なんだ?この怠惰な生き物は??

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2022年8月24日(水)2回目東京出発20日目、この旅トータル305日目 ナミビア7日目 ウォルビスベイ~ムーンランドスケープ~ケープクロス~ウォルビスベイ 走行距離473km

この日は朝8時に朝食をお願いしていて、女主人は時間に余裕を持って準備をしてくださっておりました。
この国の人たちは本当にしっかりと時間を守ります。
それでいて全くギスギスしていないのも素敵だなと思います。

完全に冬の装いで最初の目的地であるムーンランドスケープに行きました。
ムーンランドスケープに行くには15kmほどの未舗装路を走る必要があったので気を引き締めて行きましたが、実際にはダートであっても地面は引き締まっていますので気持ちよく走れます。

荷物を積んでいなければテネレさんで走るには最高の道です。思わず100km/hくらいで砂埃を巻き上げながら滑走します。

少し高台になっているムーンランドスケープの展望スポットに到着するとヨーロッパからの旅行者と思われるご年配のグループがいらっしゃいました。

ここから見る景色はまさに絶景でした。パミールハイウェイを滑走しているときにここは本当に地球上なのか?月とか他の惑星なのではないか?というような錯覚に陥りましたが、ここは月のような場所というよりも地球上の大自然の真っ只中という表現の方が相応しいと思うのですが。

この土地には「ウェルウィッチア(和名:奇想天外)」と呼ばれる、砂漠に生息する珍しい植物が生えているということでそれっぽい植物を撮影したのですが、私が見たものは「ウェルウィッチア」では無いと後で知り少し残念でした。

ただ、この場所は本当に絶景です。前回の長旅の中で見るのではなく、一度帰国して気持ちをリセットしてから見たというのもあると思うのですが、もしナミビア旅行を計画されている方がいるならぜひ訪れて欲しい場所です。

そしてこの日はこのまま北東の海岸線のケープクロスにアザラシを見に行きます。

このケープクロスに行く道中が私は不安を感じずにはいられませんでした。
アザラシの群生地ということでもっと多くの人が訪れるような場所だと思っていたのですが、荒涼とした霧に包まれた海岸線をひたすら走り、まったく他の車をみかけません。

荷物も宿に置いてきてしまい、最低限の工具しか持って来ていないのですが、もしこんなところでマシントラブルに遭ったらどうなるのかと思うと不安が募りました。

それでもこの旅で50,000km近く走って一度もトラブルらしいトラブルに見舞われることのなかったテネレさん。しかもこの日は重たい荷物も積んでいません。そうそうこのタイミングでマシントラブルなど発生するわけがありません。

無事にアザラシの群生地ケープクロスに到着しました。
受付で入場料を払います。150ナミビアドル(約1200円)と事前情報では得ていたのですが値上げされていて200ナミビアドル(1600円)となっていました。

アザラシが驚いてしまうのでバイクはゆっくり走ってくださいねという注意を受けて海岸に行きます。

最初にこいつらを見た瞬間に感じたのが「なんなんだ!?こいつら?マジでくせー」でした。
とにかく鼻が曲がるほどなんともいえない異臭を放っています。

しかもぐでーっと寝そべってやる気のない姿が本当にだらしない。無意味にメェーメェー吠えているのもわけわからんし、心底私はこんな怠惰な意味不明な生物に生まれてこなくてよかったと思いました。

しかも立て看板を見るとこつら気に食わないと噛みついてくるから気を付けろと書いてあります。
こんな怠惰でだらしなくて臭い生物のくせに気に食わないと噛みつくってどれだけ終わっている生物なんだよ…。

海岸線にはアザラシを見るための展望通路があるのですが、その入り口付近に一匹のアザラシが寝そべっていました。
展望通路に入るときに、こいつが気に食わないって思って噛みついてきたら嫌だなと思っていたのですが、そこにアザラシが寝そべっているのが気に食わないと思ったのか、白人のおばちゃんがこのアザラシに蹴りを入れてどかしていたのを見て、サスガだなと思いました。

まーとにかく「臭い」と「この怠惰な生き物はなんなんだ?!」という感想を持ちケープクロスを後にします。

ケープクロスからウォルビスベイへの帰り道、またしてもライダーとすれ違います。
合図を送って互いに道路脇に停車します。

ニュージーランドからの旅行者で65歳と言っていました。
65歳にしてはずいぶんとおじいさんみたいだなと思いました。
このブログの読者の中で絶大なる人気を誇る粕谷さんも3年前の日本出発時は65歳でした。
それを考えると粕谷さんって本当に若いなと思います。確かに私が鳥取の境港で初めて粕谷さんに会ったとき、洋介さんに50歳くらいのライダーに会いましたよって言ったのを覚えています。というより日本人は全体的にすごく若く見える人が多いのでしょうね。私は日本にいれば年相応に見られますが、海外で41歳ですというと「25歳の間違いだろ?お前数も数えられないのか?」なんて言われたりします。

このニュージーランド人ライダーは南アフリカからボツワナやモザンビーク、タンザニアなどを旅して、エチオピアにはカルネが無くて入れなかったと言っていたのですが、タンザニアの北、ケニアがカルネが無くて入れなかった国の間違いではないでしょうか?ケニアは他のライダーでカルネがなくてどうしても入れてもらえなかったという話を聞いたことがあります。

ただ、この方はカルネなしで南アフリカやナミビアは旅をしているので、この方の話を聞く限り私が心配しているそのあたりはなんとか問題なさそうです。

しかし、ニュージーランドの英語は訛りがきついのでしょうか?
それともこの方の活舌が悪いのでしょうか?
聞き取るのに苦労します。

私が西アフリカを通って来たという話をしたら「どうだった?」と聞かれたので「正直おすすめはしない。まず道路が非常に悪いし、国境越えも非常に面倒だ」と伝えました。

この方も年齢が高いので車重の重いバイクを扱うのは大変なのでKTM500アドベンチャーを選んだと言っていました。
時期にもよりますが、雨季にあたってしまうとガボンーコンゴ間、ギニアの赤土地帯、リベリアなどは地獄を見ることになるでしょう。この辺りは道路状況だけでなく衛生面、疫病の心配もある上に、特段見るべきような観光地もなければ、腐敗した警察官と国境職員、検問の軍人がいるので、そういったところに行くことに価値を見出す人以外には全く以ておすすめはしないです。

このままこの日はウォルビスベイ帰還します
ウォルビスベイに到着すると再度フラミンゴを見ます。
残念ながらフラミンゴの数は少ないですが、それでもアザラシに比べたらなんて品のある生物なのでしょう。

でもやっぱりこのナミビアという国はたくさんの観光資源があり、ストレスなく旅行ができることから私は大変好きな国だなと思いました。

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