• カテゴリー別アーカイブ 006_カザフスタン
  • 別離と出会い

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    8/15(木)東京出発68日目、カザフスタン13日目、キルギスタン1日目アルマトイ〜ビシュケク 走行距離234km

    アルマトイからビシュケク

    ついにこの日、私は洋介さんとアシムとお別れをすることになりました。

    洋介さんとアシムは天気予報を鑑みてあと3日ほどこのアルマトイに滞在することを決めたようですが、私はこれ以上アルマトイにいる必要はないのでキルギスタンを目指すことにしました。

    この宿に宿泊していた間そうしていたように朝食を取り、私は出発の準備を始めました。私と洋介さんは同室で、アシムとブライアンはそれぞれ個室に宿泊しています。

    洋介さんはベッドに横になりながらYouTubeを眺めていました。

    今日でお別れですけどこんなもんですよねと思ってそそくさと準備をして部屋を出て行こうとすると「あ、もう行くんですね」と素っ気ない声が聞こえてきました。

    「あ、はいー」と言って、ま、荷物をバイクに積んだらアシムとブライアンにも軽く挨拶して出て行こうと思っていました。

    バイクの所に荷物を運んだ時点で、気づいたらすぐ近くに洋介さんもアシムもブライアンも来てくれました。

    洋介さん、私が出発する瞬間を隠し撮りしたようです。
    寂しい後ろ姿…(;´д`)

    私が部屋を出て、洋介さんがすぐにアシムとブライアンに声をかけてくれたようです。

    まだ荷積みに多少時間がかかるから申し訳ないと思いつつも3人としっかりと握手をしてお礼を言います。

    こうして3人に見送られるのも変な感じですが、やっぱり別れの瞬間は思わずグッときました(>人<;)

    最期に一緒に記念撮影。
    私にはとても大切な写真です

    どうかこれからもご無事で、そして何より旅を楽しんでください。私も一人で行くと伝えたことを後悔しないようにこれからの旅も素敵なものにします!

    3人に手を振りついにまた1人の旅に出発です。

    手を振って、いざ出発!

    私はこのままキルギスタンの国境を目指し、この日はキルギスタンの国境付近にある首都ビシュケクを目指します。

    前を誰も走っていないことに違和感を感じつつ、大都会アルマトイを離れ国境に向けて田舎道を走って行きます。カザフスタンも皆んな優しくて素敵な国だったなぁなんて思っているうちに国境付近に近付きます。国境付近もそこそこ栄えている街があったため、残っているカザフスタンの通貨を使おうとガソリンスタンドで非常食用のお菓子を購入したり昼食を取ったりしました。

    ガソリンスタンドのお姉さんも食堂のお姉さんも言葉の通じない私に一生懸命説明してくれて、とても優しくしてくれます。最後まで本当に素敵な国でした。

    カザフスタンとキルギスタンの国境は聞いてはいたものの、それでも拍子抜けするくらいあっさりと通過できました。

    国境を越えて記念撮影でもしようと思ってバイクを停めようとしたのですが、犬の襲撃に遭い、それも叶わず、少し離れた所でバイクを停めて休憩を取りました。

    すると1人の少年が近づいてきます。

    全く言葉は通じないのですが、バイクに興味があるのかニコニコしながらこっちを見ています。

    バイクに跨ってみるか?と聞いてみると始めのうちは遠慮して首を横に振りますが、それでもジッとニコニコとこちらを見つめているので、再度跨ってみるかと聞くと今度はうなづきました。

    バイクに跨ったのでエンジンをかけてみると嬉しそうに笑います。

    家族が迎えに来たようでバイクから降りたのですが、それでもこの少年はニコニコとこちらを見つめていました。

    この少年にとって私は単に国境を通過してきた外国人のうちの一人であり、すぐに忘れ去ってしまう存在かもしれません。例えそうであっても、いつかこの少年が、将来オートバイに乗りたいとか世界中を廻ってみたいとか、何かしらの夢を持ち、そのために努力をするきっかけになれたら嬉しく思います。

    君がいつまでも未来に夢と希望を持っていられる世の中であることを願っています

    国境を越えるとすぐにビシュケクの街に到着しました。

    フェリーで一緒だったジュンジさんがビシュケクにあるさくらゲストハウスというところには日本人のツーリスト含め色々な人が滞在していて、中央アジアを旅する上でのたくさんの情報を得られるので、是非行くと良いという話をしていたのを覚えていたので、私もさくらゲストハウスに滞在することにしました。

    さくらゲストハウスに行くと日本人が滞在している部屋に私も案内され、そこに宿泊することになりました。

    私がこの旅を通じてライダー以外の日本人ツーリストはハバロフスクで出会ったチアキさんウルギーで出会ったアラさんだけでしたので、こんなにたくさんの日本人ツーリストに出会って不思議な感じがしました。

    同室になった皆さんはとても良い人たちで、早速夕飯に誘っていただき楽しいひと時を過ごすことができました。

    さくらゲストハウスで同室になった方たち。
    みんな優しくて感謝\(^_^)/

    さぁ!これから、また新たな旅の始まりです!

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  • ブライアン

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    8/14(水) 東京出発67日目、カザフスタン12日目アルマトイ

    バイクの整備をしようと宿の入り口から出ようとすると一際体の大きな欧米人が「Are you biker?」と話しかけてきて握手を求めてきます。

    どうやら私たちのバイクのすぐ横に停められたスズキVストローム1000のオーナーのようです。

    この欧米人はとても陽気でペラペラペラと流暢な英語でまくしたてるように話しかけてきます。とても早口なので聞き取れなかったこともあったのですが、名前はブライアン。61歳のデンマーク人とのことでした。

    マルチナのときも感じたのですが、本当に欧米系のバイカーはとっても陽気で明るくて人懐っこくて素敵な人が多いです。

    どうやらウズベキスタンを通ってカザフスタンまでやってきたようです。カザフスタンも天気が良いと気温37℃くらいまで上がることがあり大変暑いと感じる日もあったのですが、ウズベキスタンでは50℃近くなることもあり非常に大変だったようです。

    このブライアンはこの先、アシムと洋介さんと一緒にパミールハイウェイを走った後、アシムと一緒に中国を走るようです。基本的に中国を外国人がオートバイで走ることはできないのですが、中国人のガイドを付けて一緒に走る限り外国人も中国をオートバイで走ることができるそうです。

    ただしその費用が高額なため、ほとんどのライダーが中国を走ることを断念するのですが、今回アシムたちはインターネットで仲間を募り数人でその費用を負担することで中国を走ることを実現できることになったようです。そして、アシムの仲間の1人がこのブライアンというわけのようです。

    ブライアンは大きな体格そのままに性格も大胆で、平気で荷物や現金を置いたまま宿の自室の扉を開けっぱなしで外でタバコを吸ったりします。

    「ブライアン!ブライアンの部屋、扉開けっ放しだよ!」と伝えに行っても、「わかってるさぁ、取られるものなんて無いから大丈夫だよ。お金だってごく少額だ」と言います。

    例えそうだとしても大胆過ぎます。でもこのくらいの方がむしろ盗難に遭わないのかもしれませんね。

    夕食でも大きな声で楽しい話をたくさんしてくれます。旅の失敗話をオーバーアクションでたくさん。テントをなくしてしまって、仕方なくウズベキスタンのホテルのボーイにテントを買えるところを聞いて買いに行ったら、花柄の派手なデザインの最悪なテントを買う羽目になったというエピソードは爆笑でした。

    ブライアンと四人でシャシリクを食べたとき。
    あなたとももう少し一緒に過ごしたかったなぁ(>_<)

    ブライアンとは一緒に走る機会には恵まれませんでしたが、それでも彼と過ごした数日間は本当に楽しかったです。

    どうか無事にこれからも旅を楽しんでください\(^o^)/

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  • ジャパンバイク

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    8/13(火) 東京出発66日目、カザフスタン11日目 アルマトイ

    ここアルマトイは数年前までカザフスタンの首都(現在はヌルスルタンに遷都されています)であったため、今現在でもカザフスタン最大の都市と言われています。

    そしてキルギスとの国境とも近いこの街を過ぎると、パミールハイウェイまでの間にこれ以上の都市はないため、ここで手に入れられるものは揃えておこうと、アルマトイには数日間滞在することにしました。

    宿から歩いてすぐの所にその名もジャパンバイクというバイク屋があるということで、早速買い物に行くことにしました。

    アシムはパミールハイウェイに行くにあたりグリップヒーターを購入します。私もグリップヒーターの購入を検討はしたのですが、電熱グローブやハンドカバーなどの防寒用品を持っているため見送ることにしました。

    しかしこのお店、なかなかの品揃えで、私が欲しかったチェーンクリーナーとオクタンプラス(質の悪いガソリンを入れなければならないときにほんの少しだけですが、オクタン価を上げてくれる)を手に入れることができました。

    自慢気にオクタンプラスを見せて来る洋介さん

    また、私はこの旅にはモトクロスパンツしか持ってきておらず、ポケットが無いことに不便を感じていたのですが、当にその問題を解決してくれる太ももに固定するポーチも買うことができました。

    このお店のオーナーと奥様と息子さんはとても愛想が良く気さくに話かけてくれます。

    ジャパンバイクという店名にしているだけあって、日本車も日本そのものも大好きなようです。

    XR230。出発前にテネレで行った林道ツーリングの回のブログで登場したY姉さんと同じ車種。
    まさかカザフスタンのバイク屋で見かけるとは(^o^)

    退店するときには是非一緒に写真を撮ろうと言ってくださいました。

    ジャパンバイクの素敵なご家族と\(^_^)/

    旅をしていると日本ではすぐに買えるようなものでも中々手に入れることができないのですが、カザフスタンでこのようなお店があったことに非常に感謝です。

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  • 最後の後ろ姿

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    8/11(日)東京出発64日目、カザフスタン9日目ウルケン〜アルマトイ 走行距離380km

    ウルケンからアルマトイ

    朝、マルチナとお互いの旅の無事と成功を誓い握手で別れを告げると我々はマルチナが走って来た道を進み、カザフスタン最大の都市アルマトイを目指します。

    前日に洋介さんとアシムに伝えたように次に目指すその街がこの旅で彼らと一緒に過ごす最後の街となります。

    そしてこの日が二人と一緒に走る最後の日になるのです。

    いつものように先頭をアシムが走り、その後に洋介さん、そして一番最後に私が続きます。

    2週間見続け来た2人の後ろ姿を見ながら走るのはこの日が最後かと思うと大変寂しくもあるのですが、自分で決めたことであり、本来であればこんな恵まれた状況で走れるなんてあり得ないことですので、この状況を失うことを悲しむのではなく、これまでの状況に感謝しなければならないと考えて過ごすことにしました。

    この場所で今夜のビールを懸けて看板に石当てゲームをしましたね。
    ちょっとしたことですけど、良い思い出です。もっとこういうのたくさんすれば良かったですね(>_<)

    マルチナからは、ウルケンから20kmほど走って行くとその後は舗装路ではあっても200kmくらい穴ぼこだらけのとんでもなく悪い道になると聞いていたのですが、想像していたほどは悪い道ではなく、順調にアルマトイまで走ることができました。

    三人で最期に取ったランチは道端の食堂。
    いなか町の食堂は都市部に比べて高いんですよね(;´д`)

    2人と走った区間でも大きなトラブルを経験することはなく、最後まで無事に走り切れたことで、2人と走った時間は素敵な思い出として私の胸に刻まれることになりました。

    アルマトイの宿までの道。少しだけ間違えてUターン。隠し撮りです

    本当にありがとう(>人<;)

    そして残りの旅もお互いに無事に、そして素敵なものにしましょう\(^o^)/

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  • マルチナ

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    8/10(土)東京出発63日目、カザフスタン8日目、バラカシ~ウルケン 走行距離270km

    バラカシからウルケン

    アシムと洋介さんに一人になることを伝え少しセンチメンタルな気持ちになりましたが、気を取り直してこの日の目的地ウルケンに向かいます。

    しかしこの区間には目ぼしい宿がなく、ウルケンから少し行った場所で野営できる場所はないかとバルハシ湖のほとりにバイクを走らせます。しかしそこはゴミだらけでお世辞にも美しいと言えるような場所ではありませんでした。湖自体は青くて美しいので残念でなりません。

    湖自体はキレイなところだったんですけどね(>_<)

    せっかく野営するならきれいな場所が良いよねということでこの日は野営ではなく宿を探すことにしました。

    ウルケンまで戻り、この村唯一のホテルを見つけます。しかし、シャワーも無いあまりきれいではない三人部屋であり得ないくらい高額な金額を伝えられます。さすがにそれは無いということで仕方なくハイウェイ沿いの宿を探すことにしました。

    ウリケンのホテルを去ろうとすると、子犬が洋介さんにまとわりついて、行かないでと言います(>_<)

    すぐ近くに宿を見つけることができ、部屋を見せてもらい金額を確認すると、ウルケンの宿の1/8程度の格安ホテルでした。

    シャワーはありませんでしたがカフェも併設されていて利便性を考えれば全然問題ありません。

    荷物を置いて併設されているカフェで食事をしていると一人の欧米系の女性ライダーが入ってきて「外のバイクはあなたたちの?荷物置いて来るから私も仲間に入れて!」と明るく元気な声で言ってきました。

    小柄な女性だったのでどんなバイクに乗っているのかと外に出て確認してみるとBMW GS750でした。あんなに小さな体でこの中の誰よりも大きなバイクに乗る彼女は想像通りパワフルでした。

    この女性はチェコ出身で名前はマルチナ。明るくて元気で素敵な女性です。私たちとは反対方向から来ていたため、これから我々が目指すパミールハイウェイをすでに通過してきたということです。

    早速アシムがここから先、アルマトイまでの道路状況を聞きます。

    するとマルチナは「シィット、シィット、シィット」と道路状況は最悪であったことを教えてくれます。このマルチナ、明るくて元気で素敵なのですが「ファック」とか「シィット」とか汚い言葉を連呼するところがたまにキズです。それに対してアシムの口からそのような汚い言葉を聞いたことがないことから、いかにアシムが知的できちんとした教育を受けてきたかが良くわかります。

    マルチナはさらにパミールハイウェイのことについても教えてくれます。スマホで撮った写真を見せながらパミールハイウェイがいかに素敵な場所であったかを伝えてくれました。

    マルチナのfacebookのアイコンをみるとサーキットでスポーツバイクを走らせる写真ですのでオートバイの経験は長そうですが、実はこの旅に出て初めてオフロードを走ったとのことです。そのためパミールハイウェイでは数えきれないくらい転倒したとのことでした。でもそんな経験も楽しそうに目を輝かせて話すのです。

    私なんて西モンゴルで一回転倒しただけで半べそかいていたのに、マルチナのパワフルさには頭がさがる思いです。

    でもきっと彼女も過酷なパミールハイウェイで何度も転倒してきっと泣きたいくらいつらい思いもしたと思うのです。でも彼女の姿を見ていると、おそらくそんなきつい状況になっても、「大丈夫よ。こなんのへっちゃらだわ」って言って笑い飛ばしていただろうことが容易に想像できてしまうのです。

    私が今まで出会ったライダーたちは皆一様に明るくて前向きで社交的です。外国をオートバイで走ろうと思うような人はそういう性格の人が多いのか、それとも旅を続けているうちにそのような性格になるのでしょうか?

    私もマルチナのように明るくて元気いっぱいの魅力溢れる人になりたいです。

    マルチナと一緒に\(^_^)/
    何故か近くで食事をしていた仕事上がりの警察官も一緒に

    アシムと洋介さんに一人になると伝えて少しセンチメンタルになり、再び一人になることに一抹の不安を抱えていましたが、マルチナに会い、たくさんの勇気をもらいました。

    私はこの旅に出て自分の無力さに何度も打ちひしがれていました。何もできない自分が不甲斐なく、情けなく思っていました。

    でもマルチナに会いあることを思い出しました。

    私は賢くもないですし、特殊なスキルをもっているわけでもありません。それでも日本にいたときはとにかく誠実でいることと自分にできることを精一杯やるということで仕事を頑張ってきました。

    能力の高くない私は誠実でいようという思いと努力だけで困難を乗り越えてきました。

    私はスーパーマンにはなれません。でも誰にでもできることを頑張ってきたので困難を乗り越えることができたのです。

    私もマルチナのように明るく元気でいることはできるはずです。どんな困難に出会ってもきっとマルチナがそうしていたように、強がりでもやせ我慢でも笑い飛ばせるような強さを持てるように頑張っていきたいと思うのです。

    マルチナのおかげで前を向くことができました。

    心からありがとう。

    アシムが撮ってくれたんですかね?
    一人になると伝えた次の日の朝食のときの写真
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  • ありがとう。そしてまたいつの日か

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    8/10(土)東京出発63日目、カザフスタン8日目、バラカシ~ウルケン 走行距離270km

    バラカシからウルケン

    この日走ったバラカシからウルケンまでの間に目ぼしい宿はないのでどうしようか?という懸念材料を抱えたままこの日は出発をしました。こういうときでも一人では無いというだけで大した不安も感じないでいられるのが、誰かと一緒に旅をする大きなメリットの一つかと思います。

    しかしこの日は私は一つの決意を胸に出発をしていたのです。

    この辺りは本当に何も無く、ただひたすら荒野を走ります。

    途中小さな集落を見つけてそこの食堂に入ります。この日の気温は37℃。ンゴルのウルギーで死ぬほど寒い思いをしたのが遠い昔のことのようです。

    こういう小さな集落の食堂やホテルほど値段が高かったりするのです。

    さぁ行こうかとなったときに、朝から決めていたことを二人に打ち明けます。

    「近いうちに私は一人になろうと思う。明日には大都市アルマトイに着くと思うので、アルマトイを離れるタイミングで私は一人になろうと思う。」

    洋介さんは目を丸くて驚いていますが、黙っています。アシムはただ「わかった」とだけ言いました。

    なぜ私が一人になろうと思ったのか英語できちんと伝える自信はなかったので、ただ一人になろうと思うとだけ伝えたのだけれども、それをきちんと受け入れてくれた二人には感謝しかありません。

    二人と一緒に過ごした時間は本当にかけがえのない時間でした。安心感もさることながらとにかく一緒にいて楽しかったです。二人と過ごした時間は一生忘れることのないかけがえのない時間です。このときよりも少し前にアシムは私に聞きました。「ヒデはオーストラリアに来ることはないの?もし来ることがあればガイドするから必ず連絡頂戴ね」。優しくて誠実なアシム。誠実で真面目なアシムは徹底したリサーチで旅を快適なものにしてくれましたね。アシムがいたおかげで貴重な体験もたくさんできました。心からの感謝しかありません。

    シャシリクを嬉しそうに食べるアシム。
    日常のちょっとした出来事にI’m happyというアシムは本当に素敵な人でした

    そして洋介さん。ロシアで一緒に走って海外で再び一緒に走ることがあるとは思っていませんでした。「日本にいるときもウンコはよく出たんですけど、旅に出たら一日二回も三回もでるようになったんですよね。便秘かなぁ?」と真顔で言った洋介んさん。「おしっこが最近、濃い黄色で少し臭いもするんですよね」と言っていました。私も数日後に同じ状態になったので「洋介さんも最近おしっこ濃いんですよね?」と聞いたら、「やめてくださいよぉ」って恥ずかしそうに答えた洋介さん。いやいや単に健康状態の確認ですから…。そして、周りが日本語がわからないからって大声で「おちんちん」と叫んでいた洋介さん。再会したらいつの間にか「おちんちん侍」に変わっていましたね。「おちんちん侍」とはどういう意味かと尋ねると「昔からあります」と意味のわからない回答でしたね。

    自慢気にオクタンプラスを見せて来る洋介さん

    2人とも本当にありがとうございました。ぜひ無事に楽しい旅を送ってください。

    そしていつの日かまた一緒に走りましょう…。

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  • 粕谷さん in トラブル

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    東京出発62日目、カザフスタン7日目、カラガンダ~バラカシ 走行距離287km

    カラガンダからバラカシ

    今回はこのブログの人気キャラクター粕谷さんについてのお話です。

    水掛方式を伝授(o^O^o)

    私がホテルの従業員に鼻の下を伸ばしていたその日の夜、洋介さんのスマホに粕谷さんから通話が来たのです。

    洋介さんは、「先を行く粕谷さんから情報を得てやろうと思って」なんて照れ隠しのようなことを言いますが、実際はなんだかんだで粕谷さんのことを気にかけていて定期的にメッセンジャーに連絡を入れているようです。

    実は粕谷さんのオートバイがこの中央アジアの悪路でかなりのダメージを受けていたようです。

    粕谷さんの乗るオートバイはスズキのDRZ400。私はこの旅のためにオートバイを探していた時に実はこのバイクも良いなと思っていたのです。ただ古いバイクなので状態の良いものを探すのは難しそうで、もし買ったところでバイク初心者の私には色々直して乗るなんて芸当は難しいだろうと思い諦めたバイクです。

    排気量も400ccとそれなりに大きく、車重も130kgとテネレの210kgと比べて80kgも軽いのです。

    元スズキのエンジニアである粕谷さんはこのバイクに17年間も乗り続けている本当の意味での愛車なのだと思います。

    その粕谷さんの愛車であるスズキDRZ400がカザフスタンの悪路でリアサスペンションが破壊されてしまったようで、カザフスタンの大都市アルマトイで修理をしたそうです。リアサスペンションが壊れてしまったことはかなりショックだったらしいのですが、アルマトイの工場の技術力が予想外に大変高く、スズキのエンジニアであった粕谷さんでも驚くレベルだったようです。

    あ、オチンチンのところにケチャップこぼしちゃった(>_<)恥ずかしい(*/□\*)

    アルマトイで修理をし、そこからさらに進みパミールハイウェイの入り口と言われているキルギスタンのオシュに到着した粕谷さんはオートバイの洗車をしたときにフレームに亀裂が入っているのを見つけたとのことでした。これ自体は溶接すればなんとかなることのようですが、場所が場所だけにきちんとした溶接をしてくれるところを見つけられるかどうかを心配している様子でした。

    洋介さんは粕谷さんがロシアで転倒したことを知っていたのにちょっとイジワルして「粕谷さんは転んだりはしてないのですか?」と聞いていました。すると粕谷さんは「転んだりしないよ。だって私運転うまいもん」という返事だったそうです。

    さらにイジワルして「ロシアで転んだときの怪我は大丈夫ですか?」と聞くと、慌てて「う…、うん、あれは道路工事で油があってフロント取られて…云々かんぬん…」と一生懸命言い訳をしていたそうです。

    やっぱり粕谷さんは愛すべき人ですね。

    洋介さんが気を利かせてくれて、私と代わると言ってくれたのですが、私は「今、手が離せない」と冗談で言ったら全て聞こえていたらしくて「手が離せないなら良いよ」と電話口で言っているのが聞こえてきました。

    「やっぱり大丈夫ですよ」と言い、洋介さんからスマホを受け取るとそこにはあの懐かしい、ちょっと上から目線で人を小馬鹿にしたような物言いの粕谷さんの声が聞こえてきました。

    洋介さんにも説明したであろうバイクの故障の話をまた同じように一生懸命話してきます。

    フェリーの中で一緒だったニュージーランド人のアンディがYAMAHAのWRで骨の道を目指すと言っているのを聞いた大澤さんが、「あの三角木馬と言われるWRで骨の道になんて行ったらケツが痛くなって仕方無いんじゃないですか?」と言ったときに、粕谷さんが「バイクは立って乗るものだから関係無い」と言ったのを思い出し、「粕谷さんケツ痛くなってないですか?」と聞くと「私は半分くらいは立って乗ってるから大丈夫」と返事をしました。

    私が「そうですよね。バイクは立って乗るものですからね」と言うと「うん。バイクは立って乗るもの」と少し恥ずかしそうに言った粕谷さんは少し可愛かったです。きっと「バイクは立って乗るもの」は言い過ぎたと反省していたのでしょう。

    粕谷さんはフェリーの中でもずっとパミールハイウェイへの思いを語っていました。今回はパミールハイウェイに行くことが何よりも楽しみだと。

    直前になって様々なトラブルに見舞われてしまったようですが、とにかく無事に、そして粕谷さんにとって大変すばらしい旅路になることを願っています。

    オシュにいる粕谷さんは、いよいよパミールハイウェイに行くのですね。

    御歳65歳。この男の夢の舞台への挑戦の物語が今始まろうとしています。

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  • 旅は楽しい\(^^)/

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    8/9(金)東京出発62日目、カザフスタン7日目、カラカンダ~バラカシ 走行距離287km

    カラガンダからバラカシ

    この日はカザフスタン最大の湖、バルハシ湖のほとりのバラカシという町を目指します。

    このバラカシという町はリゾート地のようでネットで調べても手ごろな宿を見つけることができていませんでした。

    3人で宿を見つけるのは難しいだろうという思いがあったのと、湖の近くにキャンプできそうな場所があるというのを見つけていたので、湖のほとりでキャンプするのも良さそうだと思い、2人にそのように告げて、私は一人、そのキャンプができそうな場所を目指すことにしました。

    しかしそこに行ってみるとその場所は海の家のようなものが数件あって大音量で音楽を流し、たくさんの遊泳客でにぎわうビーチでした。

    そこはただのビーチリゾートでした
    バナナボートとか普通にあって、海の家では大音量で音楽も(;´д`)

    こんなところでキャンプなど到底できないと思い、再度バラカシに戻り宿探しをすることにしました。

    町に入ってみるとすぐに良さそうな宿を見つけることができたためそちらに行ってみると、そこには見慣れたスズキGSXとHONDAモンキーくんがいるではないですか(^^)/

    ラッキーと思いその宿のレセプションに行くと、シングルルームは私の許容金額の倍ほどしたため、仕方ないと諦めバイクのところに戻りました。

    するとすぐに中からホテルの従業員のかわいらしいお姉さんが追いかけてきます。

    このお姉さんは英語が堪能で大変助かります。

    「あなたはこのオートバイの二人と知り合いなの?だったらこの二人の部屋にもう一つ簡易ベッドを入れてこの値段ならどう?」と提案してくれます。

    それは願ったり叶ったりです。洋介さんとアシムはすでに夕飯に出てしまっていたのですが二人に連絡をしてみるともちろんOKとの返事をくれます。

    お姉さんがマスターキーで二人の部屋を開けようとしてくれたのですが、他の男性の従業員が本人たちの許可なく勝手に部屋を開けてはだめだよとたしなめます。

    仕方ないのでホテルのエントランスで二人の帰りを待つことにしました。

    このホテルの従業員たちはみんなニコニコ楽しそうに仕事をしていてとても気持ちが良いです。勝手に鍵を開けてはだめだよと言った男性従業員も「本当に日本からオートバイで来たの?驚きだなぁ」なんて気さくに話しかけてくれます。

    そして何が楽しいって、私に3人部屋にしてくれるように提案してくれたかわいらしいお姉さんが私にとても好意的であったことです。

    この小柄で笑顔と八重歯が輝くとても可愛らしいお姉さんが私にいろいろと質問をしてくれます。(このお姉さんは例えるなら芸能人でいう若いころの田中律子のような雰囲気です。)

    年齢を聞かれて38歳だと答えると、信じられないといった表情で「あなたはとても若く見えるわ」と言ってくれます。そして「結婚はしているの?」と聞かれたので、していないと答えると、満面の笑顔で「why!」と言ってくれるのです。

    楽しくて仕方ありません。

    そして遂には「一緒に写真撮ってよ」だって!(^^)!

    きっとこのときの私はブラゴヴェシチェンスクでタチアナと一緒に写真を撮ったときの洋介さんのようにニヤけヅラのバカタレ顔だったことでしょう。天罰がくだらないことを祈るばかりです。

    しかし、私としたことが痛恨のミスをするのです。せっかく一緒に写真を撮ったのだから私のスマホでも一緒に撮れば良かったのですが、舞い上がってしまっていた私はついうっかりしてしまっていたのです。

    でも次の日の朝にでも一緒に撮ってもらえば良いかと思いその日は就寝したのですが、次の日にはそのお姉さんの姿は見えずに結局私のスマホで一緒に写真を撮ることは叶いませんでした…。

    読者の皆さんごめんなさい。こんな楽しそうな私の姿を写真に収めることができなくて…。

    でもこの日はこの旅に出て私にとって一番楽しい日でした!(^^)!

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  • バイクの鍵を落とす

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    8/8(木)東京出発61日目、カザフスタン6日目、ヌルスルタン~カラガンダ 走行距離238km

    ヌルスルタン(アスタナ)からカラガンダ

    本当は8/7に首都ヌルスルタンを出発予定でしたが、アシムが疲れが取れずどうも体調も良くないということで一日出発を遅らせることにしました。

    ですので8/7は久しぶりに一人で街歩きをしてみました。やはりここは首都だけあって街並みも綺麗です。

    ヌルスルタンは大変キレイな街並みでした
    キレイなモスク
    レンタサイクルもありました!盗む人とかいないんですかね?治安も良いのでしょうか?

    露店で果物を売っていたり、ナッツの専門店があったりとなかなか面白いです。

    露店もオシャレで活気があります
    衛生的でオシャレなナッツ屋さん

    この日はそんな風にして街歩きをしながら昼からビールを煽ったりして鋭気を養いました。

    そして8/8になり3日間滞在したヌルスルタンに別れを告げヌルスルタンの南東の町カラカンダを目指します。

    カザフスタンは警察の腐敗が激しく不当に止められて賄賂を要求されるなんていう話を聞いていたのですが、そのようなことは今のところなく、むしろ速度の取り締まりや横断歩道での歩行者の優先などを厳しく取り締まり、警察はしっかりと仕事をしている印象を受けました。

    ただし道路工事が多く、その度に速度規制が入るため思ったように距離を稼ぐことができません。

    途中、ロシア人ライダーたちと出会いました
    みんなで一緒に\(^_^)/

    カザフスタンの景色は単調で雄大な荒野を延々と走るイメージです。洋介さんなどはあまりこの景色はお気に召さなかったようですが、私は広がる荒野が旅を実感させてくれ全然飽きることがありませんでした。

    そんな風に走っていると急に便意を催してきました。今申し上げたようにカザフスタンでは広大な荒野を走るためなかなか隠れられる良い場所がないのです。スピードを落とし良い場所はないか慎重に探しながら走ります。前を走るアシムと洋介さんはもう見えなくなりましたがそんなことは知ったこっちゃありません。

    ようやく工事の盛り土がある場所を見つけたのでバイクを路肩に止め、ダッシュでその盛り土の陰に走りこみます。バイクを見張れるように道路の方を向いて。

    ズボンを下ろししゃがみ込むと大変なことに気づきます。私が走って来た道と同じほうから来る車からはその場所は陰になっているのですが、反対方向から来る車からは丸見えなのです。

    しかしズボンを下ろして戦闘は開始してしまっているため、私にはすでにどうすることもできませんでした。

    反対車線から来るトラックが時折私のバイクを見つけて、数メートル離れたところにしゃがんでいる私にクラクションで挨拶をしてくれます。ヘルメットを被っている私はへっちゃらです。ただマナーとして控えめに手を振る程度に留めておきます。

    戦闘も無事終了し、バイクのところに戻ると更に大変なことに気が付きます。バイクの鍵がないのです!

    でもここにバイクを停めてあそこで用を足したのだから、必ず鍵はこの近くに落ちているはずです。そう思って安心したのも束の間、この国の人たちの優しさを忘れてはいけません。もし私が落とし物を探しているのをドライバーが気が付いたら、下手をすると車を停止して一緒に探してくれかねません。

    鍵は私のもう一つの落とし物の近くに落ちていることは間違いなのです。そうなったときにその優しいドライバーが鍵とは別の落とし物を見つけて「これ、お前のか?」なんて言われた日にはさすがの私でも恥ずかしいです(/ω\)

    とにかく短期決戦だと意を決して鍵を探し始めます。落とすとしたらバイクを降りてすぐにポケットに入れ損ねて落としたか、戦闘時にしゃがみ込んだときに落としたかのどちらかではないかとあたりを付けます。

    まずはバイクの近くを落とし物を探している様子を見せないように何気なく足元に意識を向けますが鍵は見当たりません。ならばもう一つの落とし物の近くだと思い行ってみるとやはりその近くに鍵は落ちていました。

    バイクの鍵を無くしたなんてことになったら一大事ですので見つかって本当に良かったです。

    バイクに跨りしばらく走るとアシムと洋介さんは案の定、後ろからついてこない私を心配してガソリンスタンドで待っていました。

    洋介さんから「事故にでも遭ったのではないか心配しましたよ」と言われて、心の中で(別の意味ですが事故には遭いかけました)とつぶやきながら、「すみません。ちょっと用を足していて遅くなりました」と伝えました。

    でも正直者の私はそのあとにきちんと洋介さんにことの顛末を話しました。

    すると「それはちゃんとブログに書いてくださいね」とのこと。

    お世話になっている洋介さんからのお達しですので、仕方なくこうしてブログに上げるのでした。

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  • カザフスタンのライダースクラブの助け

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    8/6(火)東京出発59日目、カザフスタン4日目 ヌルスルタン

    カザフスタンの首都であるヌルスルタンに到着した我々はいったんここで休息を挟みます。

    大きな都市でもないとなかなか旅に必要なものを購入することが難しいからです。私はモンゴルあたりからバイク用のグローブに穴が空いてしまいどこかで購入したかったのですが、なかなか良いものが見つからずここまで来てしまっていました。

    ライダースグローブに穴が空いてしまっていました

    もともとオートバイを生活の道具としてではなく、純粋に楽しむための乗り物として購入できるような人たちはロシアでもモンゴルでも少数しかおらず、ここカザフスタンでもそれは同様であろうと思われます。したがってオートバイ用品を入手するのはカザフスタンでも難しいだろうと考えていました。

    しかし、アシムがヌルスルタンのライダースクラブの人たちとコンタクトを取っていて、私がオートバイのグローブを探しているというと、その中の方が手伝ってくれると申し出てくれたのです。

    朝、わざわざホテルまで車で迎えに来てくれます。

    挨拶をするとすぐに手の大きさはどのくらいかと聞かれました。手を見せると「わかった」と言い、車を走らせます。

    10分程度走ると車を停車させて少しここで待っていてくれと言います。

    数分して戻って来た彼の手には二つのライダースグローブ。

    ブランド物で日本で購入してもかなりの価格のするものです。それを「for you」と言って差し出してくれます。

    高価なグローブを差し出してくれます

    この方の名前はミハエル(例のごとく写真は撮り損ねてしまいました((+_+)))。彼はつい先日までオートバイを所持していたようですが、経済的な理由で手放したということでした。

    もう使わなくなったものとは言え、こんなに高価なものを迷いもなく差し出してくれたことに一瞬言葉を失ってしまいました。

    「いくらですか?」と聞いても「フリー(無料だ)。プレゼントだよ」と答えます。

    そして「良い旅を。そして私のプレゼントがあなたの旅を助けることを願っています」と…。

    カザフスタンの一人当たりのGDPは日本の約1/5。オートバイを所持していたくらいの経済力があったとしても、相当高価なものには違いありません。

    現時点で私が彼に返せるものは残念ながら持ち合わせていません。日本に帰ったら必ず何かお礼を送ろうと心に誓い、ただただ「ありがとう」というしかありませんでした。

     

    ホテルに戻ると、私がグローブをもらっている間にアシムは散髪に行っていました。洋介さんも前々から散髪に行きたいと言っていたので、二人で地元の床屋に散髪に行くことにしました。

    扉を開けて入ると左側が女性、右側が男性と別れているようで、洋介さんが先に男性側の席に通されました。

    私はソファに腰かけて待っていると、すぐに左側の女性が声を掛けてきました。お客さんだと思っていた、椅子に座ってスマホをいじっていた若い女性は実は従業員だったようです。

    こっちは女性用じゃないのかと聞いてみましたが、いいから座れと促されます。お姉さん注文も聞かずに何の迷いもなくガシガシ切っていきます。途中スマホで電話しながら鋏を入れるので少し怖いです。

    しかし、ものの10分もしないうちにあっという間に仕上げてしまいました。全体的に短くしてくれたようで、なかなか悪くない出来映えでした。そしてたったの1,000テンゲ(約280円)。

    洋介さんの方が時間がかかっているらしく、私は先に会計を済ませて待っています。

    少し時間をおいて洋介さんも終わったようでこちらに来たのですが大変不機嫌です。

    「あのヤロウ!勝手に角刈りにしやがって!こっちはせっかく旅に出たんだからツーブロックの線まで入れてロン毛にしようと思ってたのに台無しじゃねぇか!これじゃ寿司屋のみならいじゃねぇか!」

    不機嫌な洋介さん

    その不機嫌な感じは面白いからいいですけど、その土地の流行りの髪形になるのもおもしろいではないですか。

    元気出せよ、アイボウ(^^)/

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