9/26(木)東京出発110日目、ジョージア9日目、トルコ1日目 バトゥミ~オルドゥ 走行距離384km
前日滞在したバトゥミはリゾート地であり、私は全然興味が無いので早々にこの街を出ることにしました。
前日宿の人にオプションの朝食を注文していたので、そちらを食べてから出発します。
この宿の方は全然悪い人では無いのですが、多少商売っ気が強いなとは感じていました。
前の日も、後で宿のレビューをお願いしますと何度もお願いされて、別に宿自体もこの人自身も悪くはなかったので、わかりましたとは言っていました。
しかし、会計のときに朝食代を元々の金額より高く請求されました。
これは明らかに切りの良い金額にしたくて、切り上げたなってのがわかりました。
私としてはこの日ジョージアを出てしまいますし、コインのお釣りは邪魔になるので別にその金額で構わなかったのですが、こういうことをされると気分は悪いです。
その前の日に泊まっていたアハルツィヘの宿のお母さんとは大違いです。
私は何も言わずにそうですかと言って言われた金額を払いましたが、絶対にレビューなんて書いてやるものかと思いました。
ここバトゥミの街からトルコとの国境は15kmほどしかなく、すぐに国境に到着しました。
この国境も事前情報によるとすんなり通れるという話を聞いていたのですが、ジョージア入国の時も待たされたように、ここでもちょっとしたトラブルがありました。
いつも通りオートバイの登録証の提示を求められたので提出すると、コピーじゃなくて原本を出せと言ってきます。
日本の自動車登録証ってかなりチープなピンク色の紙ッペラに印刷してあるだけなので、コピーだと思ったようです。
しかもここまで結構な悪路を走り続けて来たので、クリアファイルの中で他の書類と擦れあって印刷も滲んでしまっています。
私自身、日本でこの書類を受け取ったとき大変チープな作りであったことから、これがこんなにも大切な書類だと認識していませんでした。たまに警察とかに提示を求められたときに見せる程度のもので、念のため持っておくものくらいの認識でいたら、海外では「マシンパスポート」と呼んでいるくらいの重要書類です。
それを日本の登録証はとってもチープな紙切れで作ってあります。
国境の担当官にこれはコピーではなくて原本であると伝えます。日本のものはこれなんだと。
すると、これが原本だとは思えないと言うのです。
イヤイヤイヤ、これ原本だから。
そして別の担当官を呼んで協議を始めます。私の大切な登録証をすごく雑に丸めたりし始めます。
サスガに言いました。
「それ、大切な書類なのでそんな風にしないでください!」
それが勘に障ったのが表情で読み取れました。
ボーダーにいる人たちは今までいい人も多かったですが、中にはこうやって高圧的な人もいて、何でこういうところにいる人って無駄に偉そうになるのか意味不明です。
その担当官は携帯の写メで私の書類を撮影したりしましたが、やっと納得してくれたようで手続きをしてくれました。
ただ、私の手続きに時間がかかってしまい、後ろに並んでいた男がイライラしていたようで、私の手続きが終わるか終わらないタイミングで私の前に入って来て、さらに足元に置いておいたヘルメットを蹴って避けやがりました。
かなりカチンと来たのですが、実害があった訳でもなく、ここでトラブルを起こしても無駄なので我慢しました。
ジョージアの人は穏やかでのんびりした人が多いけれど、中にはこういうヤツもいるんだなと思ったのですが、車のナンバーを見たらトルコのナンバーでした。
トルコ人は親日だという話はよく聞くのですが、トルコで日本人が詐欺に遭ったという話も頻繁に耳にしていたので、もともと私はトルコ人に対する印象はあまり良くありませんでした。
こういうのは本当は良くないのはわかっていますが、この一件でトルコ人に対する印象は最悪になりました。
何だかんだで無事国境を越えて、トルコに入ると今までの国とガラリと印象が変わります。
道路も街並みも大変綺麗になり、先進国に入ったという印象を受けました。
きっとヨーロッパから陸路で中央アジアを旅行した人は、トルコに戻って来たときに旅の終焉を感じるのでしょうね。

オルドゥはそこまで大きな街ではないんですけどね(;´д`)
私はバトゥミからトルコに入り、この日は黒海沿岸をひたすら走ります。
景色も綺麗で道路も整備されていて大変走りやすいです。
もしこれが旅の始まりに経験したのなら感動もあったのでしょうが、この道は私には刺激があまりありませんでした。
国道1号線の湘南の辺りを走っているイメージでしょうか。
とても綺麗なんです。日本にいたら楽しく走れると思います。


でも、モンゴルやキルギス、パミールハイウェイやジョージアといった国々を走ってきた直後ですとどうしても楽しめません。
トルコは日本でも人気の観光旅行先でカッパドキアなどの世界的に有名な土地もあるので、これからに期待ですね!
このギャラリーは、3 枚の画像があります 写真 他