイにて

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2022年8月13日(土)2回目東京出発9日目、この旅トータル294日目、アンゴラ2回目8日目 首都ルアンダ~ポルタンボイ 走行距離249km

さて、ついにこの日は待ちに待ったルアンダ出発の日です。この日はルアンダより350km離れたSumbeの町を目指す予定です。

しかし、その前に手前のポルタンボイにジョージさん親子が滞在しているとのことなのでそちらに立ち寄ることにしました。
いつもは渋滞の酷い首都圏内の道路ですが、この日は土曜日ということもありすいています。

大きな荷物を積んでの走行は久しぶりで運転に多少の心配はあったのですが、渋滞に巻き込まれることもなく本日出発になったことは本当に良かったです。

南半球に位置するルアンダは8月は日本とは正反対の冬にあたる時期で気温も赤道からそれほど離れていない割には低く、最高気温でも22~23℃です。
この日は朝から曇り空でいつもより肌寒く感じます。

私が滞在していた場所はルアンダの南の外れの方でしたが、ルアンダの街を抜けると車の数も減り、気持ちよく走ることができます。

アンゴラ以前の西アフリカでは道路が非常に悪いところが多く、また頻繁に検問があるため全く気持ちよく走れないことが多いのですが、アンゴラは道路も非常に綺麗に整備され、検問も無いので気持ちよく走れます。

10時少し前に出発し、ポルタンボイ到着は14時頃を想定していましたが、テネレさんの調子も非常に良く、あっという間に13時頃にポルタンボイ入り口のガソリンスタンドに到着しました。

ガソリンスタンドに到着すると早速ジョージさんに連絡をします。

ジョージさん:「もう着いたのか?今どこにいるんだ?」

私:「ポルタンボイの街の入り口のガソリンスタンドにいます」

ジョージさん:「わかった。すぐに迎えに行く」

そういうとものの5分くらいでジョージさん親子がやってきました。
昨日さよならしたばかりですが、大変嬉しい再会です。

そして、さらに見るともう一台大きな車が付いて来ており、そこから一人の大男が降りてきました。
なんと、私のビザ取得に大変協力してくださったライダーズクラブのリーダーのリリオさんです。

ジョージさん:「ヒデは彼のこと知っているのか?」

私:「はい!ビザを申請する際に大変お世話になりました!」

リリオさん:「いつものことさ。今も一人ブラジル人から君と同じようにアンゴラビザを取りたいから招待状を書いてくれって連絡が来ているよ。」

挨拶も早々に、ランチを食べに行こうということで、この街にある大変高級そうな海辺のレストランに連れて行ってもらいます。

ここは魚介が美味しいということで、焼き魚のプレートを注文します。すると

ジョージさん:「ヒデは当然ビール飲むよな(笑)」

いやいやいや、私、このあとまだ100kmくらい運転する予定なんですけど…。

ジョージさん:「バイク乗りがビールを飲まないわけがない。遠慮なくどんどん飲め」

そんなん言われたら飲んでしまうに決まっています。

ビールを飲んで気持ち良くなっていると食事が運ばれてきます。
私が人生で見たことのないような大きなロブスターが乗っています。

まーなんとも贅沢な!

今までこのバイク旅ではそんなに良いものは食べてきていませんでしたが、ここアンゴラでは贅の限りを尽くしています(しかもライダーズクラブの方がお会計をしてくださっています…)。

そんなのどんどんビールが進んでしまうに決まっています。

一通り食事が終えるころには私も出来上がってしまっていました。
このまま100kmもバイクを運転していけるわけがありません。

私:「ジョージさん。今日は私はポルタンボイに滞在しようと思います。どこかそんなに高くない宿泊施設をご存じないですか?」

ジョージさん:「あー、それなら私たちが今停まっているのと同じところに来ると良い。私の幼馴染が経営している海沿いのロッジだ」

そうしてバイクで5分くらいの場所の海辺のロッジに行きました。

到着して荷物を降ろすとすぐにまたジョージさんに呼ばれ、海の見える綺麗な食堂に行きます。

そこでもまたビールを振舞われます。

もーいっぱいです。
べろべろに酔っぱらっている私を見て娘さんたちは笑っています…。

さらに

ジョージさん:「食事は何にする?カラマでも食べるか?」

「カラマ??」

私:「カラマってなんですか?」

ジョージさん:「カラマはカラマだよ。ちょっと見てみるか?」

そういうとボーイが器にイカを載せて持ってきました。

「カラマ」ってイカのことなんですね。そんなに大きくなさそうなのでお腹いっぱいですが、断ることもできずにお願いすることにしました。

ジョージさん:「カラマは日本語でなんて言うんだ?」

私:「イカって言います。イ、カ」

ジョージさん:「イタ?」

私:「いえいえ。イ、カです」

ジョージさん:「イカ。イカな。わかったイカ」

私:「そういえば次女さんは日本のアニメを見るって言ってましたけど、日本のアニメで何が好きなんですか?」

次女:「うーん。ShingekinoKyojin、Naruto」(日本語で答えます)

私:「それらは日本でも人気がありますよ」

次女:「あとはバイオレットエバーガーデン」

私:「ごめんなさいそのアニメは私は知らないです」

次女:「そのアニメは戦争の物語なの。主人公の女の子が腕を失って兵器に改造されて戦う物語」

私:「『了解しました』って日本語はそのアニメで知ったのですか?」

次女:「うん。そうなの」

私:「スパイファミリーってアニメは見たことありますか?」

次女:「スパイファミリー?(スマホで検索して)コレ?知らない。見たことないわ」

私:「私が最近見て面白いと思ったからおすすめしますよ」

次女:「わかった。ぜひ見てみるわ」

うーん、あとになって考えてみたらスパイファミリーはコメディなので次女さんにとって面白いと感じるのか不安になりました。
オジサンが「アーニャ」とか言って萌えているの気持ち悪いとしか思わないでしょうね。

でも、世界的にも人気のあるアニメなので大丈夫でしょう。

そしてそのあともビールと食事を堪能し、そろそろ日が沈むという頃

ジョージさん:「これからBARに行って飲みなおすけどヒデも来るかい?」と言います。

さすがにこれ以上は苦しいので丁重にお断りし、この日はこのまま就寝しました。

ルアンダを離れてもまだまだライダーズクラブの皆さんにお世話になりっぱなしの私。

本当に感謝しかない

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