• カテゴリー別アーカイブ 014_ブルガリア
  • 山奥の素敵な宿で

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    10/13(日)東京出発127日目、ブルガリア4日目、北マケドニア1日目 ソフィア~クリバハランカ 走行距離145km

    ブルガリアは景色や街並みが美しく走っているだけでも十分楽しい国でした。それほど大きな国ではないのであっという間の滞在期間だったため、名残惜しさもあるのですが次に進むことにしました。

    北マケドニアの国境に向かう途中、素敵な食堂を見つけます
    やはりブルガリアでも田舎の方に行くと全く英語は通じないのですが、他に食事をしていたお客さんが通訳をしてくれ無事に食事を摂ることができました

    このまま北上してセルビアに入るのが順当な走り方になるのかとは思うのですが、私は西に進むことにしました。というのも、10月16日にアントニオがギリシャのアテネで知人と会うということでしたので、私もこのまま西に進んでアドリア海を北上していけばどこかでアントニオと出会えることもあるのではないかという期待があったためです。

    そして、アドリア海沿いの道が大変美しいと言っていたのは他でもないアントニオだったのです。

    ただ一つ残念に思うのがそのルートを取るとセルビアには立ち寄らないことになることです。なぜセルビアに対してそのような思いがあるのかというと、私が日本にいたときにやっていたオンライン英会話の先生にセルビア人の方が多く、たくさんのセルビア人先生にお世話になっていたので、セルビアがどんな国なのか一度見てみたかったという気持ちもあったからです。

    しかしこのときの私にとっては、アントニオが言っていたアドリア海沿いの道がとても綺麗だということと、その道を走ればもしかしたらどこかでアントニオに会えるかもしれないということの方が大切なことに思えたのでした。

    さて、この日目指すのは北マケドニアという国です。もともとは単にマケドニアという名前の国だったのですが、ギリシャ北部の地域がマケドニアと呼ばれていて歴史的にも重要な地域ということで、とりわけギリシャからの反発が強く、2019年5月に北マケドニアという国名に変わったということでした。

    私もこの北マケドニアという国についてはほとんど知識もイメージもないのですが良い印象を持っていました。というのもオンライン英会話の先生で北マケドニアの方がいて、とても丁寧で優しく、また独特の素敵な雰囲気を持った方だったことからそのように感じていたのだと思います。

    国境に到着すると、ブルガリアの国境も北マケドニアの国境もとてもフレンドリーで優しい対応をしてくれます。北マケドニアの国境で自動車保険を見せるように言われたためグリーンカードのコピーを提示したのですがここで問題がありました。

    私の取得していたグリーンカードは北マケドニアをカバーしていなかったのです。でも担当官は優しくそのことを教えてくれ、すぐ近くの建物で北マケドニアの保険に入れるのでそちらで手続きしてから戻ってきてくださいと教えてくれます。

    保険の手続きに行くとなんと最小単位のものでも15日間で50ユーロというバカ高い保険でした。しかしこれに加入しないと入国できないため仕方なくこの保険に加入します。恐らく北マケドニアの滞在日数も2~3日ですのでかなり割高な保険になるため、素直にセルビアに行っておけば良かったとこのときは思わなくもなかったのですが、後にここから進む道の景色の美しさを見て、十分に価値のあるものだと思えるのでした。

    自動車保険のことを除けばいたって簡単に手続きを終えることができました

    北マケドニアに入ってもブルガリアから引き続き美しい景色が続きます。

    北マケドニアの国境を越えて、なぜこんな山奥にポツンと一軒だけ宿があるのだろうかという場所を事前に見つけていたので、好奇心でその宿を予約していました。価格も驚くほど安かったため正直期待はしていなかったのですが、実際に行ってみると良い意味でその予想は裏切られました。

    素敵な宿にはおしゃれなバーも併設されています。山奥のため他にお店も無いのでバーが併設されていることは大変ありがたかったです。

    驚くほど安価で大変素敵な宿でした

    しかも北マケドニアの物価はブルガリアよりもさらに安く、大変質の高い料理を圧倒的に安く食べることができます。

    部屋に荷物を置いて私は早速ビールを注文して中庭で飲んでいました。

    宿のオーナーさんと思われるご年配の男性の方は「日本人が来た!!」と言って大喜びでした。

    この日訪れていた宿の他のお客さんに対しても、あそこに座っているのは日本人だぞ!と言って嬉しそうに自慢しているのが聞こえてきます。

    私がビールを飲んでいるとそのオーナーさんがたくさんのリンゴを持ってきてくれ、美味しいから食べてくれと言ってくれます。

    このオーナーさんは全くと言っていいほど英語は喋れませんでしたが、代わりに一人の若い従業員がそれなりに英語が話せたため通訳をしてくれ大変助かりました。

    この宿は格安であり、料理も食べられて景色も綺麗だったため、もう一日この宿でのんびり過ごそうと2泊したいと伝えたのですが、残念なことに次の日はシェフが休暇のため料理を出せないので素泊まりになってしまうということでした。

    この場所で素泊まりとなると数十キロ離れた町まで下りて行って買い出しをするか食事をするかしないとならないので、残念ですが1泊だけにすることにしました。

    宿のオーナーさんが私に話しかけてくるのですが「サソリ、サソリ」と私には聞こえて何のことか最初はわかりませんでした。北マケドニアの景色を見るとサソリが出そうな雰囲気も無いので、もしかしたら北マケドニアでは何か象徴的なものとしてサソリが使われることでもあるのかな?と思ったのですが、ふとこの国の首都の名前が「スコピエ」ということを思い出し、「スコーピオン」ではなく「スコピエ」と言っていることに気付きました。

    オーナーさんはおそらく私に首都のスコピエには行くのか?と聞いているのだろうと思い、「イェス、イェス」と答えました。実際には都市部は渋滞もしそうで嫌だったので行く気は無かったのですが、説明するのは大変そうだったのと、日本人である私に是非とも北マケドニアを楽しんでほしいと思っている気持ちが伝わって来たので、がっかりさせないようにとの私なりの気遣いでした。

    夕食の時間になりバーで食事をしていると、昼間に通訳をしてくれていた若い従業員の方がやってきて、ご馳走するから「ラキア」を飲まないか?と勧めてくれます。

    最初私には「ラキ」と聞こえたので、トルコの水を加えると白く濁る蒸留酒を連想したのですが、この地方にある「ラキア」は果物から作った蒸留酒であるようなことを言っていました(ブランデーと同じようなものという言い方だったので勝手に私がそう解釈しただけで実際には違うかもしれません)。

    かなり強いお酒には違いませんが冷え込む夜にはありがたい一杯でした。

    ラキアとビールでだいぶいい気分になり、暖炉の火で暖まり、北マケドニア初日の夜は幸せな気分で過ぎていくのでした。

    暖炉の火で暖まっている私を見て、なぜか従業員の方は笑ってました
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  • ソフィア

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    10/12(土)東京出発126日目、ブルガリア3日目 ソフィア

    前日の夜に朝食用にとスーパーで買った果物とヨーグルトを食べます。さすがはブルガリアで、スーパーの棚のかなりの面積をヨーグルトが占めていました。また、価格の横には国旗が付いているものもあり、ヨーグルトはどうやらブルガリア産のものとドイツ産のものが主に売っているようでした。せっかくなので当然ブルガリア産のヨーグルトを購入したのですが、食べてみたところ日本で食べるヨーグルトとさほど大差はありませんでした。

    この日滞在していた宿はソフィアの中心部からは離れているため地下鉄に乗ってセルディカという駅まで行きます。

    ソフィアの地下鉄は大変清潔で驚きました。

    地下鉄はとても清潔感がありました

    10分ほどでセルディカ駅に到着し、外に出るとすぐそこにセルディカ遺跡という遺跡があるのですが、これが遺跡だと言われないと気づかないくらい雑な扱われ方です。

    セルディカ遺跡

    少し歩くと博物館があるのですが、そのすぐ横で温泉を汲んでいるおじさんがいました。ここソフィアでは温泉が湧いていて、飲むことが可能だそうです。私が珍しそうにその光景を見ていて写真を撮っていると、そのおじさんが飲むと良いよと促してくれます。しかし、さすがに少し怖かったのでヘタレな私は丁重にお断りするのでした。

    ソフィアには飲料用の温泉が所々に涌き出ているようです

    土曜日の午前中ということもあるのか、首都ソフィアの中心部だと言われるセルディカですら人はまばらです。

    とりあえずブルガリアでおそらく一番有名であろうアレクサンドル・ネフスキー大聖堂を見に行こうと歩きます。

    途中、控えめな佇まいなのですが、なぜか惹かれる素敵な教会を見つけました。私が訪れたときは誰も気にかけている様子は無かったのですが、そのあとに通りかかったときは写真を撮っている人もいたので、調べてみると、この教会は聖ニコライ・ロシア教会という有名な建物だったようです。

    聖ニコライ・ロシア教会

    私はブルガリアに来て感じるのは、このような有名な建物であっても決して派手さはなく、慎ましく存在していることに大変好感を持てます。

    聖ニコライ・ロシア教会から数分歩くとアレクサンドル・ネフスキー大聖堂はありました。さすがに有名な建物なだけあり荘厳な佇まいです。

    アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

    中には入れないようでしたので、そのまま外観を眺めるだけに留めて、少し早めの昼食を摂ろうと先ほどの聖ニコライ・ロシア教会方面に戻ることにしました。実は先ほど聖ニコライ・ロシア教会を見たときに正面にレストランがあるのが見え、「ワイン」の文字が見えたため、そこで昼食を摂ろうと決めていたのです。ブルガリアはワインも有名なようです。

    お昼としては多少早めの時間帯であったことからか、お店には他にお客はいませんでした。とてもおしゃれで素敵なお店です。店員さんもとても静かな雰囲気ではありますが優しく接客してくださいます。

    大変素敵なお店でした

    私が入店すると、聖ニコライ・ロシア教会が良く見える窓際のとても素敵な席に案内してくださいました。

    この国の物価からしてみたら多少価格帯は高いかもしれませんが、それでもさすがは東ヨーロッパの国であり、十分すぎるほどの手ごろな価格でワインとそれに合う料理を提供してくださいます。昼からワインとビールとアイリッシュコーヒー(ウィスキーのコーヒー割)を飲んで、素敵な時間を過ごします。

    昼食を済ませて外に出ると、このレストランのすぐ近くに自然博物館という建物を見つけます。受付に人は座っていたのですが、そのまま中に行くように促されて無料で入ることができました。

    外から見ると雑居ビルのような建物だったのでそれほど期待はしていなかったのですが、私はとても楽しめました。鉱物、鳥類、爬虫類、魚類、哺乳類、昆虫、植物などの標本やはく製がたくさん展示されています。動物園や水族館と違って生きているものを見るわけではないのですが、むしろ近くで迫力のあるはく製を見られるのは予想以上に楽しかったです。

    間近で見ることができるので、はく製であっても迫力があり、実際の大きさなども体感できるため、動物園や水族館とは違った楽しみ方ができます

    丸一日ソフィアを観光しましたが、私はこの品格が漂う慎ましい都市は純粋に美しく素敵な街だと感じました。

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  • 品格漂う町並みが続くブルガリア

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    10/11(金)東京出発125日目、ブルガリア2日目 シビレングラッド〜ソフィア 走行距離315km

    テントの中で夜中、雨の音で目を覚まします。ここのところしばらくずっと天気が良かったため、雨が降るリスクは頭の中にありませんでした。バチバチバチバチ雨がテントを叩く音からして、だいぶしっかり降っているようです。時刻は夜中の2時半。ここから日が昇る7時頃まで雨は降ったり止んだりしていたようで、雨がテントを叩く度に目を覚ましていました。

    7時を過ぎて雨の音が聞こえなかったため、この隙にと思い外に出て素早くテントを片付けます。天気も薄曇りでいつまた雨が降ってくるかもわからないため、濡れたテントはサッとタオルで拭くだけで乾かす余裕なんてありません。近いうちにどこかでテントを広げて乾かさないとなと思いながら朝食も取らずに出発します。

    ブルガリアのこの時期は思ったよりも寒くありませんでした。空も雲に覆われていて雨が降って湿度が高かったため、夜間にあまり気温が下がらなかったからかもしれません。

    急いでテントを片付けます

    この日はどこに行こうか全く決めていません。とりあえず西に進んで首都ソフィア方面に向かおうとは思うのですが、ブルガリアの情報を全く持っていないのです。

    ブルガリアの面積は全然大きくないため、ハイウェイを使って走っていると一気にソフィアに到着してしまいそうです。それでは面白くないと下道に降りて途中途中の町を通過しながら走ります。

    ブルガリアは走っているだけで楽しい国です。子供の頃になんとなく見たことのあるヨーロッパの田舎町の風景そのままです。素朴で慎ましく、それでいて品格の漂う町並みと美しい森林地帯を交互に繰り返します。

    途中の町でsimカードを購入できるお店を見つけたので中に入ります。ブルガリアの滞在は長くても23日だと思っていたのですが、価格を聞くと6GB8レフ(約480円)と安かったため購入することに決めました。

    早速インターネットでブルガリアの見どころなどを検索するのですが、首都ソフィアにいくつかある世界遺産の情報くらいしか出てきません。

    でもせっかく来たのだからと、この日はソフィアまで行って、次の日にソフィア市内を観光しようと決めるのでした。

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  • 遂にヨーロッパへ

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    10/10(木)東京出発124日目、トルコ15日目、ブルガリア1日目 チャナッカレ〜シビレングラッド 走行距離320km

    嫌なことも含め色々あったトルコですが、遂にこの日でお別れです。後半は心安らぐような体験もできたので悪くはなかったと思っています。

    朝、バイクに荷物を積んでいると一匹の猫がやってきます。この猫、何故か私の荷物に座りたがるのです。何度遠くに追っ払っても戻って来てしまい気付くと私の荷物の上に座っています。

    大変かわいい(*≧з≦)猫ちゃん

    見た目も可愛いので近くにいる分には全然構わないのですが、荷物の上でうこやおっこをされたらたまらないので、荷物の上に居られるのは怖いのです。

    何故こんなにも私の荷物が気に入ってしまったのでしょうか?私もバイクに荷物を積まないとならないので、多少強引にこの猫ちゃんをどかします。一番大きい荷物をバイクに積んでしまうと、これ以上は上に乗れないと悟ったのかいなくなってしまいました。

    見た目も可愛らしい猫ちゃんだったので優しくしてあげたかったのですが残念です。

    さて、この日はまずはアントニオに指摘されたトロイの木馬の本物を見に行きます。チャナッカレの宿から25kmほどのところにトロイ遺跡はあったため、すぐに行くことができました。

    私が先日見たという道端にあったトロイの木馬らしきものはこの日もその前を通過して、映画で使われたものどころか、ただのレストランのオブジェだったことがわかりました。

    酷い話です。

    トロイ遺跡に到着してみると入り口からすでにトロイの木馬は見えました。

    入り口から既にトロイの木馬は見えました

    このトロイ遺跡は大変評判が悪く、高い入場料の割には中は全然大したことはないという事前情報は得ていました。

    外からトロイの木馬を盗み見しておきながら入場しないのも気が引けたのですが、この日はフェリーに乗って対岸に渡ったりブルガリアとの国境越えがあったりと、そこそこやることもありそうで、のんびり観光している場合でもないかと思い、申し訳無いのですが入り口まで行ってそのまま立ち去ることにしました。

    トロイ遺跡からフェリー乗り場まではほんの30kmほどでした。たくさんの車が並んでいたのですぐにわかりました。250cc以上のオートバイの運賃は14リラ(約280円)です。

    フェリー乗り場。たくさんの車が並んでいたので、すぐにわかりました

    対岸まで約10分。車から降りない乗客も多いです。私もフェリーが揺れてバイクが倒れたりしたら大惨事ですのでバイクのすぐ横に立ってバイクを支えていました。

    対岸に着くと一路ブルガリアとの国境を目指します。この辺りの道も大変景色が綺麗です。

    フェリーを降りてからも景色は綺麗です

    2時間も走らないうちにブルガリアとの国境に着きました。トルコのシリア空爆もあり、ある程度厳しくチェックされたりもするのかなと思っていたのですが、あまりにも簡単に国境を越えることができてしまいました。ほとんどフリーパスと言っていいくらいでした。

    ほかの人が何やら書類を見せているような場所でも、「お前は良いから先に行け」と促されてしまいます。荷物の確認すらもありません。

    あまりの簡単さに反対に不安になります。本来ならやらなければいけない手続きを飛ばしてしまっているのではないかと不安になってしまいます。このまま走り去ってしまって、今度はブルガリアを出るときに何か問題になってしまわないかと

    でも、行けと言われるなら行くしかないのでそのまま国境を通過しました。

    あっという間の国境越えでした

    国境を通過してブルガリアの通貨が欲しかったのですが、ATMを見つけることができませんでした。だいたいどこの国でも国境を越えたところに両替商のような人たちもいるのですが、そういった人たちもいません。幸いトルコを出る直前にガソリンを入れてちょうどほとんど全てのトルコリラは使い切っていたので、両替ができないことには問題は無かったのですが、ブルガリアのレフが手に入らないのは少し不安です。

    このままATMを探して更には宿探しまでするのが億劫だったため、近くに川沿いの良さそうな場所を見つけ、この日はそこで野営をすることにしました。

    この場所はちょうど道路からも見えない場所になっていて野営するにはうってつけの場所だったのですが、ゴミがそこら中に落ちているのが多少気になりました。

    いい場所がありました\(^_^)/ゴミが多少気になりましたが

    地面が平らでテントを張るのに良さそうな場所のすぐ近くに、アウトドアチェアに座ってタバコを吸っているおじさんがいました。

    このとき私はこのおじさんは釣りでもしているのかと思っていました。

    このおじさんにここでキャンプをしても良いかと尋ねたのですが、全く英語は解せないようです。

    仕方ないので両手の平を合わせてそれを片側の頬の横に当てて首を傾げ、「キャンピング」「テント」「スリープ」と言ってみます。

    すると「キャンピング」という単語は通じたようで「ダーダー(良いよ良いよ)」と言ってくれます。

    続けて「デンジャー?セーフティ?」と聞いてみたのですが、それは伝わらないようです。仕方ないので翻訳アプリを使って「ここは危険ではないですか?」と聞いてみると、少し驚いた顔をして「とんでもない。ここは安全だよ」といったような返事をくれました。

    テントを張って夕飯の支度をしているときに気づいたのですが、このおじさん、釣りをしているのではなく、ただ椅子に座ってボーッとしているだけのようです。身なりもお世辞にも綺麗とは言えなかったので、もしかしたらここで車中泊をしているホームレスなのかもしれません。

    日が沈んで暗くなって私もテントに入って寝る準備をしていてもこのおじさんは動く気配がなかったので少し不安になります。

    人がいるから安心と思うべきでしょうか?それともこのおじさんは危険のない人だと判断してはいけないのでしょうか?

    考えていても仕方ないです。

    日が沈んでしまったこの時間から宿を探すのも大変ですし、しかも現金を持っていない私はここでキャンプすると腹を括るしか無いのです。

    寝袋に入って少しした頃に車のドアをバタンバタン開け閉めする音が聞こえて来て、その後そのままおじさんの車はどこかに走り去ってしまいました。

    普通に家に帰ったのなら良いのですが、もし私に気を使って別の場所に移動したというのなら大変申し訳無いことをしてしまったなと思うのでした。

    キャンプをすると日が沈んでしまって以降はやることがないため、この日も20時前には寝袋に入っていたのですが、トルコでは気を張っていたのかヨーロッパに入ったという安心感だったのか、この日はそのままあっという間に眠りに落ちていったのでした。

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