• カテゴリー別アーカイブ 019_ボスニア・ヘルツェゴビナ
  • 再びアントニオからコンタクト

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    10/27(日)東京出発141日目、ボスニア・ヘルツェゴビナ3日目、クロアチア1日目 ランボチ~ザダル 走行距離338km

    朝、宿から見える素晴らしい景色に見送られて出発します。

    ボスニアも人がとても優しくて、景色も綺麗で本当に大好きな国でした。

    あっという間の滞在ではありましたが、とても印象深い国になったことは間違いありません。

    宿からは素晴らしい景色が見えました

    走り始めるとすぐにクロアチアとの国境にやって来ます。ここもパスポートとバイクの登録証の確認だけであっという間でした。

    ここの国境もとても簡単なものでした

    クロアチアに入り、アドリア海沿岸を走るとたくさんのバイク乗りとすれ違います。ヨーロッパ中のライダーがここを走りに来ているのかもしれません。

    とにかくアドリア海が見たくて沿岸まで来ました
    アドリア海も大変美しいことは間違いありません

    確かに美しい景色が続くのですが、私はここ数日ずっと走っていた東ヨーロッパの田舎町の景色の方が好きだなと思いました。

    クロアチアに入ると今までの東ヨーロッパの国に比べて多少物価が上がったように感じます。

    特に宿については、ビーチサイドということもあってか、今までと比べると格段に料金が跳ね上がっています。

    なので、下手に宿には泊まらずキャンプ場に泊まることにしました。

    今までもドミトリーに泊まるくらいなら、一人でゆっくり過ごせるキャンプの方が良いとは思っていたのですが、いかんせんシャワーを浴びたいと思うと何日もキャンプ生活をすることにためらいがありました。

    しかし、旅の大先輩、ウランバートルで出会ったセロー乗りの宮崎さんはキャンプすることが多いと伺っていたので、洗濯なども含めてその辺りどうされているのかを質問してみました。

    すると、キャンプ場ならキャンプ場のシャワーを使えるという返事をいただきました。

    なるほど、私の頭の中にはキャンプは道端の夜営のイメージが強かったのですが、キャンプ場にはシャワーが付いている所も多いのですね。

    キャンプ場も場所によってはドミトリーと同じくらいか少し高いくらいの料金の所もありますけど、それでも一人でゆっくり過ごせることを考えればそちらの方が快適です。

    ということでこの日は早速海沿いのキャンプ場に宿泊することにしました。

    キャンプ場に着く頃には日が暮れてしまっていたのですが(;´д`)

    夕飯を済ませて、さて、少し早いけどもう寝るかと思ってテントに入ると、パミールチームの一人アントニオからメッセージが届きました。

    アントニオとはトルコかギリシャ辺りでまた会おうなんて言っておきながら、うまく都合が合わずそのままになっていたので気にはなっていたため大変嬉しい連絡です。

    アントニオはこのときイタリアのベネチアにいて、アパートを借りて一週間ほど滞在するとのことでした。

    もしタイミングが合えば、泊めてあげるからおいでよとの誘いでした。

    クロアチアからベネチアまではほんの少しです。

    キャンプ生活をしようと思っていたのですが、天気予報を見るとしばらくは雨予報のため、これはありがたいということで、次の日、一気にベネチアを目指すことにしました。

    しかし、アントニオはアテネでガールフレンドに会うって言ってたのですが、今も一緒なのでしょうか??

    あのオヤジは相変わらず陽気な浮かれポンチですからね。

    ま、細かいことは気にせず、久しぶりの再会を楽しみ会いに行きましょう\(^_^)/

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  • ボスニアの優しい人々

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    10/26(土)東京出発140日目、ボスニア・ヘルツェゴビナ2日目 トゥズラ〜ランボチ

    朝起きて出発の準備をして外に出てみると、案の定霧が立ち込めていました。

    そこまで濃い霧ではないので大丈夫かと思って出発したのですが、クロアチアを目指して西に進んで行くと更に標高が上がり、どんどん霧が濃くなります。山の曲がりくねった道を視界がほんの数メートル先までしか無い中走るので、怖くて仕方ありません。

    霧の中に浮かび上がる泉は綺麗だったんですけどね(;´д`)

    幸いなことに少し走ると大きな道に出てガソリンスタンドを見つけたので、休憩がてら立ち寄ることにしました。前日に国境を越える前にセルビアのディナールを全部使い切るためにガソリンを入れていたため、この時は給油は不要だったので売店で朝食のパンを買うことにしました。

    この売店のお兄さんも、オートバイにたくさんの荷物を積んでやってきたアジア人の私に興味深々でした。

    パンを食べているうちに多少は霧が晴れてきたのでそのまま出発しました。また少しすると山道を登って行くので、「また霧が濃くなったら嫌だな」と考えていたのですが、日が高くなってきたのか、霧はどんどん晴れていき、再び美しい景色が眼前に広がっていきます。

    途中つり橋を見つけました。
    足元は隙間だらけで、なかなかに揺れるこのつり橋は、そこそこのスリルを提供してくれました

    ずぅっと続く美しい景色。私はこの東ヨーロッパの風景が大好きです。

    私はこのような東ヨーロッパの風景が大好きです
    本当に美しいです

    しばらくして昼食を摂ろうと少し大き目のスーパーに入りました。スーパーの駐車場にバイクを停めたところ、このお店のスタッフと思われるおじさんがやってきて、ここは車を停めるスペースだからバイクは停めちゃダメだと言います。

    しかし私の姿を見て、アジア人の旅行者だと認識したこのおじさんは、笑顔になり、「任せろ。俺がしっかりバイクを見ててやるから大丈夫だ。」というようなことを言って親指を立ててくれました。

    スーパーに併設されている食堂で昼食を取りました。質の割に割高感は否めませんが、ここでも店員さんがとても優しく接してくれます。

    食後のコーヒーを注文しました。せっかくなのでボスニアンコーヒーを注文したのですが、ボスニアンコーヒーってトルコで飲んだターキッシュコーヒーと同じなんですね。セルビアで飲んだセルビアンコーヒーも同じでした。この地域では自国の名前を冠したコーヒーはおそらくどこに行っても同じなのかもしれません。

    ボスニアンコーヒー。
    ターキッシュコーヒーとセルビアンコーヒーと同じでした

    私は普通のコーヒーの方が好きなんですけどね。

    昼食を終えて駐車場に戻ると先ほどのおじさんが、また親指を立てて笑顔で見送ってくれました。

    この日はボスニアの西にある湖のほとりにある宿に泊まりました。絶景の見えるこの宿も格安です。しかもこの日の宿泊客は私一人。私が到着したときにイケメンの若い兄ちゃんとそのお父さんがいましたが、自由に使って良いよと言って、鍵だけ渡してくれて、そのままいなくなってしまいました。

    軽井沢の別荘??って思うような大変キレイな景色が眼前に広がる、清潔な一軒家に格安で宿泊できます\(^_^)/

    少しの間、お父さんだけはペンキ塗りの作業をして残ってはいたのですけれども。

    お父さんの方は英語は全く話せないようで、スマホの翻訳アプリを使って色々と話しかけてくれました。

    夏にはたくさんの旅行者が来るけど、どこも空いていて景色が綺麗で気候も良いこの時期が最高だと言います。目の前の湖は1968年に作られたもので水深は95m、水力発電もあるといったことも教えてくれました。

    夜になると誰もいなくなってしまい、外は真っ暗で一人広い宿にいるのは少し怖かったのですが、それでも快適な一軒家を自由に使えるのはありがたかったです。

    ほぼ素通りになってしまったボスニアでしたが、それでも絶景が広がり人々の優しいこの国も私にとってはお気に入りの国の一つになりました。

    さぁ、明日からはついにアドリア海の沿岸の国クロアチア入国です。

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  • ボスニア・ヘルツェゴビナに入国

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    10/25(金)東京出発139日目、セルビア5日目、ボスニア・ヘルツェゴビナ1日目 ベオグラード〜トゥズラ

    歯の治療も済んだことなので、このベオグラードにいる理由も無くなり次なる場所を目指します。

    朝起きて宿の方にお別れを告げると、笑顔で見送りをしてくれました。こんなにも素晴らしい天気が続き陽気も良い時期なのに東ヨーロッパには観光客が非常に少ないです。もしこの時期にお休みを取れる人は、東ヨーロッパは旅行先として大変お勧めできる場所です。

    セルビアの田舎道をのんびり走ります。これだけで私にとっては十分な観光になります。

    何気ない場所ですけど、私は東ヨーロッパの田舎町の町並みが大好きです
    写真が下手すぎて、良さが伝わらない(;´д`)

    15時頃にボスニアとの国境に着きました。これまで東ヨーロッパの国々の国境は非常に空いていてあっという間の国境越えでしたが、ここの国境は多少混んでいました。とは言っても手続き自体は簡易的なので、15分も並べば私の順番がやってきたのですが。

    市川海老蔵似の担当官が非常にフレンドリーに対応してくれます。日本からバイクで来たということにオーバーアクションで驚いています。

    グリーンカードの提示を求められたので見せると、北マケドニアのときと同様に、このグリーンカードはボスニアをしてカバーしていないので別途ここで保険に加入する必要があると言われます。

    きちんと確認していない私が悪いのですが、この担当官が「ごめんなさい」と言ってくれるのです。いやいや、悪いのは私ですから

    この担当官がどこかに電話をしてくれて、保険の手続きをしてくれるおじさんを呼んでくれました。

    別の建物に案内されてそこで手続きをするのですが、このおじさんは全く英語が喋れません。何を言っているのかサッパリわかりませんし、私の言っていることも全く通じません。

    困ったおじさんは先ほどの担当官のところに行って、結局はその担当官に聞きながら書類を作成しました。ようやく手続きが終わり、保険料の20ユーロを支払うと、おじさんは満面の笑みで握手を求めてくるのでした。

    さて、国境で予想以上に手間取ってしまったので、この日はここから数十キロほど離れたトゥズラという町に泊まることにしました。この国も大変安価で綺麗な宿に泊まることができます。

    宿に着くとおばちゃんが出て来て対応してくれるのですが、どうやら英語はほとんど喋れないようです。すると息子さんらしき方がしばらくしてやってきて、英語で宿の説明をしてくれました。

    ボスニアに入って標高が上がり、夜になると霧が出てきていたので、「ロシアのアストラハンからチェチェンに行ったときのように朝方霧の中を走ることになったら嫌だな」そんなことを考えつつ多少心配になりながら、この日は就寝するのでした。

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