• ボスニアの優しい人々

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    10/26(土)東京出発140日目、ボスニア・ヘルツェゴビナ2日目 トゥズラ〜ランボチ

    朝起きて出発の準備をして外に出てみると、案の定霧が立ち込めていました。

    そこまで濃い霧ではないので大丈夫かと思って出発したのですが、クロアチアを目指して西に進んで行くと更に標高が上がり、どんどん霧が濃くなります。山の曲がりくねった道を視界がほんの数メートル先までしか無い中走るので、怖くて仕方ありません。

    霧の中に浮かび上がる泉は綺麗だったんですけどね(;´д`)

    幸いなことに少し走ると大きな道に出てガソリンスタンドを見つけたので、休憩がてら立ち寄ることにしました。前日に国境を越える前にセルビアのディナールを全部使い切るためにガソリンを入れていたため、この時は給油は不要だったので売店で朝食のパンを買うことにしました。

    この売店のお兄さんも、オートバイにたくさんの荷物を積んでやってきたアジア人の私に興味深々でした。

    パンを食べているうちに多少は霧が晴れてきたのでそのまま出発しました。また少しすると山道を登って行くので、「また霧が濃くなったら嫌だな」と考えていたのですが、日が高くなってきたのか、霧はどんどん晴れていき、再び美しい景色が眼前に広がっていきます。

    途中つり橋を見つけました。
    足元は隙間だらけで、なかなかに揺れるこのつり橋は、そこそこのスリルを提供してくれました

    ずぅっと続く美しい景色。私はこの東ヨーロッパの風景が大好きです。

    私はこのような東ヨーロッパの風景が大好きです
    本当に美しいです

    しばらくして昼食を摂ろうと少し大き目のスーパーに入りました。スーパーの駐車場にバイクを停めたところ、このお店のスタッフと思われるおじさんがやってきて、ここは車を停めるスペースだからバイクは停めちゃダメだと言います。

    しかし私の姿を見て、アジア人の旅行者だと認識したこのおじさんは、笑顔になり、「任せろ。俺がしっかりバイクを見ててやるから大丈夫だ。」というようなことを言って親指を立ててくれました。

    スーパーに併設されている食堂で昼食を取りました。質の割に割高感は否めませんが、ここでも店員さんがとても優しく接してくれます。

    食後のコーヒーを注文しました。せっかくなのでボスニアンコーヒーを注文したのですが、ボスニアンコーヒーってトルコで飲んだターキッシュコーヒーと同じなんですね。セルビアで飲んだセルビアンコーヒーも同じでした。この地域では自国の名前を冠したコーヒーはおそらくどこに行っても同じなのかもしれません。

    ボスニアンコーヒー。
    ターキッシュコーヒーとセルビアンコーヒーと同じでした

    私は普通のコーヒーの方が好きなんですけどね。

    昼食を終えて駐車場に戻ると先ほどのおじさんが、また親指を立てて笑顔で見送ってくれました。

    この日はボスニアの西にある湖のほとりにある宿に泊まりました。絶景の見えるこの宿も格安です。しかもこの日の宿泊客は私一人。私が到着したときにイケメンの若い兄ちゃんとそのお父さんがいましたが、自由に使って良いよと言って、鍵だけ渡してくれて、そのままいなくなってしまいました。

    軽井沢の別荘??って思うような大変キレイな景色が眼前に広がる、清潔な一軒家に格安で宿泊できます\(^_^)/

    少しの間、お父さんだけはペンキ塗りの作業をして残ってはいたのですけれども。

    お父さんの方は英語は全く話せないようで、スマホの翻訳アプリを使って色々と話しかけてくれました。

    夏にはたくさんの旅行者が来るけど、どこも空いていて景色が綺麗で気候も良いこの時期が最高だと言います。目の前の湖は1968年に作られたもので水深は95m、水力発電もあるといったことも教えてくれました。

    夜になると誰もいなくなってしまい、外は真っ暗で一人広い宿にいるのは少し怖かったのですが、それでも快適な一軒家を自由に使えるのはありがたかったです。

    ほぼ素通りになってしまったボスニアでしたが、それでも絶景が広がり人々の優しいこの国も私にとってはお気に入りの国の一つになりました。

    さぁ、明日からはついにアドリア海の沿岸の国クロアチア入国です。

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  • ボスニア・ヘルツェゴビナに入国

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    10/25(金)東京出発139日目、セルビア5日目、ボスニア・ヘルツェゴビナ1日目 ベオグラード〜トゥズラ

    歯の治療も済んだことなので、このベオグラードにいる理由も無くなり次なる場所を目指します。

    朝起きて宿の方にお別れを告げると、笑顔で見送りをしてくれました。こんなにも素晴らしい天気が続き陽気も良い時期なのに東ヨーロッパには観光客が非常に少ないです。もしこの時期にお休みを取れる人は、東ヨーロッパは旅行先として大変お勧めできる場所です。

    セルビアの田舎道をのんびり走ります。これだけで私にとっては十分な観光になります。

    何気ない場所ですけど、私は東ヨーロッパの田舎町の町並みが大好きです
    写真が下手すぎて、良さが伝わらない(;´д`)

    15時頃にボスニアとの国境に着きました。これまで東ヨーロッパの国々の国境は非常に空いていてあっという間の国境越えでしたが、ここの国境は多少混んでいました。とは言っても手続き自体は簡易的なので、15分も並べば私の順番がやってきたのですが。

    市川海老蔵似の担当官が非常にフレンドリーに対応してくれます。日本からバイクで来たということにオーバーアクションで驚いています。

    グリーンカードの提示を求められたので見せると、北マケドニアのときと同様に、このグリーンカードはボスニアをしてカバーしていないので別途ここで保険に加入する必要があると言われます。

    きちんと確認していない私が悪いのですが、この担当官が「ごめんなさい」と言ってくれるのです。いやいや、悪いのは私ですから

    この担当官がどこかに電話をしてくれて、保険の手続きをしてくれるおじさんを呼んでくれました。

    別の建物に案内されてそこで手続きをするのですが、このおじさんは全く英語が喋れません。何を言っているのかサッパリわかりませんし、私の言っていることも全く通じません。

    困ったおじさんは先ほどの担当官のところに行って、結局はその担当官に聞きながら書類を作成しました。ようやく手続きが終わり、保険料の20ユーロを支払うと、おじさんは満面の笑みで握手を求めてくるのでした。

    さて、国境で予想以上に手間取ってしまったので、この日はここから数十キロほど離れたトゥズラという町に泊まることにしました。この国も大変安価で綺麗な宿に泊まることができます。

    宿に着くとおばちゃんが出て来て対応してくれるのですが、どうやら英語はほとんど喋れないようです。すると息子さんらしき方がしばらくしてやってきて、英語で宿の説明をしてくれました。

    ボスニアに入って標高が上がり、夜になると霧が出てきていたので、「ロシアのアストラハンからチェチェンに行ったときのように朝方霧の中を走ることになったら嫌だな」そんなことを考えつつ多少心配になりながら、この日は就寝するのでした。

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  • やったことは無駄にはならない

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    10/24(木)東京出発138日目、セルビア4日目 ベオグラード

    前日に2軒の歯医者に行ってみたものの、どちらの歯医者でも私の歯に問題はないと言われてしまい、どうしようか悩みました。

    問題がないというならこのまま先に進もうかとも思うのですが、物を噛んだときに痛みが走るのは確かですし、このまま放置してアフリカに入ってから症状が悪化してしまったら打つ手なしです。

    悩んだ末に歯科医であるKに相談することにしました。

    レントゲン写真を写メで撮り、物を噛んだときに痛みが走るのだが、現地の歯医者では問題は無いと言われたことを伝えます。

    するとこんなにも分かりづらい写メのレントゲン写真にもかかわらず丁寧に考え得る可能性を示唆してくれます。ただし、一枚のレントゲン写真からだけの診察のため、原因を突き止めるためには更に細かい診察が必要であることもきちんと伝えてくれます。

    そしてやはり根幹治療をすることになるなら専門医によるラバーダムという手法は必須であると教えてくれました。

    私はセルビアの歯科医を探す際に、根幹治療の専門医ということで「root canal(根幹)」「dental clinic (歯医者)」で検索していたのですが、Kが根幹治療の専門医は「エンド(endodotic)」であると教えてくれたため、お陰で根幹治療の際にラバーダムをしてくれる歯科医を見つけることができました。

    見つけた歯科医にメールを送るとすぐに返事をくれ、その日の午後2時に予約を取ることができました。

    この歯医者は滞在していた宿からバスで一時間ほど離れたところにありました。

    時間通りに行くととても明るい笑顔で私を迎えてくださいます。

    担当してくれる歯科医は2人でどちらも大変な美人です。とても手厚い対応で、私にもわかるように英語で2人で議論しながら診察をしてくれます。

    するとやはり私が痛みを感じていた歯には治療を施すような問題は無く、「食いしばり」による一過性の痛みであろうとの診断でした。これはKが示唆してくれた可能性のうちの一つでもありました。そして、痛みを感じていた歯は詰め物が少し高くなっていたため余計に負荷がかかっていた可能性があるということでその高くなっている部分を少しだけ削ってくました。

    確かにこれをしたお陰で、日に日に歯の痛みは和らいでいきました。

    この歯に少しずつ痛みを感じ始めたのがトルコにいたあたりで、あのときは不快になるような出来事のオンパレードだったため、ストレスを強く感じていた時期でもあったことも「食いしばり」が原因であるということに信憑性がありました。

    日本にいても適切な歯医者を見つけるのは難しいと思いますが、まして海外でとなると余計不安もありました。しかしKの適切なアドバイスによって、妥協することなく満足できる診療を受けられたことは、本当に心から感謝です。

    帰りもバスで宿に戻ろうとしたのですが、大きなバスステーションで、どのバスに乗れば良いのかがわかりません。

    しかもちょうどバスが出発してしまった直後だったので、周りにほとんど人もいないのです。

    近くに大変な美人が立っています。さすがにこんなモデル級の美人に声をかけるのは気が引けてしまいます。しかしかと言ってどうすることもできないので恐る恐る路線図の行きたい方面を指差し、どのバスに乗れば良いのか聞いてみます。

    するとこんなにも美人なのに大変素敵な笑顔で丁寧にどのバスに乗れば良いのか教えてくれました。

    セルビアに入るまではほとんどの国で観光地や宿泊施設でも無い限りなかなか英語が通じないことが多かったのですが、ここセルビアではほとんどの若い人は流暢に英語を話すことができます。しかもありがたいことにオンライン英会話の先生にセルビア人が多かったこともあり、私にとってセルビア人の話す英語はとても聞きやすいのです。

    オンライン英会話をしていたお陰で、セルビアは高度な歯科治療を安価で受けることができるということを知り、ちょうど東ヨーロッパに入ったタイミングで歯科治療の必要性を感じ診療を受けることができました。

    更には歯医者では細かく症状などを伝えて医師の説明を聞かなければなりませんが、私にとって聞きやすいセルビア人の英語でスムーズに説明を受けることができたというのは、なんとも人生には不思議な巡り合わせがあるものだとつくづく感じさせられてしまいます。

    そして人生において自ら動いて行ったことは決して無駄にはならないんだなぁと。必ずどこかで繋がるんですね。

    ベオグラードの街並み
    古い建物が建ち並び、人々は穏やかで大変優しかったです

    ブルガリアを出るときにはセルビアには行くことはないと思っていました。でも、結果としてセルビアに来ることになり、私にとっては大変貴重な体験ができ、この国も私にとっては大変思い出深い国になりました。

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  • サーシャとの約束

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    10/23(水)東京出発137日目、セルビア3日目 ベオグラード

    この日は前日に撮影したレントゲン写真を持って歯医者に診察を受けに行きます。

    とりあえず宿の方に紹介していただいた歯医者の方が宿から近かったので、そちらに行くことにしました。

    レントゲン写真を見せるとすぐに呼ばれて、私の歯には問題が無いと言われます。問題が無いと言われても確かに痛みがあるので、何かしらの原因があるのではないかと訊ねるのですが、私にはわからないので、もし心配なら他の歯医者を当たってくれと突き放されてしまいました。

    仕方ないのでもう一軒、私の方で調べていた歯医者に行ってみたのですが、そちらでも歯には問題はなさそうだと言われます。2〜3日様子を見て、もしまだ痛むようならもう一度来てくれと言われるのですが、歯が痛くなり始めたのは2週間近く前からなので、2〜3日様子を見た所でどうにもならないと思うのですけれど…。しかし、わからないものはわからないのでしょうから仕方ありません。

     

    うーむ、困りました。このまま放置してアフリカに入ってからさらに悪化してしまったら最悪です。もう一度自分で他の歯医者を探して診察してもらうか…。

    とりあえずこの日はこれ以上どうすることもできないので、散歩をしつつ昼食を摂るために適当なレストランに入りました。

    川沿いを散歩します

    このレストランは川沿いに広いオープンテラスを構えています。

    オープンテラスで昼からビールなんぞ飲んで\(^_^)/
    夕暮れ時もこのばしょから見える景色は綺麗でした

    ちょうど私が食事を終えた頃に一人の少年がやってきて、「お金をくれないか?」と言ってきます。

    私は「申し訳無いけど、お金をあげることはできない。」と言います。

    しかしこの男の子は私をジッと見つめたままそこを動きません。そして今度は「どうしてもお金をくれないの?お腹が空いているんだ」と言います。

    私は、私が必要としているサービスを受けない限り、ただでお金をあげることはしません。なぜならお金をあげてしまえばその人がその先働くチャンスを奪ってしまうことになり、その人がその人の力で自分の人生を切り拓く動機を奪ってしまうことになると考えているからです。

    しかし、食べ物という形であれば私は差し出しても良いと思っています。食べるということは生きるエネルギーに繋がると思うからです。

    私は「お金はあげられないけど、それじゃ何か食べるか?」と聞くと、その男の子は嬉しそうに頷くのでした。

    「じゃ、そこに座りなよ。チーズケーキでも良い?」と聞くと、満面の笑みを浮かべて席に座ります。

    この男の子の名前はサーシャ。年齢は13歳。小学校8年生と言っていたので日本の中学2年生に当たる学年だと思います。英語は喋れるのかと思っていたら、ごくごく簡単なことしかわからないようです。すると私とサーシャのやり取りを聞いていた、すぐ隣のテーブルに座っていたご年配のご婦人が通訳をしてくれたので大変助かりました。

    サーシャが私のテーブルに座っているのを見た店員がやってきて、サーシャにどこかに行くように言います。私が「良いんです。彼は私の友人です。チーズケーキを彼に一つお願いします。」というと、渋々納得したようで、チーズケーキを運んで来てくれました。

    サーシャは夢中になってチーズケーキを食べます。私と目が合う度に「good!good!」と言って親指を立てて笑うのでした。その顔を見て私も嬉しく思いました。

    私は隣のテーブルのご婦人に、あることをサーシャに伝えて欲しいとお願いしました。

    「どうか一生懸命勉強してください。知識は必ず君を助けてくれるはずだから」

    そう言うと、このご婦人は目を真っ赤にしてサーシャに伝えてくれました。

    するとサーシャは「うん。わかった。僕はロボットやアンドロイド、人工知能とかに興味があるんだ。そんなことを勉強したいなぁ」と言います。

    私は「そうか。夢は叶うよ。じゃ、勉強するって約束だよ。」そう言って右手を差し出して握手をしました。

    隣のテーブルのご婦人が席を立ってお帰りになられるときに私に声をかけてくださいました。「今日、私はあなたに会えたことをとても嬉しく思います。お話をしていてあなたが大変輝かしい精神と勇敢な心を持った人だということが伝わってきました。どうかこれからの旅もご無事に、そして素晴らしいものになることを願っています。」

    私は自分を恥ずかしく思いました。私はただただ運が良かっただけの人間です。運良く日本という恵まれた国に生まれて、出会った人が良かっただけの人です。

    それなのに私は子どもに対して偉そうに勉強しろなんて言っておきながら、自分はこうしてただ海外をプラついているだけです。

    でも、このご婦人が私とサーシャとのやり取りを見たことにより、この後に出会う人に優しい気持ちで接してくださったなら、私はあの日あの場所にいたことには少しは価値があったのではないかと思うのです。

    サーシャと一緒に(^_^)

    ご婦人がいなくなった後、サーシャはもう一度私にちょっと上目使いで「やっぱりお金はくれないの?」と聞いてきます。

    サーシャは英語をほとんど解せないので翻訳アプリで伝えます。

    私は「それはできない。」とだけ答えます。サーシャは「どうして?」と訊いてきます。

    「お金は自分で働いて稼がないとならない。人から恵んでもらってはいけないよ。だから一生懸命勉強して自分で稼げるような立派な大人になって。」と伝えます。

    するとサーシャは真剣な眼差しになり、コクリと頷いてくれました。

    そしてサーシャは立ち上がると、きちんと椅子をテーブルの下にしまい、もう一度私にコクリと頷いて立ち去っていくのでした。

     

    ただの旅行者に過ぎない私の話を真剣に聞いてくれてありがとう。この子が自分の未来を自分の手で切り拓き、そしてこの子の未来が幸せなものになることを願ってやみません。

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  • ベオグラードのホステル1910

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    10/22(火)東京出発136日目、セルビア2日目 バリエボ〜ベオグラード

    この日は、前夜、緊急避難したホテルから首都ベオグラードを目指します。

    ベオグラードまでは残り100km程ですのですぐに到着できるでしょう。

    心配ごとと言えば、バイクを停められる宿を見つけられるかどうかでした。

    この日は時間があったので、事前にベオグラードの宿を調べて、宿の安全な場所にバイクを停められるかメールを送って確認します。

    するとホステル1910という宿からすぐに返事がきて、中庭にバイクを停められるという返事をもらえました。

    ならば迷わずこの宿にしようと決めました。

    午前中の早い時間にチェックインできるかどうかも確認したら、それも問題ないとのことでした。

    お昼前には到着予定だったのですが、ベオグラード手前30km付近で道路工事が行われていて、酷い渋滞にはまってしまったため、宿に着いたのは12時半くらいになってしまいました。

    宿に着くと私のバイクが予想以上に大きいことに驚いていましたが、門を開けて、中庭に置かせてくれました。

    ついでに洗濯もできました\(^_^)/

    私自身もベオグラードの歯医者については調べていていくつか当たりはつけていたのですが、宿の方にも評判の良い歯医者を知っていたら教えて欲しいというと、宿の人が知っている歯医者を教えてくれ、その場ですぐに予約を取ってくれました。

    しかもこの宿の方は大変丁寧で、予約は今すぐに取れたから、一緒についていってあげるよと言ってくれました。

    歯医者に行って症状を伝えると、「先ずは近くの写真屋でレントゲンを撮ってきて、明日診察と説明、施術の方針を決めましょう」ということでした。

    しかし、この歯科医院で確認したところ、やはり根幹治療の専門医はいないようで、根幹治療をするにしてもラバーダムは行わないとのことです。

    Kから根幹治療をするならラバーダムは最低限必須とのアドバイスを聞いていたので、私が調べていたもう一軒この近くの歯医者にも行ってみることにしました。

    そちらも非常に丁寧な対応をしてくれるのですが、やはりラバーダムはやらないとのことでした。

    とりあえずどちらの歯医者にしろ、次の日にレントゲンを持って行って診察をした上での処置になるということでしたので、この日は一旦宿に戻ることにしました。

    アフリカに入ってしまったら歯の治療など到底できないので、ここでなんとかしたいです。明日の診察結果が悪くないことを祈るばかりです。

    この日滞在したホステル1910はレビューの評価も高いですし、宿のスタッフも大変親切です。ですが、この日宿泊していたのは私一人という大変ラッキーな状況でした。おそらく10月も下旬に入ったこの季節はオフシーズンなのでしょう。東ヨーロッパのどこに行っても空いていて、紅葉も大変美しく、最高の季節に旅行できているため東ヨーロッパがとても好きになってしまいますね。

    セルビアも本当にキレイな国です

    8人部屋を広々と使い、歯の診察の不安もあったはずなのにこの日はこのままぐっすりと眠りに落ちていきました。

     

     

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  • 迷いの森の奥に佇む黒い湖

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    10/21(月)東京出発135日目、モンテネグロ4日目、セルビア1日目 シャブリク~バリエボ

    朝目覚めて、お腹の調子も大丈夫そうです。しかし、このあたりは標高も高くだいぶ霜が降りているようで、部屋から外の様子を見ただけでだいぶ気温が低いだろうことがわかります。

    昨晩、マリアおばちゃんに朝食はどうするか聞かれたのですが、食べられるかどうかもわからなかったので遠慮させていただいておりました。

    リビングに行くと前日の朝と同様にお茶を飲むかと聞かれたのでお願いします。これまた前日と同様にゆで卵も一緒に付けてくれました。

    出発の準備をして挨拶をすると、ちょっと待ってと言って、私が何杯もご馳走になっていたお茶のお茶葉をお土産に持たせてくれました。このお茶はマリアおばちゃんの手作りのお茶だそうです。

    マリアおばちゃんに手を振り出発します。

    この宿のご主人、マリアおばちゃん

    この日はこのまま国境を目指しても良かったのですが、この宿から10kmほど行ったところにブラックレイクと呼ばれる湖があるようだったので、そちらに寄ってみることにしました。

    ブラックレイクの手前2kmくらいにゲートがありバイクで中に入れません。ここから先は歩きでないといけないとのことでした。

    入場料の3ユーロは全然問題無いのですが、2kmも歩いて行かないとならないことが億劫で、一旦はブラックレイクは諦めて、国境をこのまま目指してしまおうとバイクを走らせ始めました。

    しかし少し走ったところで、せっかく来たのだしと思い直し引き返してブラックレイクまで行くことにしました。

    森の中をせっせと歩いて行きます。森の中はひんやりと冷えるのですが、歩いているので汗を掻きます。

    しばらく歩いて行くと視界が開け、そこにはブラックレイクの名に相応しい独特の色をした湖が現れました。

    森を抜けるとブラックレイクの名に相応しい、湖面が濃い緑色の湖が現れました

    この場所も本当に美しいです。

    東ヨーロッパの国々は本当に美しくて惚れ惚れしてしまいます。

    ブラックレイクの周りを少し散歩し引き上げることにしました。

    近くまで行ってもう一枚写真を撮りました

    来るときはまっすぐに歩いてくればブラックレイクに辿り着けたのですが、帰りはいろいろな方向に道が分かれていてどこから帰ったら良いのか全然わかりません。

    ここで私はスマホの地図アプリを取り出し方向を確認しながら戻ったのでなんとか戻れましたが、他に歩いていた欧米系の観光客の方は、自分たちがどこに戻ったら良いのかわからなくなっていたようで立ち尽くしていました。

    行くときはどこから来てもブラックレイクに向けて道は続いているので行けると思うのですが、帰りはどこに戻ったら良いのかがわからなくなるので、この場所に来るときは自分が入って来た場所を地図アプリにマークして、帰りは方向を確認しながら帰らないと迷ってしまうかもしれません。

    帰り道は幾手にも広がるので、確認しながら帰らないと迷子になってしまいます(;´д`)

    ブラックレイクが予想外に広くて少し長居してしまったようです。最近は日が短いので少し急がないとベオグラードに着くまでに日が暮れてしまうななんて悠長なことを考えていました。

    モンテネグロ-セルビア間の国境もあっさりと越えたのですが、ずっとワインディングカーブの続く山道を走るので思ったよりもスピードを出せず、距離を延ばすことができません。

    昼食をゆっくり摂っている時間もなさそうだったので途中のガソリンスタンドで菓子パンを買ってかじるだけに留めました。

     

    ハイウェイで一気に走って行ってもおもしろくないので敢えて山道を走っていたのですが気が付いたときにはすでにマズい状況になっていました。

    細い外灯もない山道で日が沈みかけています。

    ここで日が沈んでしまったらかなり厳しいです。周りに民家も無いですし、こんなところでバイクを停めて野営をするのも厳しそうです。

    かといって日が沈んでしまったら真っ暗なこんなに曲がりくねった道を走るのは大変そうです。だんだんと焦ってきます。

    しかしまだベオグラードまで100km以上あります。

    あれだけ日が短くなってきていることを体感して気をつけなければと思っていたのに認識が甘かったです。

    野営するにしても日が沈む前に野営場所をなんとか探さなければそれすらも困難になります。

    こういうときに焦ってスピードを出すのは危険なのはわかってはいるのですが、少しでもこの状況を打開したいと無意識のうちにスピードが上がってしまいます。

    ヤバい、焦る。頭の中にはそれしかありませんでした。

    と、そのとき急に広い車通りの多い国道のような道に出てガソリンスタンドを見つけました。助かりました。ガソリンスタンドならお願いしてテントを張らしてもらうこともできるでしょう。

    ガソリンスタンドにバイクを停めて降りようとしたところ、なんとさらにラッキーなことに目の前にホテルがあります。ここは車通りが非常に多いので野営しても危険度も高くないとは思うのですが、車通りが多すぎることが反対に安眠を妨げそうな予感がしました。

    であればとりあえず目の前のホテルの宿泊費だけでも確認して安価ならばそっちに泊まった方が良さそうです。

    ホテルに行ってみると、なんとベオグラードで泊まろうと思っていたドミトリーよりも安い金額で個室の大変綺麗な部屋に泊まれます。

    それならここに泊まらない手は無いと思い、この日はここに泊まることに決めました。

    でも、これから益々日が短くなっていくことを考えると本当に気を付けないとなりませんね。この日はたまたま本当にラッキーだったのですが、この先イタリアやスペインなど治安の良くない地域もある国に入っていきます。

    この日のことを教訓に決して無理はせずに時間に余裕をもって行動していくように心がけていこうと誓うのでした。

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  • 吐き気

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    10/20(日)東京出発134日目、モンテネグロ3日目 シャブリク

    夜中、激しい吐き気に襲われて目を覚まします(>_<)

    時刻は夜中2:30。昨夜、マリアおばちゃんに作ってもらったサンドイッチを食べてるときにすでに異変は感じていました。

    この吐き気はなかなかのものです。

    マ、マズイ(;´д`)ここで吐いたら私はウランウデのドミトリーにいたゲロ吐きチンパン人と同じになってしまうではないか…(-_-;)

    いや、もしこれが何かの感染症ならそれどころか、マリアおばちゃんにも大変な被害を与えてしまいます。

    我慢します(;´д`)

    そんな吐き気と戦いながら寝たり起きたりを繰り返しているうちに日が上りました。

    朝になると昨晩ピークの吐き気からはだいぶマシになっていました。

    腹痛などの症状は無く、単に吐き気があるだけです。

    原因はなんとなく思いあたる節がありました。前日の朝に宿でお湯を沸かしてお茶を飲んだのですが、そのときに使った宿の鍋が汚れていたのです。カビのようなものが付いているのをなんとなく認識していたのですが、水でサッと洗っても落ちなかったので、そのまま火にかけたのでした。

    その宿のコンロは電気コンロだったのですが、火力が弱くきちんと沸騰する前にコンロから下ろしお茶を淹れました。

    お茶を飲んだ後、残ったお湯を見るとプカプカと何やらかが浮いていて、少し不快になったのを覚えています。

    本当にそれが原因かはわかりませんが、強めの吐き気があるのは事実です。

    この日、幸いなことにマリアおばちゃんの息子さんがここに来るということでしたので、もう一泊させてもらって、症状が回復しないようなら病院に連れて行ってもらおうと思いました。

    とりあえずもう一泊させて欲しいことを伝えるために起き上がりリビングに行きます。

    マリアおばちゃんがお茶を飲むか聞いてくれます。

    飲みたいことを伝えると一緒にゆで卵も添えて出してくれました。

    夜中に比べてだいぶ楽になっていたので卵を食べました。

    夜中に目を覚ましたとはいえ、前日も早い時間に就寝したので、寝不足ということも考えにくいのですが、強い眠気に襲われます。

    とにかくベッドに戻って再度眠りました。

    目を覚ますと15時を少し回ったところでした。

    あれからまた7時間も眠ったことになります。

    吐き気はほとんどなくなっていました。

    1日でここまで回復したなら大丈夫そうです。

    再びリビングに行くとマリアおばちゃんと息子さんがお茶を飲んでいました。

    二人は私の顔を見ると、「今まで眠ってたの?よっぽど疲れていたのね。」と言って笑っています。恐らく旅の疲れで眠っていたというより、体を回復させる際に体力を使ったために眠気が襲ってきていたのだと思います。

    しかし二人にも心配も迷惑もかけずに済みそうで良かったです。

    息子さんはこれから首都のポドゴリツァに行くということでした。

    「もう夕方になってしまうけど、近くに森も泉もあって大変綺麗な場所だから、よかったら散歩してみると良いよ」と言ってくれます。

    昨日は日が沈む頃に到着してきちんと辺りの様子を見ていませんでしたが、やっぱりこの辺りは大変美しい場所です。

    日が沈むまで2時間はあると思われるので散歩に出かけることにしました。

    宿の周りには何もないですが、こんなにも美しい場所ならもう少し早く起きて散歩したかったなぁ(;´д`)

    ずっと寝ていたせいで少し体は重たいですが、それ以外の不調はなさそうです。

    森の中を歩き、草むらを掻き分けて…。小さな子供だったら毎日が冒険、そんな場所です。

    森を抜けると家がありました。
    まるでヘンゼルとグレーテルのお話みたい(^_^)
    草むらをかき分けて進んだり、子供の頃なら大冒険です

    宿に戻り、まだ完全回復とまではいかないのですが、朝からゆで卵一つしか食べていなかったので、何か口に入れておいた方が良いと思い、オプションでマリアおばちゃんに夕食が欲しいことを伝えます。

    するとマリアおばちゃんは張り切って料理を作ってくれました。

    大きいハンバーグに大きなチキンが乗ったメインディッシュ。大量のサラダにポテトフライ…。ただでさえそんなに食欲がないのにボリューミーで油ギッシュなものが並んでいます。

    せっかく作ってくれたものですので頑張って食べます。

    マリアおばちゃんは私の顔を見るたびに、「good?」と聞いてきます。

    いやいや、本当に素晴らしい料理なんですよ…。でもお腹の調子がまだ良くなくて…。

    頑張ってメインディッシュとサラダだけはなんとか食べて、ここまで食べた私は合格点だったと思います。

    でも、これだけ食べてもその後吐き気は無かったので、だいぶ快方に向かっていることがわかりました。

    翌日はセルビアのベオグラードを目指します。ヨーロッパに入ってブルガリア、北マケドニア、アルバニア、モンテネグロとずっとずっと素敵な国が続いています。

    さてさてセルビアはどんな国なのでしょうか?モンテネグロを離れる名残惜しさとセルビアに対する期待の狭間でゆれながら、あれだけ昼間に眠ったにも関わらず、この日もぐっすりと眠りに落ちてゆくのでした。

     

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  • みなさん、どうか今日だけはお願いします

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    10/28(月)

    パミールハイウェイを一緒に走った私の大切な大切な友人であるマイケルが亡くなりました。

    旅を終えてポーランドに戻っていたマイケルですが、交通事故だったそうです。

    詳しいことはわかりません。オートバイによる事故なのか、車なのか、徒歩だったのか。

    この10月から娘さんが大学生になるんだって嬉しそうに話していました。

    マイケルが一緒に行こうって誘ってくれたから、私は人生で何にも代え難い素敵な時間を過ごすことができました。マイケルと出会ったから大切な友人であるアントニオやダニエルやアルティナにも出会えました。

    困難に出会っても、「これこそが冒険だ!」って言って嬉しそうに笑うマイケルは偉大な男でした。

     

    私はこれからの人生で、マイケルのことを思い出す度に真剣に生きようって前を向きます。

    マイケルのことを思い出す度に、目の前の人と真剣に向き合おうと思います。

    だから、どうかみなさん、このブログを読んだ今日だけでも構いません。今日この日にあなたの近くにいる全ての人たちに優しくしてください。

    マイケルという偉大な男のために。

    今日だけはどうかお願いします…

    マイケル。あなたは本当に偉大な男でした。どうか安らかにお眠りください

     

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  • マリアおばちゃんのいる宿

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    10/19(土)東京出発133日目、モンテネグロ2日目 ポドゴリツァ~シャブリク 走行距離253km

    歯科治療を目的にセルビアの首都ベオグラードを目指すことにしたので、このままモンテネグロを北上するのではなく、この日はモンテネグロの北東を目指します。

    この日、一気にセルビア入りできなくもないとも思ったのですが、最近の日の短さを考慮して、無理をしないように北西の町シャブリクに一日滞在してからセルビアを目指すことにしました。

    モンテネグロはそこまで観光地らしい場所も無いようなのですが、ここ首都ポドゴリツァからそう遠くないところにトコルという湖が綺麗な街があるようでしたので、そこを経由してシャブリクに行くことにしました。

    朝食を軽く摂って、沸かしたお茶を飲んで出発します。

     

    この時点ではアルバニアからモンテネグロに入ったばかりではありましたが、少ししか走っていないにも関わらず、モンテネグロはアルバニアや北マケドニアに比べたらそこまで景色は綺麗ではないなと思っていました。

    しかし、この日走ってみてその考えは間違っていることに気付きました。

    トコルへの道も大変美しいです。途中、トコルの湖を見下ろせる山道を走ったのですが、その絶景に見とれてしまい運転操作を誤りそうになりました。

    トコルの湖
    あまりにも美しくて脇見運転してしまいます(;´д`)
    危ない(>_<)

    この山道は大変危険です。こんなにも綺麗な景色が続いたら脇見運転をどうしてもしてしまいます。対向車だって同じですから気を付けて走らないといけません。

    しかし、トコルに着いてからはうんざりでした。ここは観光地のようで人も多く、渋滞が酷いです。街の中心部の数キロを抜けるのにだいぶ時間がかかってしまいました。

     

    お腹も減って来たのですがこんな観光地で食事をしたら高くつくだろうと思い我慢して走ります。

    トコルからしばらく走って再度山の上に来ると、車も多く停まっていて繁盛していそうな食堂を見つけます。

    トコルから再び登って行く山間の道も大変美しかったです

    よし、ここならと思って入ってみたのですが、ステーキ専門のレストランでこの国の物価から考えるとそこそこ良い値段がしました。空腹には敵わず結局たべるのですが…。

     

    お腹も満たされ、よしと出発したは良いものの30分ほど走ると酷い渋滞が起きています。こんな山道で渋滞とは事故でもあったのでしょうか?

    渋滞の先頭まで歩いて見に行くと、道路が封鎖されていました。でもみんな並んでいるし、どうなっているのでしょうか?するとキャンピングカーに乗った男性が「あと20分くらいで開けてくれるってよ」と教えてくれます。

    20分くらいなら良かったと思って待っているのですが、30分経っても40分経っても一向に通れるようになる気配がありません。

    通行止めになっていて車が進みません(;´д`)

    私はテントを持っているので、暗くなってきたら最悪ここでキャンプしても良いと思っていました。最悪なのは中途半端な時間に開いて、走り始めて、山道のキャンプなんて到底できないような場所で日が暮れてしまうことです。

    そこの判断が難しいなとは思ったのですが、1時間くらいして道路の封鎖が解かれました。

    時刻は16時半。これならギリギリ日が沈む前にシャブリクに着けそうです。

    山道をひたすら走っていきます。この日予約していた宿は大変な田舎町にあります。標高も高いため夕方になると寒いです。

    しかし、ここから見下ろす村々は、子供の頃に絵本で見たような西洋の美しい田舎の風景そのままです

    しかし、この夕方の時間帯の景色がまた大変美しいのです。急がないといけないのはわかっているのですが、ついつい景色に見とれてしまいます。

    村の中には家がポツンポツンと存在するだけです
    夕日に映える村の中のオブジェ

    宿に着いたのは日がまさに沈もうとしているそのときでした。

    私がオートバイで来たのを宿の人が見つけたようで、こっちよ!と手招きしてくれます。

    寒くて凍えそうだったところ、宿の方は部屋に案内してくれ、お茶を出してくれました。ホッとしました。

    そして、この優しい宿のおばちゃんは、サンドイッチでも食べる?と聞いてくれサンドイッチを出してくれました。

    この宿のご主人、マリアおばちゃん

    中途半端な時間に昼食にステーキなんてものを食べてしまっていたのでそこまで中は空いていなかったのですが、せっかくなのでありがたくサンドイッチをいただきます。

    しかし、何かお腹の調子があまり良くないようです。ま、とりあえずあまり気にせず、この日はこの暖かい宿でゆっくり眠ることにしました。

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  • モンテネグロへ

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    10/18(金)東京出発132日目、アルバニア4日目、モンテネグロ1日目 ジロカストラ~ポドゴリツァ 走行距離353km

    この日は一気にアルバニアの北の国、モンテネグロを目指します。先日ブルーアイまで走って来た道を引き返すのは多少悔しい気持ちもあるのですが、大変景色か綺麗だったのでそれも良いかと思います。

    宿の優しいおばちゃんに挨拶をして出発します。

    ブルーアイに向かう時も通ったはずの道なのですが、あのときはなんとか一番いい時間帯にブルーアイに行きたいと思って急いで走っていたため、こんなにも綺麗な景色だったっけ?と思うのでした。

    こんなに美しい川も。
    パミールハイウェイでみた川のように蒼い色をしています。

    来るときには通らなかった脇道に逸れるダートにも入っていきます。気持ちの良い山道が10kmほど続きます。途中馬車を停めて休憩している二人の男が笑顔で大きく手を振って挨拶してくれます。

    素敵な一日のスタートです。

     

    この日はモンテネグロへの国境越えもあり走行距離もそこそこです。ここのところだいぶ日が短くなってきているので一日の走行距離は300km程度に留めておくのが賢明だと思います。

    モンテネグロへの入国もあっさりでした。いくらヨーロッパに入ったとはいえ、旧ユーゴスラビアの国々やその周辺諸国はあまり仲が良くないという話も聞いていたので国境はもう少し厳しいかと思っていたのですが、今のところパスポートとバイクの登録証のチェックくらいで非常にあっさりしたものです。

    あっという間の国境越え

    夕方にモンテネグロの首都ポドゴリツァに着きます。ポドゴリツァは国境から近いところに位置するためほとんどモンテネグロを走っていませんが、やはり都会になるとここまで走ってきた美しい景色とは多少印象が違います。

    宿に着くと、宿の方がここでも大変歓迎してくれます。

    宿から見下ろしたポドゴリツァの街

    まだモンテネグロに入ったばかりでこの国の通貨(モンテネグロはありがたいことにユーロです)を持っていないのでATMに引き出しに街まで歩いて行こうと思います。

    この宿は街から2kmほど離れたところにあったため早くいかないと日が暮れてしまいます。

    しかし宿の方がとりあえず一杯「ラキア」を飲んで行けよと勧めてくれます。

    せっかくなので一杯ご馳走になります。

    少しほろ酔い気分で歩き始めると、宿の方も用事があったようで車で街まで連れて行ってくれました。

    ATMで現金を引き出し、スーパーで夕食と次の日の朝食の買い出しをします。

    私が今まで通ってきた国はだいたいどこもそうだったのですが、果物は秤で重さを計ってそこで値札をつけてレジに持っていきます。

    このスーパーは秤で計ってくれる女性店員がいたためみんなそこに並んでいます。私の後ろに並んでいたご婦人が、私の前に並んでいた人が重さを計っているときに、先に台の上にご自身の取った果物を乗せてしまいました。

    ずうずうしいおばさんだなと思って、外国人だからなめられて順番抜かしされたのかと思いました。でもおばさん相手にムキになっても仕方ないですし、急いでいるわけでもないので黙っていました。

    案の定店員さんは先にこのご婦人の果物を先に計ろうとしたのですが、このご婦人が「私より彼の方が先よ」と言って、私の方を先にやるように店員さんに言いました。

    笑顔で会釈するとこのご婦人も微笑んでいました。

    この国はレジの方も大変愛想が良いです。別に今までの国のようにぶっきらぼうな態度の店員さんがいても私はさほど気にはなりませんでしたが、やはりこの国のように笑顔で対応していただけると非常に素敵な気持ちになります。

     

    宿に戻ってビールを飲みながら簡単な夕飯を済ませ、この先どうしようかと考えます。

    もともとはこのまま北上を続けクロアチアのアドリア海沿いの道を走って行く予定ではあったのですが、実は私の体に不安なことがあったのです。

    トルコあたりから奥歯が痛いのです。熱いものや冷たいものが沁みるとかではなく、少し硬めのものを噛むと鈍痛が走るのです。

    これはもしかしたら根管治療と呼ばれるものが必要なのではないかとこのとき考えていました。

    実は日本出発前に歯医者に検診に行ったときに、とある歯医者で歯の根に影があり根管治療が必要だと言われたことがありました。その歯医者は最新の治療法を用いて治療をするので一本当たり20万円かかるとのことでした。

    出発してから痛みが出てしまったら嫌なのでその治療をやろうかとも思ったのですが、このブログで以前登場したKは歯科医であり、そのときにそのことを相談したところ、痛みも無いのに治療をするとそれがトリガになり痛みが出るリスクもあるし、そもそも根管治療は非常に難しい施術で、専門の腕の良い歯医者でも60~70%の成功率だということを教えてくれました。

    そのようなリスクの話を一切せずにいきなり高額の施術を進めてくるこの歯医者を信頼できなかったため、私はこのときは治療しませんでした。

    また、このときは仕事帰りに寄れる歯医者に行ってしまったのですが、以前引っ越し前に私が通っていた信頼していた歯医者に再度行ってセカンドオピニオンを受けたところ、Kと全く同様の説明で、レントゲンを確認しても今の時点で処置をするようなものでもないと思うという意見をいただいていました。

     

    今回痛みを感じている歯は、そのときに根管治療が必要と言われた歯とは全く別のものなのですが、10数年前に私は別の歯の根管治療を受けたことがあって、そのときの痛みに似ていたので、勝手にそのように判断していました。

    幸いなことに今はヨーロッパにいます。しかしヨーロッパの西側の国に行ったときに歯医者の治療医がいくらくらいのものなのかも不明ですし、私の加入している海外保険は歯科治療はカバーされていないので、大変なことになる恐れがあります。

    そして、日本にいるときにやっていたオンライン英会話のセルビア人の先生が、セルビアは歯科治療技術は先進国並みなのに非常に安いため、ドイツやイギリスやアメリカといった国からわざわざ歯科治療のためにセルビアに来る人がいるという話を聞いたのを覚えていました。旅費を考えてもそれらの国で治療するよりも安くて同程度の治療を受けられるそうです。

    今いる国はモンテネグロ。東にセルビアがあります。アフリカに入る前にここで治療をしてしまおうと、このとき決意し、私はこれからセルビアの首都ベオグラードを目指すことにしたのでした。

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