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  • 浮かれポンチのアントニオ

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    10/28(月)東京出発142日目、クロアチア2日目、スロベニア1日目、イタリア1日目 ザダル~ベネチア 走行距離428km

    本当はもう一日クロアチアのどこかに滞在してからスロベニアに入ろうと思っていましたが、アントニオからお誘いがあり、また次の日以降しばらくは雨予報だったためこのままベネチアを目指すことにしました。

    キャンプ場から見えるアドリア海も大変美しかったです

    アドリア海沿岸の美しい景色の中、北を目指して走って行きます。

    スロベニアとの国境は山の中にありました。

    スロベニアから先はシェンゲン協定と呼ばれるルールが適用され、日本人であれば90日間はシェンゲン協定内の国は自由に行き来できます。

    ですのでスロベニアの国境は多少は厳しいのかと思っていたのですが、ここもパスポートとバイクの登録証の提示だけであっさりと通過できてしまいます。

    スロベニアでもまた大変美しい景色が広がります。

    スロベニアも大変綺麗な国でした
    天気がイマイチでもこんなに綺麗なのですから、晴れた日は本当に綺麗でしょうね

    本来ならスロベニアもゆっくり回ってみても良いのですが、物価もここに来て更に上がりますし、この日のうちにベネチアに行くとアントニオに伝えているので先を急ぐことにしました。

    しばらく走っているといつの間にかガソリンスタンドの表示価格が跳ね上がっています。

    気付かないうちにイタリアに入っていたようです。

    国境らしきものにも気づきませんでした。本当にここからはフリーパスなんですね。驚きです。

    世界中がこうなれば旅行者にとっては大変ありがたいですが、なかなかそうも言ってられないのでしょうけれども(;´д`)

    この日は久々に400kmを超えるビッグトリップであり、夜露でびしょびしょに濡れていたテントを乾かすのに時間がかかり出発時間も遅くなってしまっていました。さらに最近は非常に日が短くなってきているため17時頃には日が沈んできます。

    私はこれまで朝は早く出発し、日が高いうちに走行を終えて夕方以降はゆっくりするようにしていたため、夜間走行はほとんどしてこなかったのですが、最近は日が昇るのも7時過ぎ、日が沈むのも17時頃と日が短いため、うっかり夜間走行をすることになることが増えてきてしまっています。

    ヨーロッパに入ってから路面状況はかなり良いとはいえ、それでも私は海外ツーリングでの夜間走行はとても嫌です。この日はアントニオの借りているアパートに行けるので泊まる場所が決まっているという安心感はありますが、もう少し時間に余裕を持って行動していればと後悔していました。

    渋滞に嵌ったりもして20時頃になんとかベネチアに到着しました。アントニオからは有料の駐輪場を紹介されていたためそこにバイクを駐輪することにしたのですが、なんと一泊18ユーロ…(-_-;)

    この旅でロシアに入って以降、宿ですらそんなに高いところに泊まったことないのではないでしょうか( ゚Д゚)

    しかし安全を考えたら仕方ないので諦めます。

    しかもこの駐輪場からアントニオのアパートまで徒歩で30分以上離れています。

    このとき私はsimカードを契約していなかったため、とにかくどこかのお店に入ってwifiに接続して、アントニオにそろそろ着くと連絡したいと思っていました。

    しかしお店の前に出ているメニューを見るとどこも目ん玉飛び出るほど高いレストランばかりです。この日は朝食を摂って以来ほとんど何も口にしていなかったのでお腹も空いていました。

    とにかくひたすら歩き回っていると7ユーロくらいで食べられるパスタ専門のファーストフード店を見つけたのでそこで夕飯を摂りながらアントニオに連絡しました。

    おいおい、こんなんで7ユーロも取るのかよと思わず口に出したくなるようなカップに入ったなんともお粗末なパスタを食べながら、やっとこさアントニオに連絡をすることができました。

    夜遅くなってしまって連絡もできずにいたのでアントニオには申し訳なかったのですが、ようやくアントニオのアパートまでたどり着くと、私が来るのを今か今かと待っていてくれたアントニオがアパートの部屋から「ヒデ!」と歓喜の声で呼びかけてくれました。

    階段を降りてきてハグで出迎えてくれます。

    部屋に案内されると部屋にはもう一人若い女性がいました。

    事前にアントニオからガールフレンドと一緒にいるとは聞いていましたが、「なんだ、娘さんと一緒だったのか」と思った矢先、このクソオヤジはこの若い美しい娘さんとイチャコラして、ガールフレンドのノラだと紹介してきやがりました。

    ここに写っている女性がノラ。アントニオのガールフレンドです。
    人に撮ってもらった写真ですけど、私が写真を撮るのが下手なのではなく、カメラが悪いんだと最近思い始めています

    なんなんだこのどうしようもないオヤジは(# ‛Д’)。陽気で良いやつなのは間違いないのですけど、このときばかりはちょっと本気でこのクソオヤジのことを嫌いになってしまいそうでした。

    そしてウズベキスタンでこのクソオヤジが行った「イージーライフ」。あのときはそんなのは大して羨ましくないと思いましたが、これはさすがに少し羨ましいと思ってしまいましたよ。

    しかし散々歩き回って汗を掻いて喉がからからだった私にビールを差し出してくれて乾杯したことで一瞬火が付きかけた怒りの炎もすぐに鎮火されたのですが。

    カザフスタンの宿で偶然の再会以来でしたので、お互いに旅の軌跡を報告します。

    アントニオはトルコからギリシャに入ってアテネでノラと待ち合わせをしていたというのは以前のブログで書いた通りなのですが、実はアテネでスリに遭ってしまったそうです。

    財布を抜き取られて現金とその中に入っていたカード類が無くなってしまったそうです。そしてなんとそのすぐ後に今度はノラもスリに遭ってしまったとのことでした。

    アントニオが予備の財布を持っていたためお金はなんとかなったそうですけど、やっぱりヨーロッパの観光地は恐いなぁと改めて思い知らされました。

    アントニオとノラはアテネで数日滞在したのち、そのままフェリーでここベネチアまでやってきたそうです。

    アントニオの旅ももうすぐ終わりですね。ベネチアからスイスまではあとほんの少し。気を抜かないでとにかく無事に帰宅することを願っています。

    そうそう、アントニオは一旦帰宅したのち、11月は日本に旅行に行くそうです。東京と京都を訪問予定だということですので、もしこんな顔をした陽気なスイス人がいたら一発ぶんなぐってやってください。

    こんな顔のスイス人を東京か京都で見かけたら、一発ぶん殴ってやってください

    そして困っていたら助けてあげてくださいね。

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  • 再びアントニオからコンタクト

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    10/27(日)東京出発141日目、ボスニア・ヘルツェゴビナ3日目、クロアチア1日目 ランボチ~ザダル 走行距離338km

    朝、宿から見える素晴らしい景色に見送られて出発します。

    ボスニアも人がとても優しくて、景色も綺麗で本当に大好きな国でした。

    あっという間の滞在ではありましたが、とても印象深い国になったことは間違いありません。

    宿からは素晴らしい景色が見えました

    走り始めるとすぐにクロアチアとの国境にやって来ます。ここもパスポートとバイクの登録証の確認だけであっという間でした。

    ここの国境もとても簡単なものでした

    クロアチアに入り、アドリア海沿岸を走るとたくさんのバイク乗りとすれ違います。ヨーロッパ中のライダーがここを走りに来ているのかもしれません。

    とにかくアドリア海が見たくて沿岸まで来ました
    アドリア海も大変美しいことは間違いありません

    確かに美しい景色が続くのですが、私はここ数日ずっと走っていた東ヨーロッパの田舎町の景色の方が好きだなと思いました。

    クロアチアに入ると今までの東ヨーロッパの国に比べて多少物価が上がったように感じます。

    特に宿については、ビーチサイドということもあってか、今までと比べると格段に料金が跳ね上がっています。

    なので、下手に宿には泊まらずキャンプ場に泊まることにしました。

    今までもドミトリーに泊まるくらいなら、一人でゆっくり過ごせるキャンプの方が良いとは思っていたのですが、いかんせんシャワーを浴びたいと思うと何日もキャンプ生活をすることにためらいがありました。

    しかし、旅の大先輩、ウランバートルで出会ったセロー乗りの宮崎さんはキャンプすることが多いと伺っていたので、洗濯なども含めてその辺りどうされているのかを質問してみました。

    すると、キャンプ場ならキャンプ場のシャワーを使えるという返事をいただきました。

    なるほど、私の頭の中にはキャンプは道端の夜営のイメージが強かったのですが、キャンプ場にはシャワーが付いている所も多いのですね。

    キャンプ場も場所によってはドミトリーと同じくらいか少し高いくらいの料金の所もありますけど、それでも一人でゆっくり過ごせることを考えればそちらの方が快適です。

    ということでこの日は早速海沿いのキャンプ場に宿泊することにしました。

    キャンプ場に着く頃には日が暮れてしまっていたのですが(;´д`)

    夕飯を済ませて、さて、少し早いけどもう寝るかと思ってテントに入ると、パミールチームの一人アントニオからメッセージが届きました。

    アントニオとはトルコかギリシャ辺りでまた会おうなんて言っておきながら、うまく都合が合わずそのままになっていたので気にはなっていたため大変嬉しい連絡です。

    アントニオはこのときイタリアのベネチアにいて、アパートを借りて一週間ほど滞在するとのことでした。

    もしタイミングが合えば、泊めてあげるからおいでよとの誘いでした。

    クロアチアからベネチアまではほんの少しです。

    キャンプ生活をしようと思っていたのですが、天気予報を見るとしばらくは雨予報のため、これはありがたいということで、次の日、一気にベネチアを目指すことにしました。

    しかし、アントニオはアテネでガールフレンドに会うって言ってたのですが、今も一緒なのでしょうか??

    あのオヤジは相変わらず陽気な浮かれポンチですからね。

    ま、細かいことは気にせず、久しぶりの再会を楽しみ会いに行きましょう\(^_^)/

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